皆さん、こんにちは。
現在、東京ディズニーリゾートは、ランド、シーをはじめ、周辺施設、ホテルまでが、すべて休園、休業中です。
2020年2月29日から、パークが臨時休園。イクスピアリ、ボンボヤージュも休業しました。
ディズニーホテルは、その後も営業を続けていましたが、新型肺炎の蔓延が止まらず、パークの再開予定が5月中旬まで伸びたことから、ディズニーホテルも、3月31日で営業を休止することになりました。
休園中でも、パークの施設の整備やショーパレードの練習は、普段通りに行われています。ディズニーホテルはキャンセルが続出する一方で、予定通りに宿泊される方もいて、ネットには、そういう方々が撮影された休園中のパークの貴重な画像が多数UPされています。
先日、ミラコスタのバルコニールームに宿泊された方が撮影した「TIP-TOPイースター」の早朝リハーサルの画像を拝見したのですが、その内容の激変ぶりに正直ビックリしました。
これは、是非とも記事の形で記録を残さなくてはならない!と思い立ち、今、この時期にTIP-TOPのレビュー記事を書くことにしました。
新型肺炎の蔓延はいまだ収まらず、パークの再開は5月中旬以降にずれ込む模様です。シーでは、6月4日からアーリーサマーイベントの「ダッフィー&フレンズのサニーファン」が予定されており、パーク再開の時期によっては、シーのイースターイベントは開催しないままイベント期間が終了する可能性もあります。
今回は、そうならないことを強く願いながら、私ragiが、全力でレビューを書きます!
Tip-Topイースター2020は、去年とは全く別物!
最初に、TIP-TOPイースター2020(以下、2020と略す)に登場するキャラクター、ダンサーさん達のコスチューム、音楽、海上のバージ類は、2019年に上演したバージョン(以下、2019と略す)と同じです。
最初に、2020版の主な変更点は、以下の3点です。
●ダンサーさん達の群舞の振り付け、フォーメーションが一新された。
●新ダンサーユニット「蝶々ダンサーズ」(勝手に命名)の投入
●ダッフィー&フレンズのポジションの変更。ダッフィー、シェリーメイが、ミッキー広場に上陸!
以下、これらの変更点をベースして、ショーの構成を時間を追いながらお伝えします。
2019のフィナーレ。ミニーちゃん可愛い💛 ミッキーは横向いちゃった~
2020はショーの構成が一新されたので、このシーンも、マジシャンの背負い花?も観ることはできません。
悲報! 2020では、デイジーはミッキー広場には登場しません。残念~~~
2020のデイジー姐さんは、どうやらリドアイル固定のようです。
2020は、ミッキー広場が贅沢すぎる~
こちらは、2019のオープニングシーン。
2020では、テントウムシ隊はラッパを持たずに登場、ダンスのフォーメーションも一新しています。
2019のバタフライ・バレリーナチーム。
2019では、このバタフライをはじめ、ハチ、カエル、マジシャンといった各チームが順番に登場し、自分たちの得意技を披露しながら,うさピヨに技をレクチャーしていくという構成でした。
2020では、オープニングから、全パートのダンサーが総出演で群舞を披露します。それはそれで見ごたえがあるのですが、各パートの特徴を生かしたコスチュームの意味が全否定されてしまいました。
中でも、フィナーレで花を背負うマジシャンチームの演出が、ひらひらした衣装が特徴の蝶々チームが参加したことで、バッサリカットされてます。
ショー終了後、バックヤードに帰っていくダンサーご一行様。
マジシャンチームが背負う花は、かなり大きいですね。マジシャンチームの衣装は、この花を取り付けるため、トップスの背中にアタッチメントが取り付けられています。
2020では花を背負いませんが、衣装は使いまわしなので、見た目「なんで背中のこの位置にスリットやベルトが?」って感じなのが微妙。
2019では、オープニングのあとにミッキー、ミニーが登場でしたが、2020では、オープニングの後に、グーフィー、うさピヨ、シェリーメイが登場します。
ショー開始6分後頃に、ミッキー、ミニー、ダッフィー、蝶々ダンサーズが登場、ショー終盤までずっと滞在します。
ショー開始10~15分頃には、キャラが客席に降りてゲストと触れ合いながら、手遊びダンスを披露します。ここが、2020の一番大きな変更点です。
そのあと、ザンビーニ方面からチップ&デール、ヴィラドナルド方面からドナルドが徒歩でミッキー広場に登場しますが、ひと踊りしたら、チップ&デールはリドアイルへ、ドナルドはバケパ席前からザンビーニへすぐに退場します。何だかせわしないなぁ。
このショーは、ミッキー広場、リドアイルの鑑賞アリアが、1回目は抽選なし、2、3回目は抽選制になっています。ザンビーニ前は、抽選対象外。
ミッキー広場の鑑賞エリアの配置は、この演出のために「ピクサープレイタイム・パルズ」の配置になる模様です。(早朝リハーサルで、ミッキー広場の鑑賞エリアを撮影した画像から確認)
こちらが「ピクサープレイタイム・パルズ」の上演風景。通路幅の分だけ観客数が削られるので、1回目の場所取りや抽選がさらに激戦になりそうですね。
ショー開始20分頃にいよいよフィナーレ。ミッキーミニー、ダッフィーシェリーメイ、うさピヨがステージに勢ぞろいして、華やかなエンディング! そのあと、桟橋からバージに乗船して退場します。
とにかく、2020は、ミッキー広場が豪華すぎ! 2019は一部で「ミッキー広場の可動ステージがスカスカでつまらない!」と酷評されていました。その点が改良されたのはうれしいけど、ここまでてんこ盛りにしなくても、という気もします。
蝶々ダンサーズは、お色気担当?
2019は、謎の黄色い生命体「うさピヨ」がメインだったので、ショー全体がランドっぽい、お子様向けの雰囲気でした。
2020もうさピヨがメインなのは同じですが、今回はやや控えめな感じ。ショー全体が、ダンサーの群舞でぐいぐい押していくような内容になっています。
その2020の雰囲気をさらに強調しているのが、蝶々ダンサーズの投入。(どんな衣装かは、ネットで確認してください。)
蝶々ダンサーズは、女性4人一組で、ミッキー広場、リドアイル、ザンビーニ前にそれぞれ1グループが配置されています。
衣装は、つば広の帽子、フィッシュテールスカートのワンピース、マント。このマントの端に棒が仕込まれていて、蝶の羽のように広げることができます。
フィッシュテールスカートとは、前が短く後ろが長い、イレギュラーヘム(裾)のスカートです。蝶々ダンサーズのワンピースは、前がミニ、後ろがひざ丈とかなり大胆なカット。足のラインがくっきり見えるので、とても大人っぽい雰囲気です。
ワンピースは白をベースに、アクセントカラーに赤、ピンク、薄グリーン、ラベンダーを配して4色に色分けされています。
2019のお色気担当?は、マジシャンチームでしたが、2020ではマジックのシーン自体が無くなってしまったので、お色気を発揮するシーンがないのが残念ですね。
「はい、本日のハイライト~ 脅威と恐怖のアラベスク、人体切断マジックでございます~」
って、マジックランプシアターのシャバーンよりも上手そうなマジックの1シーン。閉じ込められているのは、カエルチームのダンサーです。
マジシャンチームは、男性1人、男装の麗人?1人、アシスタントの女性2人の4人で1チームです。2019では、左側の濃いピンクの衣装のダンサーさんの中の1人が「めちゃ、かわいいダンサーがいる!」と異常な人気を呼んでいましたっけ。2020でも同じ役柄で踊っているのかしら?
2020で初登場予定の蝶々ダンサーズ。どうか、1日でもいいから、その華麗なダンスが見られますように・・・
ダッフィー&フレンズ 2020はバラバラに
2019では、リドアイルに固定だったダッフィー&フレンズ。
2020では、ダッフィー、シェリーメイがミッキー広場へ。ジェラトーニはリドアイル、ステラ・ルーは、バケパ席前からザンビーニ前と、それぞれのポジションがばらけました。
2019ではダッフィー&フレンズは全員(全匹?)リドアイルに上陸するので、同じバージに乗船していましたが、2020では別れて乗船するようです。ちなみに画像は、2019のショーが雨でキャンセルされた時に行われるご挨拶バージョン。キャラのフォルムに合わせてレインコートも形作られていますね。
2020では、ダッフィー&フレンズは、下記のように4隻のバージに分かれて登場します。
●ミッキー、ミニー、ダッフィー
●グーフィー、プルート、シェリーメイ
●ドナルド、デイジー、ジェラトーニ
●チップ&デール、ステラ・ルー
あれ? 全員男性のはずのテントウムシダンサーズが、ご挨拶バージョンでは女性に? 思わず2度見してしまいました。結構レアなショットなので、資料として画像を上げておきます。
2020では、ダッフィー、シェリーメイがミッキー広場に上陸し、ショー中はずっと滞在します。
ステラ・ルーは、早朝リハーサルの画像をチェックしたところ、ミッキー広場後方の桟橋で下船して、バケパ席前からザンビーニ前を行き来していました。
ジェラトーニは、ドナルド、デイジーと同じバージに乗って登場するので、デイジーと一緒にずっとリドアイル固定のようです。
なんでネットにジェラトーニの画像がないかというと、ミラコスタのハーバーが見えるポルトパラディーゾサイドで、リドアイルが見える客室は、「ピアッツァビュー・ダブル」7室のうちの6室しかないからです。(残る1室は、ミッキー広場ビューの位置にある。)
シーが休園中は、ミラコスタの客室予約もキャンセル続出。そんな時期に、ハーバーショーが見えない角度のピアッツァビュー・ダブルの客室には、さすがのディズニーフリークでも泊まる気にはなれなかったのでしょう。
ちょっと話がそれましたね。
ショーの終盤は、上陸したキャラが再びバージに乗船、ハーバーを周回して退場していきます。
本番のフィナーレでは、派手なパイロ(花火)の演出も加わることでしょう。(さすがに早朝リハーサルでは花火は上げない。)
以上で、ショーの主な流れや見どころは把握できたと思います。1日も早く、ウィルス蔓延が収まり、パークが再開し、いつものようにハーバーショーが開催される日を心待ちにしています。