皆さん、こんにちは!
今年も早や5月ですね。そして3年ぶりに緊急事態宣言もまん防もない普通のGWがやってきました。コロナ禍でお出かけを我慢していた人も、今年のGWは遠慮せずに旅行が楽しめますね。
「今年のGWは、やっとディズニーに行ける~!」という人も多いのでは?
でも、2020年7月にパークが再開して以降、東京ディズニーランド、ディズニーシーはコロナ禍の影響で、休園前とは別物のパーク?というくらい、ありとあらゆることが変わってしまいました。
そして今回、テーマに取り上げるのが、
「スタンバイパス制度の停止」
です。
今回は、GW前に突然起こったこの事件について、自称「パークの回りスト」ragiがとことん深掘りしていきますよ。
「えっ!? ソアリンのスタンバイが180分!?」
これは休園前の待ち時間の画像ではありません。2022年5月2日(月)のシーの実際の待ち時間です。スタンバイパス制度が停止すると、途端にこんなことが起こってしまうのです。
実は、無いと困るスタンバイ制度
4月20日、ディズニーは公式にこんな記事を発表しました。
「東京ディズニーランド・東京ディズニーシー パーク運営の一部変更について」
https://www.tokyodisneyresort.jp/topics/info/220420_operation.html
コロナ禍も3年目を迎え、政府の方針が「0コロナ(ゼロコロナ)」から「withコロナ(ウィズコロナ)」にシフトしたことを受けて、遊園地・テーマパークを運営する会社で作る協会のガイドラインが見直されたことが、パーク運営の一部変更に繋がっています。
https://www.e-yuenchi.com/pdf/amusement_park_guideline.pdf
そして2022年4月25日(月)から、ディズニーでの運営の一部変更が実施されるようになりました。ポイントは、大きく3つあります。
- ソーシャルディスタンスを示すテープの撤去
- スタンバイパス制度の停止
- レストランでの同一グループ同一テーブルでの利用人数の制限の撤廃
これは、パーク側は、これまで通りにソーシャルディスタンスの保持、マスク着用、手の消毒、施設の換気といった感染予防対策は継続するが、基本的なことはゲストの自主性にお任せします、という意味です。
この中で、ゲストにとって最も影響が大きいのが、2つ目の「スタンバイパス制度の停止」です。もともとスタンバイパス制度は、待ち列が長くなって密が発生するのを防ぐ目的て作られた制度で、待ち時間を少なくする効果はありませんでした。
それでも、土日祝といった混雑日に人気アトラクションがスタンバイ60分前後で利用できていたのは、このスタンバイパス制度のおかげだったんです。
スタンバイパス制度が停止した4月25日(月)は、まだGW前の平日だったので影響は小さかったのですが、徐々にスタンバイ時間が長くなりだし、GW初日の4月29日(金)はランドの美女と野獣が220分待ち、シーのソアリンが200分待ちというとんでもない数字が出てしまいました。
こちらは2022年5月2日(月)の、ランドの美女と野獣のスタンバイ時間。連休の谷間の平日なのに150分待ちになっています。
こちらも5月2日(月)の、シーのタワー・オブ・テラーのスタンバイ時間。期間限定のアンリミテッドバージョン開催期間以外でタワーがスタンバイ90分を出すのは、あまりないことなんですよ。平日でも学生さんが多かったのかな?
スタンバイ時間が長すぎる!?
さて、スタンバイパス制度はいつから導入されたかご存じですか?
最初は、2020年9月23日、シーだけに導入されました。
https://sskumatei.com/2800.html
パークがコロナ禍の休園から再開したのは2020年7月1日からです。当初は休園前のFP制度は休止していて、アトラクションは全てスタンバイで利用していました。
この頃、ランドの新エリアはコロナ禍の影響でグランドオープンが延期されたままで、新アトラクションの美女と野獣、ベイマックスはまだオープンしていませんでした。
そのため、再開後のゲストの人気は、2019年7月23日にオープンした「ソアリン」に集中、同じくシーにあるトイストーリーマニア!も人気が続いていたので、この2つのスタンバイ時間が異常に長い状態が大きな問題になってきました。
当時はランド、シーとも各2万人しか入れていませんでしたが、シーのソアリンは連日100~140分待ち状態。ソーシャルディスタンスを保持するため、間隔を空けてゲストを並ばせていたので、スタンバイ列がマーメイドラグーンまで延々伸びるというひどい状態でした。
列の管理に多くのキャストが必要で、その分、本来の業務が出来ずにサービス低下➡ゲストから苦情が殺到、という、キャストもゲストもぎすぎすした状態が続いていたんです。
そういった状況を改善するために考え出されたのが「スタンバイパス制度」でした。パスを取れなかったゲストからの苦情もありましたが、とりあえず、100分を超える待ち時間の解消には効果を発揮しました。
そのスタンバイパス制度が、2022年4月25日から停止してしまいました。そのため、パークは実施前の暗黒時代?に逆戻りです。すべてのアトラクションが並べば利用できるのはゲストにとってメリットですが、一方で長いスタンバイ時間を強要されることになりました。
一応、スタンバイパスがなかった頃でも「効率の良い回り方」はありましたが、当時は入園者2万人。今は1パーク3万以上入れているので人気どころ以外も長い待ち時間になってしまっているようです。
https://sskumatei.com/2629.html
最新の効率の良い回り方を教えて~
う~ん、これは難しい問題ですね。FP制度やスタンバイパス制度があれば、人気どころはそちらを発券し、他のものはスタンバイという風に振り分けることが出来ました。
でも、全部のアトラクションがスタンバイのみ、しかも入園者がそれなりに多いとなると、攻略法は限られてきます。
まずディズニーでは、休園前、休園後も「早起きは三文の得」です。早めに開園待ちして、入園者数が少ないパークを攻略することが、アトラクションたくさんに繋がります。休園前、私は「早起きはFP3枚の得」を座右の銘にしていました。(笑)
スタンバイパスが無くなった今、ランド、シー共通で考えられる攻略法はこちらです。
出来れば午前6時、遅くとも7時にはゲート前並び
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入園したら、エントランスから遠いアトラクションを利用
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アプリで待ち時間をチェックし、スタンバイ時間の短いものを利用
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人気どころはスタンバイ時間をチェックして、時間が短くなってから利用。13~15時頃、19時以降など。ただしラインカットには注意!
スタンバイパスがないと、入園者数=パークの混雑に直結します。土日祝はアトラクションたくさんはあきらめて、乗りたいものを絞って攻略しましょう。平日に行ける人はなるべく平日に入園。その方がチケット代も安いし、パーク内でのストレスも少なくて済みます。
ディズニーでは2021年10月1日から「チケットの価格変動制」を導入しています。最安7900円~最高9400円とかなりの差があるので、混雑する土日祝はなるべく行かないのが、得策かもしれません。
では、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。