皆さん、こんにちは!
今年も暑い夏がやってきますね。
東京ディズニーランド、シーでは、2025年7月2日~9月15日の期間限定で「Summer Cool off(サマー・クールオフ)」と言うイベントを開催します。これは、暑い夏のパークをクール(涼しく)に楽しんでももらおうと言う企画です。
ディズニーランドの方のイベントのメインは、3年連続で「ベイマックスのミッション・クールダウン」(散水パレード)を開催。
そしてシーでは、コロナ禍以降5年ぶりに散水ショーが復活します。ショーのタイトルは、
「ドックサイド・スプラッシュ・リミックス」
このショーは、メディテレーニアンハーバーではなく、SSコロンビア号前の「ドックサイドステージ」を使って行われます。ショーの内容は? どんな風に水をまくのかな? 皆さん、興味津々ですよね。
実は私、パークの夏の「散水ショー」が大好きで、2009年以降のランド、シーの散水ショーはすべて「ずぶ濡れ体験」してるんです。そこで今回はその経験から、このショーの見所や鑑賞方法などを検証していきたいと思います。
これがドックサイド・ステージの今
「ドックサイド・ステージ」とは、SSコロンビア号の船首前にある屋外ステージで、コロナ禍前は「ハロー! ニューヨーク」や「テーブル・イズ・ウェイティング」などの人気ショーを上演していた場所です。
収容人数は約600人、通常の鑑賞エリアはベンチ席ですが、今は「ドッグサイド・スプラッシュ・リミックス」上演のために、こちらの画像のようにステージ、観客席が「魔改造」(笑)されています。なお、今回のショーはタイトルが長いので、以降、「スプラッシュ」と略しますね。
後方に見える階段が付いた段差が、ドックサイドステージの本来のステージです。
ステージの前の観客席の真ん中を貫くように「ランウェイ」が設置され、その先端に「ウォーターキャノン(強力な水鉄砲)」が設置されています。まるで戦艦の主砲みたいですね。
こちらがSSコロンビア号のデッキから撮影したランウェイの全景です。予想以上に長いですね。ショー中はこのランウェイをミッキー、ミニー達やダンサーさん達がめまぐるしく行き来する構成と思われます。
ランウェイ手前の地面に見えるグレーの点々は、バケーションパッケージやDPA(ディズニープレミアアクセス)のゲストの立ち位置ポイントです。これを撮影した時点では、ランウエイ向こう側には点々が見えませんが、鑑賞エリアはランウェイ左右に配置されているので、現在は同じように立ち位置ポイントが表示されています。
ゲストはこの鑑賞ポイントの上に立ってショーを鑑賞します。ショーはオール立ち見。お子さんは大人に埋もれてショーがよく見えないと思います。
メインステージの左右にはミニステージも設置されています。この時はまだカバーが掛けられていましたが、ウォーターキャノン3門が透けて見えています。ランウェイ周辺のゲストはこのウォーターキャノンの放水を浴びることになります。
ショー鑑賞エリアについて
スプラッシュのショー鑑賞エリアは、3つの区画に分類されています。
- バケパエリア/ランウェイ左右の前方/ピンク色の部分
- DPAエリア/ランウェイを囲むエリア/水色の部分。1人2500円
- エントリー受付/ランウェイの後方、通常のドックサイドステージの鑑賞エリアの外側周辺、緑色の部分。無料
「エントリー受付」は、ショー鑑賞の抽選制度で、当日、入園してからエントリー受付を行います。当選結果はエントリー受付を行った後、すぐに判明します。
スプラッシュはエントリー受付エリアでさえ、会場の外の後方になるので、水はほとんど飛んでこないし、音楽も聞こえる程度。抽選に外れたら、スプラッシュ鑑賞はスパッと諦めた方がよいと思います。
ディズニー公式に出ているショー鑑賞エリアの画像に、位置関係がわかるように書き込みを入れてみました。
通常のドックサイドステージのエリアは水色の部分までです。一般エリアは会場周辺になるので、ステージは遙か遠く。音楽は聞こえるけどキャラは見えない、でも水は飛んでくると言う感じになりそうです。
「ホレーショー」は、普段は客船のスクリューが展示してある一段高いエリアです。クリスマスツリーが立てられる位置と言った方がイメージしやすいかな。スプラッシュではこんな後方まで水が飛んでくるわけですね。
スプラッシュ開催前後は、ハドソンリバーブリッジは閉鎖される予定です。そのため、例えば、奥地のインディを利用してからタワーに乗りたいゲストは、ショー開催前はケープコッドからアメリカンウォーターフロント方面へ向かうことは出来なくなります。
このように、夏イベント期間はパーク内の移動に大きな制約が生じるので、当日のプランニングは時間の余裕を持つようにしましょう。
ドックサイド・スプラッシュ・リミックスは夜開催!
続いて、スプラッシュの開催時間に付いて解説します。
スプラッシュの7月の上演時間は以下の通りです。スプラッシュは夏イベント期間の9月15日まで継続開催なので、おそらく上演時間は8月、9月も同じだと思われます。
1回目 | 17時55分 |
2回目 |
19時25分 |
3回目 | 20時55分 |
7月の、シーのナイトスペクタキュラー「ビリーヴ! シー・オブ・ドリームス」の開催時間は20時15分です。
ビリーヴ!の上演時間は約25分なので、ビリーヴ!鑑賞後にスプラッシュの3回目は一応間に合いますが、キャラが見えるようないい場所の確保はもう無理。
バケパやDPAで3回目のショー鑑賞エリアを確保しているゲストでも、ビリーヴ!鑑賞後の移動で時間を食われるので、3回目の鑑賞は厳しいと思います。と言うことで、ビリーヴ!鑑賞とスプラッシュの3回の両立は厳しい感じです。
スプラッシュは1上演約20分のショーです。夏イベント期間でも、シーの閉園時間は通常の21時です。勘のいい方ならすぐに気づきますよね。
スプラッシュの3回目を鑑賞すると、ショー終了時間が21時15分、閉園時間を過ぎてしまうのです。
なので、ショーが終了したら有無を言わせずゲストは強制的に退園です。そのため、ショーでずぶ濡れになったから、トイレでちょっと身繕いしたいな、ということも認められません。
これは困りますよね~ 真夏でも夜にずぶ濡れだと、衣服が乾かないので体が冷え切ってしまいます。この辺は、コロナ禍前のランドの城前の夜の散水ショーを経験した方ならよくおわかりだと思います。
「ランドの城前の散水ショー? それがスプラッシュと何の関係があるの?」
これが実は大ありなんですね。その理由はこちら。
「シーでは、今まで1回も夜の散水ショーを開催した実績がない!」
つまり、シーで夜にずぶ濡れになって、その後の処理をどうするかという体験をした人がいないのです。私が回答者をしている「Yahoo!知恵袋」では、こういったディズニーの新しいショーが始まる前に「新しく始まる○○というショーはどんな感じですか? 前例があれば教えてください」という質問がよく出ます。
今回のスプラッシュに関しては、体験者自体がいないので、本番が始まるまでは誰も回答が出来ないですよね。ランドの、夜の城前の散水ショーを1回でも体験した方は、「夏の夜にずぶ濡れはやばっ!」という認識はあるけど。
ランドで夜の散水ショーが開催されたのは、2019年の「ドナルドのホット・ジャングル・サマー/オー・サマー・バンザイ」が最後です。すでに6年前のショーになるので、当時のことは忘れちゃったとか、まだ子供で未経験の方も多いことでしょう。
ランド、シーとも、パーク内のトイレで着替えは禁止されています。昼の散水ショーの後には、周辺のトイレの入り口に監視役のキャストさんが張り付いて、ずぶ濡れのゲストに対して、トイレで着替えないで!と繰り返し注意を行います。
夏場の日差しが強い時間帯だと、ずぶ濡れになっても2,3時間で衣服は大体乾きますが、夜は服が全然乾かないので、体がどんどん冷え切って体力を消耗します。
とりあえず、体験者の私からは、「夏の夜のずぶ濡れは、とっても危険」と警告しておきます。
これらを前提に、スプラッシュの1回目17時55分を鑑賞してずぶ濡れになると、ビリーブ!鑑賞の場所取りに影響が出るし、夕食でシー内のレストランを利用するのも難しいです。
2回目19時25分を鑑賞すると、ビリーブ!はずぶ濡れで遠目からの鑑賞になるでしょう。濡れたままで夜のショーを30分も見続けるのはかなり厳しい。
3回目20時55分を鑑賞すると、ショー終了後は強制退園なので、当日は車で来園か、ディズニーホテル、オフィシャルホテルに宿泊ありのゲストでないと難しいと思います。
でも、せっかくの散水ショーを、がっつりレインコート着用で鑑賞するのも野暮ですよね。この辺はもう、スプラッシュを取るか、それ以外を取るかの2択になると思います。
いかがでしたか?
では、この記事が皆さんのお出掛けの参考になれば幸いです。
2025年夏、「ドックサイド・スプラッシュ・リミックス」は、シーの歴史に名を刻む神ショーになれるか!?