ディズニー休園期間延長⁉知らないと損をするチケットの交換・払い戻し事情 交換不可の券種も存在する!?

皆さん、こんにちは!

新型肺炎による、全国一斉休校の要請を受け、オリエンタルランドは、2020年2月29日~3月16日の予定で、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー(以下、パークと略す)を臨時休園としました。同じ日程で、ボンボヤージュ、イクスピアリも休業中です。

先日、2020年3月11日、オリエンタルランドは、新型肺炎の蔓延が続いているとして、休園期間を、4月上旬まで延期、ランドの新エリアの開業も、5月中旬以降に延期することを発表しました。

これにより、4月11、12日に予定されていた、新エリアのプレビューイベントも、事実上、中止となりました。

 

パークの休園期間が延長されたことにより、休園期間に利用期限が来てしまうチケットを持っているゲストも、当然増加します。

1回目の発表では、チケットの交換、払い戻しは、3月9日~16日の間に、専用WEBサイトを立ち上げて、そちらで対応、となっていましたが、休園期間が延びたことにより、WEBサイトの立ち上げ期限も、3月31日まで延期されました。

今回の休園は、時期的に、1年で一番入園者が多い、春休み期間に丸被りしてしまったため、休園期間に該当するチケットを持っているゲストが、相当数に上ります。

加えて、学生さん向けのキャンパスデーパスポートの利用期間も重なっていたので、一時期、yahoo知恵袋では、「キャンパスデーの払い戻しは、どうやるの!?」という質問が相次ぎました。チケットは直接お金に関係するものですから、皆さん、気が動転していたんでしょうね。

 

そこで、WEBサイトの立ち上げに先駆けて、手持ちのチケットの交換、返金の方法をわかりやすく解説した記事を作成しました。

公式から得た、あまり知られていない情報もあるので、見逃すと損をしますよ!

 

 

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まずは、キャンパスデーパスポート2020

 

キャンパスデーパスポートについては、購入先によって手続きが異なります。

お手持ちのパスポートの券種を照らし合わせて、手続きを行ってください。

●名刺サイズの、イラスト付き実券➡専用WEBサイトで、交換か、返金

●コンビニで購入した、コンサートサイズ➡JTBに電話して、チケットの取消、返金

●旅行会社のツアーに付随したチケット(観光券)➡旅行会社で取消手続き

 

これらについては、

「ディズニー 新型コロナで休園!? キャンパスデーパスポートはうなるの? よくわかる解説」

https://sskumatei.com/1932.html

こちらに、事細かに、詳し~く解説してあります。

 

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今回の臨時休園で、3月19日まで開催予定だった、

「タワー・オブ・テラー アンリミテッド」も、打ち切り終了となりました。

まだ体験できていなかった学生さん、残念でしたね・・・

 

 

通常の1ディパスポートの交換、返金について

 

次に、通常のパスポート全般について説明します。

 

今回、専用WEBサイトで交換、返金対象になるのは、以下の券種です。

以下の場所で購入された場合は、チケット対応WEBフォームにてご申告ください。

●東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト、東京ディズニーリゾート・アプリ・上で購入された方

●ディズニーホテル、東京ディズニーリゾートオフィシャルホテル、パートナーホテル、東京ディズニーリゾートグッドネイバーホテル、ディズニーストアにて購入された方

●東京ディズニーリゾート現地チケット販売窓口にてご購入された方

(以上、公式より引用)

 

これらに該当するチケットをお持ちの方は、専用WEBサイトに必要事項を記入の上、送信。利用期限が2021年3月31日までのパスポートに交換か、返金のどちらかが選択できます。

利用期限内に出かける予定がある方は、交換がおすすめ。TDRのチケットは、2020年4月1日から値上げが公表されていて、これは、休園に関係なく実施されます。

改定後は、1ディ7,500円➡8,200円になるので、ある意味、交換した方がお得ですね。不幸中の幸いとは、このこと?

返金の場合は、振込先の預金口座を指定して、そちらに送金という形になるでしょう。ただ、金融機関ごとに、振込手数料に差があるので、もしかしたら、送金手数料を差し引いた額の返金になるかも知れません。(この辺は、WEBサイトで確認のこと)

 

それと、2ディ~4ディのマルチデーパスポートは、どうなるのか?

返金はいいとして、チケットの交換は? 今回の休園により、3月1日から、日付指定の販売が停止しているし、次回の来園日なんて、変更手続きをしている段階で決まっている人なんて、まずいないと思います。

ということで、1ディ✖日数の形で交換するのではと推測します。

 

次に、コンビニで購入したチケットは、JTB HAT販売センターに連絡して取消、旅行会社で購入したチケットは、窓口で取消。この辺は、キャンパスデーパスポートのケースと同じです。

 

 

 

今回限りと、鳴り物入りで始まった「ベリーベリーミニー」

3月に、このイベント目当てのお出かけを計画されていた方も多かったことでしょう。それが、こんな形で、突然終わってしまうなんて。

涙、涙で、ミニーの顔もゆがんで見えてしまいますぅ~~

 

 

あなたは知ってる? ディズニーの特殊な券種

 

 

今回の専用WEBフォーム立ち上げについては、yahoo知恵袋でもたびたび質問が上がっていました。

そのほとんどが、「WEBサイトって、どこにあるの?」、「スマホじゃ見られないの?」といった内容。

う~ん、そういうのって、人に聞く前に、まずHPで調べませんか?

ということで、それに対する回答は、ほとんどが、

「まだ立ち上がっていません。おとなしく待ちなはれ!!」

みたいな感じです。(笑)

 

その中で、「これは、どうなるんだろう?」という質問に、目が留まりました。それは、

「休園中に利用期限がくる、スポンサーパスポートは、交換対象ですか?」

というものでした。

スポンサーパスポートと聞いて、「あぁ、あれね。」と、ピンっと来る人は、結構なディズニー通です。

これは、TDRのアトラクション、関連施設のスポンサーをしている企業の従業員だけが入手できる特殊な券種で、いわゆる「関係者限定パスポート」なんです。

 

 

ちょっと訳ありで、ボケボケ画像ですが。これが、スポンサーパスポートです。

価格は、通常の1ディの7,400円ですが、従業員は、500~1,000円引きで購入できるそうです。

ちなみに、2020年10月1日の消費税10%UPに伴い、1ディは、7,500円に価格改定されています。

 

普通、日付指定がない、通常の「オープンパスポート」は、入場制限時には、制限が解除されるまで入園できません。

でも、スポンサーパスポートは、これ1枚で、ランド、シーどちらにも入園できる上、入場制限関係なしの、いわば、「1ディのジョーカー」!

以前は、ランド、シーの年間パスポート(ファンの間では、単パスと呼ぶ)は、入場制限時でも入園が可能だったのですが、2018年3月1日から、この特権が使えなくなってしまいました。

ということで、現在、1ディで最強なのは、「スポンサーパスポート」ということになります。

 

で、その質問の主は、公式の発表を見ても、スポンサーパスポートが交換、返金できるのかがどこにも書かれていないことを不安に思い、質問されてきたということです。

 

確かに、私が隅々まで読んでも、公式には、スポンサーパスポートについては、どこにも記載がありません。

それは、スポンサーパスポートが、一般人には買えない、特殊な券種だから。で、実は、そういう「特殊な券種」って、他にもあるんですよ。

多分、一番有名なのは、「株主優待券」です。その次が「スポンサーパスポート」「キャストトレーニングパスポート」なる券種も存在します。これって、聞いたことあります?

TDR公式の旅行プラン「バケーションパッケージ」(略して、バケパ)にセットされているパスポート、ディズニーホテル宿泊者のみが購入できる、「マルチデーパスポート・スペシャル」も、利用期間限定、初日から両パークに入園できる、特殊な券種です。

 

そこで、私も、このケースはどうなるんだろう?と気になり、先日、TDRゲスト相談室に、メールで問い合わせてみました。

 

いつもは、1、2日で返事が来るのですが、今回は、5日ほどかかりました。休園関係で問い合わせが多いのかも知れませんが、どうも、質問の内容的に、回答する側からしたら、かなりデリケートな部分があったようなのです。

 

ディズニーのパークチケットは、譲渡不可!

 

TDRでは、2019年6月4日から、チケットの券種変更のルールが大幅に改定されました。

基本、「差額が生じる、券種変更は、一切不可」。年齢区分変更も、1ディから、2ディ、3ディに変更するUPグレードもできなくなりました。

変更できるのは、日付指定と、パーク変更だけです。

 

これは、チケットのオンライン化、券売業務の自動化(チケットの自動販売機の導入)に関連すると同時に、チケットの不正譲渡阻止の意味合いもあります。

ここでいう、不正譲渡とは、メルカリやオークションサイト、金券ショップで、チケットを購入する、いわゆる「転売」を指します。

ディズニー側も、以前から、ネットの転売サイトに出品されたチケットのQRコードを無効化するなどの手段を講じてきました。これらの対策については、西の雄「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」の方に、一日の長があります。

 

その転売によく出品されるのが、先に挙げた、「特殊な券種」です。

例えば、「スポンサーパスポート」は、スポンサー企業の従業員が、割引価格で購入できますが、勤め先が、TDRのスポンサーでも、従業員全員がTDR好きとは限りません。なので、以前から、安く買ったパスポートを親戚や知人に譲ったり、ネットや金券ショップで転売する人が後を絶ちません。

 

「キャストトレーニングパスポート」は、TDRに勤務しているキャストが、非番の日にパークを訪れて、ゲスト目線で気づいたことや改善点を提案する目的で無料配布されている券種です。このパスポートが、転売されている。つまり、内部の人間の不正横流しですから、さらにたちが悪い。

 

株主優待券は、オリエンラルランドの株主に、年に2回、プレゼントされる券種です。「優待券」ですから、もちろん、無料。

なのに、今でも、金券ショップに行くと、分厚い束のまま、販売されているケースが多いです。必ずしも、オリエンタルランドの株主=ディズニーファンではないので、使わないまま、期限がくるよりは、売った方がいいと思う気持ちもわかりますが、不正譲渡である事実は変わりません。

 

今回、TDR側から得た回答は、

「スポンサーパスポートは、現地のチケットブースで、チケットの内容を確認の上、利用期限が2021年3月31日までのパスポートと交換いたします。

とのことでした。WEBサイトのように、現金での払い戻しは出来ません。

 

キャストトレーニングパスポートは、本来、キャストが使うものなので、交換不可。

同じ理由で、もともと無料配布の、株主優待券も、交換不可とのことです。

<2020年3月19日追記>

株主優待券に関して続報。利用期限が、2020年6月30日までのものは、利用期限が3か月延長され、2020年9月30日まで有効になります。使用する場合は、手続きは不要で、そのままゲートを通過できます。

この措置は、表面のイラストが、ドナルドのホットジャングルサマーの株主優待券が対象になります。

表面のイラストが「ベリーベリーミニー」、利用期限が、2021年1月31日までのものは、期間延長はされません。

 

 

実は、私がこの件で、本当に知りたかったことは、今回の休園に関するチケット交換サービスが、

「チケットロンダリング」に悪用されるのでは? という点でした。

そういう疑問を持ったのは、ある質問を見てからです。

 

その質問は、

「利用期限が、2月29日から3月15日までの、期限が迫っているパスポートは、どこで買えますか?」というものでした。(3月5日頃の質問なので、まだ、3月16日再開予定だった。)

他の回答者は、「チケットの利用期限は、買った日から1年間ですよ。」と回答していましたが、それは、質問の意図を理解していない。

その質問者は、利用期限が迫って、安くたたき売られているであろう、チケットを入手して、WEBサイトで、利用期限が1年間ある、8,200円のチケットに交換してもらおうと考えていたんですよ。

これって、犯罪で得た資金を洗浄する「マネーロンダリング」と同じ、一種のチケットロンダリングですよね。

 

TDR側も、そういった事態は想定していたようで、だから、スポンサーパスポートなどの、特殊な券種は、現地で現物を見て、交換か不可かを判断することにしたのでしょう。その際、チケットの持ち主には、事情聴取を行うこともあると、回答には書かれていました。

例えば、東京の親戚からもらった、スポンサーパスポートの利用期限が近いから、再開したら、TDRに出かけてみようとか、転売で安いチケットを買ったから、行ってみようという人は、一度、TDRゲスト相談室に問い合わせた方がいいと思います。

 

★TDRゲスト相談室★

0570-00-8632(9時~17時)

 

いかがでしたか?

今回の臨時休園は、とても残念な出来事だけど、ランドのベリーベリーミニーの異常な人気ぶりから、3月の春休み期間、4月のランドの新エリア開業まで、TDRがヒートUPしすぎて、ちょっと危険な雰囲気は感じていました。

もしかしたら、今回の新型肺炎騒動は、そういった、人々の過剰な高ぶりを諫める、天の采配だったのかもしれません。

どうか、このまま、災いの嵐が過ぎ去り、パークに、穏やかな春が訪れますように・・・

 

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