ディズニー「スタンバイパス」導入へ!FPとはどう違う?とってもよくわかる解説

皆さん、こんにちは。

7月1日にディズニーパークが再開して、はや2か月半が過ぎました。パークではコロナウィルス感染防止のため、安全対策を工夫して営業を続けています。

先日、9月19日(金)、ディズニー公式で、大きなニュースが次々と発表されました。そのうち、最も注目されるのが、こちらの3点です。

 

●ディズニーランド新エリア 9月28日(月)にオープン決定

●ランド、シーのグリーティング施設に「エントリー受付」制度導入(9月19日から)

●スタンバイパスの導入(9月23日から)

 

今日は9月20日、すでに運用しているグリーティング施設の「エントリー受付」は、利用者からの情報で「エントリー受付という名の、ショー抽選システム」であることが判明しています。

それより気になるのが「スタンバイパス」。初めて聞く名前だし、使い方はどうするの? 入園しても「スタンバイパス」が取れなかったら、対象アトラクションには乗れないの? と不安がいっぱいですよね。

 

そこで、緊急に「スタンバイパス」についての詳しい記事を作成しました。

実は、ディズニーの公式の「よくある質問」のサイトには、すでに「スタンバイパス」に関するQ&AがUPされています。でも、項目が29もあり、テキストのみなので、ディズニービギナーさんには理解しにくい内容です。

そこで、自称「パークの回りスト」ラギが、「スタンバイパス」について、小学生でもわかるようにやさしく詳しく解説していきますね。

 

 

 

パーク再開後の、ある平日の朝イチのソアリンのスタンバイ状況。スタンバイパス導入で、長時間のスタンバイが解消できるかも?

 

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スタンバイパスが必要なアトラクションを教えて!

 

9月23日から導入されるスタンバイパスは、今回はシーのソアリンと、トイストーリーマニア!の2つだけです。

どちらも大人気のアトラクションで、再開後の空いているパークでもスタンバイ時間が常に45~100分になるアトラクションです。

 

ランドの方には、スタンバイパス対象のアトラクションはありません。

 

 

トイストーリーマニア!があるエリア「トイビルトロリー」の夜景。

ここは、閉園間際まで常にゲストでにぎわっています。

 

 

スタンバイパスって何ですか?

 

パークが再開した7月1日以降は、アトラクションを少ない待ち時間で利用できる「ファストパス(FP)」のシステム自体が休止しています。お一人様向けの「シングルライダー制度」も休止しているので、今は、アトラクションはすべてスタンバイでしか利用できません。

そのため、今回スタンバイパス対象になったソアリン、トイストーリーマニア!を利用するには、長時間列に並ぶしかありませんでした。再開後はソーシャルディスタンス保持のため、列の間隔を取って並ばせているので、ソアリンのスタンバイ列がミステリアスアイランドを通り越して、マーメイドラグーンまで達する時もあります。

 

そのスタンバイ時間短縮と、長い列を解消するのが「スタンバイパス」です。

取り方はとっても簡単。ディズニーアプリからスタンバイパスのサイトにアクセスし、アトラクションを選択➡並ぶ時間を選択、決定➡画面にスタンバイパスの指定時間が表示されたら、取得成功。

指定時間の幅は1時間です。時間になったら、アトラクションの入り口でスタンバイパス取得に使用したチケットのQRコードをキャストさんがスキャナーで読み取って列に並ぶ、こういう手順です。

スマホを持っていないゲストは、アトラクション入り口のキャストさんに声をかけてください。キャストさんが所持している端末で、スタンバイパスを発券してもらえます。

 

指定時間を過ぎたら、スタンバイパスは無効になります。ディズニーは時間に厳しいですから、遅刻は厳禁ですよ。

 

 

スタンバイパスがないと、ソアリンには乗れない?

 

いえいえ、そんなことはありません。

スタンバイパス導入の一番大きな目的は「長いスタンバイ列の解消」です。そのため、

●スタンパイパスのゲストが並ぶ時間

●スタンバイパスを持たないゲストが並ぶ時間

とゲストを分散して並ばせて、列が伸びすぎるのを防ぐのです。

公式のQ&Aには、スタンバイパスを持っているゲストが並ぶ時間と、持っていないゲストは同時刻に並ぶことはないと明記されています。おそらく、再開後のデータから、スタンバイ時間が長くなる時間帯にスタンバイパスを発券して、列に並ぶ人数をコントロールするのでしょう。

再開後のシーのスタンバイ時間のデータとチケットの券種の組み合わせから、下記のようなタイムテーブルを作成して、スタンバイパスが使える時間帯を推測してみました。

 

営業時間(混雑具合でブロック分け)

スタンバイパスありのゲスト

スタンバイパスなしのゲスト

備考
9時(開園)~10時

開園時間が8時45分に繰り上がることあり。

ディズニーホテル宿泊者のハッピー15が不定期で開催

スタンバイパスの時間設定なし

10時~11時  
11時~12時 11時入園の場合、スタンバイパスが発券終了の可能性あり
12時~14時  
14時~16時 14時入園の場合、スタンバイパスが発券終了の可能性あり
16時~18時  
18時~20時 スタンバイパスの設定なし
20時~21時(閉園) スタンバイパスの設定なし

<〇/並べる、✖/並べない、-/スタンバイパスの時間設定なし>

 

この表は、あくまでも私個人が集めたデータをもとに作成したものです。でも「当たらずとも遠からじ」くらいの自信はあるかな。

今回の発表で、「エントリー受付」と「スタンバイパス」の違いがよくわからなかったのですが、エントリー受付の利用者の情報や公式を読む限りでは、

●エントリー受付は、時間帯ごとに枠がある

●スタンバイパスは、先着順で発券

ということのようです。公式にも「11時から入園、14時から入園は、スタンバイパスが発券終了している場合があります。」と注意書きされています。

スタンバイパスの発券は先着順。皆さん、ご自身のパークプランに合わせてスタンバイパスを発券するでしょうから、人気がある時間帯、人気がない時間帯が出てくるのは十分予測できます。

ということで、スタンバイパスのメリットが受けられるのは、当分は1ディ入園のゲストだけになりそうです。

実施から時間が経過して、システムの不具合やゲストからの苦情が増えれば、運用が改変される可能性はあります。

 

 

スタンバイパスの登場で、パークの回り方が大きく変わる⁉

 

9月23日から実施される「スタンバイパス」のシステムが、もし先の項目で示したタイムテーブルと同じだとしたら、再開後のパークの回り方プランも大きく変わるでしょう。これについては、9月23日以降データを得てから加筆したいと思います。

スタンバイパスは、1つのアトラクションで1人1日1回だけ発券できます。なので、ソアリンとトイストーリーマニア!の両方取ることは可能。ただし、「手持ちのスタンバイパスの利用開始時間が過ぎるまで、次のスタンバイパスは取得できない。」という縛りがあります。

スタンバイパスの発券は先着順、しかも使用できる時間は、開園1時間後からと予想されるので、実際に2枚とも取るのは難しいでしょう。多分、ソアリンのスタンバイパスを発券、トイストーリーマニア!は自力でスタンバイ、という選択をするゲストが多いと思います。

 

こちらが、ソアリンの正面入り口。今、ディズニーで一番旬なアトラクションだから、みんな乗りたいですよね。

 

先に上げた表通りの運営だと、朝イチのソアリンスタンバイは1時間分しかゲストが並べないので、朝イチでソアリンのスタンバイは、ゲート前2、3列目からの入園でないとすぐにラインカットでしょう。それでなくてもパーク再開後は、禁止されている「開園ダッシュ」をするゲストが増えてきているそうです。コロナ自粛の間に、ゲストのモラルも低下してしまったのかな。

それと、パーク内レストランのPS(事前予約)とスタンバイパスの時間がかち合って、結局発券できないというケースも出てきそう。再開後のパークは入園者数を抑えているので、アトラクションは比較的利用しやすい状態ですが、PSやスタンバイパスの時間が足かせになって動き辛くなるかもしれません。

 

 

以上で、スタンバイパスについて一通り理解していただけたと思います。では、この記事が、皆さんのお出かけの参考になれば幸いです。

 

<2020年9月23日(水)追記>

現在、9時35分です。先程、現地から最新の情報が入りました。

●ソアリンは、開園時間から終日、スタンバイパス対応のみ。当日の運営状況にによっては、19時からスタンバイを受け付けるとのこと。

●トイストーリーマニア!は、開園~11時まではスタンバイ乗車のみ。11時~21時(閉園)までは、スタンバイパスのみ。

 

だそうです。いずれも今日現在の状況で、今後、パークの混雑具合によって、スタンバイパスの利用時間が変更される可能性はあります。

 

この一報を耳にして、「ソアリンは、予想以上に厳しい対応だな~」と思いました。とりあえず、スタンバイパスの導入で、「朝イチでソアリンのスタンバイ乗車」は封じ込められた形です。

 

 

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