ダッフィー「テイスティ・サマー・サプライズ」のグッズはお店では買えない!?ディズニー本気の転売屋対策!?

皆さん、こんにちは!

今年も早や6月、もうすぐディズニーはコロナ禍3年目の夏を迎えます。

さて、2022年6月16日から、ダッフィー&フレンズの新グッズ「テイスティ・サマー・サプライズ」の新商品が販売されます。

ダッフィーグッズの新商品初日のシーは、毎回お店が朝から大混雑するのですが、今回はガラッと様子が変わりそう。

「えっ? それってどういうこと? グッズの売り方が変わるの?」

そうなんです。今回のグッズは今までと同じ方法では買えないんですよ。そこで急いで情報を集めて記事をまとめました。この「現実」を知らないと、パークで頭を抱えてしまうかも?

 

サマーサプライズ

 

お料理大好きのクッキー・アンが仕掛ける「味覚のサマー・サプライズ」とは?

 

 

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グッズの購入はオンラインショッピングのみ!

 

公式によると、「テイスティー・サマー・サプライズ」(以下、サマーと略す)の商品は、お菓子、スーベニア以外は全て

「ディズニーアプリのオンラインショッピングのみの販売」

となっています。

そう、ダッフィーグッズを販売しているお店では、お菓子以外のダッフィーグッズは置かないことになったのです。

もちろん、見本として商品の現物を利用したディスプレイは展示されると思いますが、今回はお店で商品を手に取って買うことはできません。これは衝撃的!

 

今までのダッフィーグッズ発売初日と今回のサマーの販売の違いについて、以下の表にまとめました。

 

  今までのグッズの販売方法 テイスティー・サマー・サプライズ
取扱店舗

マクダックス、アーント・ペグズ、ガッレリーア

左記と同じ
販売方式

店内に商品を展示して販売

オンラインショッピング

オンラインショッピングのみ
入店方法 シーに入園後、各店舗の「スタンバイパス」を発券して入店 実店舗では商品を販売しないので、スタンバイパスの発券も無し
グッズの個数制限

同一アイテムは1会計につき3個まで購入出来る。スタンバイパスがあれば、他店でも同様に買える

注)2022年以降は1人1アイテム1個までと規制が厳しくなっている

入園した当日に使用したチケット1枚につき、1アイテム1個までに制限される。

 

今回の規制の厳しさは、過去最強かも? なぜ、サマーのグッズ販売がこうなってしまったのかは、「ある事件」がきっかけになっていると思われます。

 

サマーサプライズ

 

ダッフィー達のコスチュームは1人1点の制限でも構わないけど、配る系のお土産に使いたいステーショナリー類が1人1個では困りますよね。

 

 

衝撃!「フェイク赤ちゃん事件」

 

パークが再開した2020年7月以降も、ディズニーシーでは季節ごとに「ダッフィー&フレンズ」の新作を積極的に発売してきました。

ダッフィーは今やシーを代表する人気キャラですから、新作グッズが発売されるたびに、シーは早朝からゲストが長蛇の列を作り、お店は大混雑しています。入店規制が何日も続くことも当たり前になってしまいました。

そういった混雑の原因の一つが「転売屋による大量買い占め」です。

彼らは人海戦術を使って新作グッズを大量に購入するため、新作グッズの中でも人気商品は数日で完売終了してしまいます。一方、ネットの転売サイトでは、売り切れたグッズが定価の数倍の価格で大量に売り出されているのです。

 

こういったディズニーグッズの転売行為は、数年前から問題になっていましたが、最近はニュースでも取り上げられるほど大きな問題になっています。

それは、パークが再開した2020年7月以降は「オンライン限定の日付指定」でしか入園出来なくなったことや、コロナ禍による入園者数制限などで、休園前のように気軽にパークに行けなくなったことが原因です。

タイトルの「フェイク赤ちゃん事件」は、2022年4月7日発売の「ダッフィー&フレンズのビューティフル・レイニーデイズ」の初日に発生しました。

この時のお買い物のルールは、以下の通り。

  • 購入方法は、実店舗、オンラインショッピングの2通り
  • 入店にはショップのスタンバイパスが必要。1枚のチケットで3店舗のスタンバイパスが取れる
  • 1人1アイテム1個までの個数制限あり

 

この個数制限に驚いたのが転売屋グループです。「今までは1会計で1アイテム3個まで購入できたのに、1人1個しか買えない!? それじゃ予約を受けた数が確保できないじゃん!」と叫んだかどうかは分かりませんが、とにかく数が買えないのは困った、さぁ、どうする⁉ と必死で考えたのが「フェイク赤ちゃん」です。

転売屋グループが家族を装い、ベビーカーに赤ちゃんの人形を乗せて頭数を増やしてグッズをたくさん買おうとしたのです。でも、そんな小細工はキャストさんにすぐ見破られ、グッズは買えない、周囲のゲストに現場を撮影されまくり、ネットで晒されるわ、ニュースにまで取り上げられる大騒動になりました。

 

ディズニーでは、個数制限があるグッズの販売は、基本「チケット」を持っていることが前提です。フェイクを仕立てるなら、最低でもチケットを持っている4歳以上のお子さんが必要。ディズニーでは、スーパーの特売のような手段は通用しないということですね。

さらに怖いのが、ダッフィーグッズ販売店でスタンバイパスを発券している時期に、転売屋っぽいグループに子供が連れ去られそうになった事件が何件も起こったこと。そこまでするか転売屋!って呆れますよね。

 

オリエンタルランド側も、この騒動は相当な衝撃だったようです。かねてから転売屋対策には頭を悩ませていたのに、こんな騒動が起こってニュースにまで取り上げられては、シーやダッフィーのイメージガタ落ちです。次の新グッズ発売日でも同じような事件が起こったら大変!

ということで、今回はオンラインショッピングのみの販売という強硬手段に出たわけですね。

 

ディズニーアプリのオンラインショッピングは、ディズニーアカウントに紐づけされるので、ディズニーアカウントが作れない13歳以下のお子さんは、このサービスが使えません。

「え~、子供のチケットではダッフィーちゃんのグッズは買えないの? お友達や親戚にグッズのお使いを頼まれているのに、どうしよう~(*_*)」

ということにならないように、ダッフィーグッズのお使いは断るようにしましょう。でないと、自分用に買ったグッズを渡さなければならなくなるかも?

 

実は、お子さんのチケットでオンラインショッピングを使う方法、あるんですよ。これはディズニー側から「こうすればいいですよ」と教えていただいた方法なので、確実に使えます。

 

 

サマーサプライズ

 

今回、お菓子、スーベニア類は、今まで通りお店で購入可能です。マクダックス、アーント・ペグズ、ガッレリーアは、グッズ発売初日から「スタンバイパス」の発券はありません。

ケープコッド・クックオフもPS対象ではないので、普通に入店できます。ただし、土日祝は混雑が予想されますが。

 

 

オンラインショッピングはディズニーアカウントに紐づけ

 

オンラインショッピングは、スマホのディズニーアプリから利用できます。

ディズニーアプリのダウンロードにはディズニーアカウントが必要。ディズニーアカウントは13歳以上でないと作成できないので、小学生はディズニーアプリそのものが使えません。

そのため、eチケの「小人」を使用する場合は、ディズニーアカウントを持つ13歳以上の人と一緒に入園する必要があります。

参考に、スマホが持てない小学生だけのグループで入園する場合は、こちらの記事を参考にしてください。

 

ディズニーは小学生だけで入園できる?チケットはどうすればいいの?よくわかる解説

 

https://sskumatei.com/4111.html

 

では、小人チケット(4歳~12歳)でオンラインショッピングを使うには、どうすればよいのでしょうか?

こちらがディズニー公式から教えてもらった手順です。

1、入園する小人の保護者(13歳以上なら兄弟でもOK)が、自身とは別のディズニーアカウントを新たに作成する

2、当日は、保護者、小人がそれぞれのチケットで入園して、チケットに入園記録を付ける

3、保護者が新たに作成したディズニーアカウントからディズニーアプリを立ち上げ、小人のチケットのQRコードをスキャンする
4、アプリのショッピングサイトに移動して、お買い物

 

ディズニーアカウントのショッピングサイトに紐づけできるのは、最初にアクセスしたアカウント1つだけです。保護者のメインアカウントのショッピングサイトには、大人、小人の2枚のチケットは紐づけできないので、アカウントを2つ使って小人のチケットで買い物が出来るようにするということですね。

ショッピングサイトは、当日入園していない人でも、同じグループのメンバーなら閲覧できるので利用可能です。

例えば、子供が親戚と一緒にディズニーにお出かけするケースだと、お母さんは自宅からディズニーアプリにアクセスして、子供のチケットでお買い物をすることが出来ます。支払いはお母さん名義のクレジットカードが使えますから、ダッフィーグッズや他のグッズのまとめ買いも安心。1会計1万円以上お買い上げなら送料が無料になります。これはうれしい!

 

ただ、転売屋達も、こういったeチケットの仕組みは熟知しています。「フェイク赤ちゃん」作戦が使えない今回は、どんな大技でダッフィーグッズの大量購入に挑んでくるのでしょうか?

今回の記事の作成に当たり、ディズニー側に質問して得た回答に、こんな一文が添えられていました。

 

無論、私どもでも、現状が最善であるとは考えておらず、皆様に公平にお楽しみいただけますよう、今後も務めてまいる所存でございます。

(ディズニーからの返答より、一部抜粋)

 

ダッフィーグッズ購入にまつわる一連の騒動は、実は10年以上前から続いているシーの問題でもあります。今はコロナ禍がさらに輪をかけてひどくしてしまった形になっていますね。

 

今回の販売方法の変更で、ダッフィーグッズが、1個でも多く「本当に欲しい人」に行き渡ることを願っています。

 

<2022年8月3日 追記>

ダッフィーグッズ発売初日の6月16日、シーの入場ゲートでは、不審な動きをするゲストが多数いたそうです。

それは1人で10枚、20枚のチケットを持ち、ゲートでスキャン➡スクロールを繰り返して入園するというもの。

休園前のディズニーでも、1人で年パス+バケパという形で1人2枚のチケットを使って入園するケースがありました。私も年パス持ちだったので、その方法でアトラクションのスタンバイパスを2倍発券していましたね。

ただ、当時は、1枚のチケットで入園したら、一旦退園➡新たなチケットで新規入園する、というのが暗黙の了解でした。

 

しかし今のeチケのシステムは、1人でもゲートでスキャン、スクロールを繰り返せば手持ちのチケットに入園記録を付けることが出来ます。複数のチケットをスクロールしていたのは転売屋のようで、入園記録を付けたチケットに仲間がアクセスしてオンラインショッピングをする。これが、彼らが考え出した「テイスティサマーグッズ」の仕入れの新たな手段です。

中には、1人で40枚のチケットをスクロールしていたゲストもいたとか。(後ろの人が数えたのかな?) 運悪く、そういった転売屋の後ろに並んでしまったゲストは、入園が遅れて飛んだ災難でしたね。

2022年9月8日には、ダッフィーの新しいお友達「リーナ・ベル」のグッズが発売されます。おそらく、彼女のグッズもオンラインショッピングのみの対応になるでしょう。

当日、シーへ入園する予定がある人は、くれぐれも転売屋っぽい人の後ろに並ばないように注意しましょう。(見た目で区別できるかどうかは置いといて)

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