みなさん、こんにちは。
私は、基本、アトラクション派で、TDRのアトラクション攻略の研究をメインにしていますが、ダッフィーのコレクションもしています。
ダッフィーとは、東京ディズニーシーだけのオリジナルキャラで、今では、シーのグッズ売り上げの3割を占める、大人気キャラです。
今回は、その、ダッフィーにまつわる、あるエピソードを、ご紹介したいと思います。
Duffy The Disney Bear
ダッフィーは、2004年11月、シーに初登場しました。
ダッフィーの前身は、本国アメリカで販売されていたディズニーベアで、2004年~2005年までは、そのまま、「ディズニーベア」の名称で販売されていました。
その後、2005年11月に、新たなバックグラウンドストーリーが作られ、「ダッフィー」として再デビューしました。
ダッフィーの基本は、着せ替えが楽しめる、Sサイズのぬいぐるみです。
Sサイズのぬいぐるみは、2004年のデビュー以降、大幅な変更はありませんが、毛質や、製造国、商品タグの位置など、細かなリニューアルは、何度も行なわれてきました。
ぬいぐるみの製造国は、当初は、ベトナム製と中国製が混在していましたが、2007年頃から、ベトナム製に統一されました。
さて、私の住む街の、商店街にあるイベントブースには、年に数回、東京から、ディズニーグッズの中古品専門店がやってきます。
以前から、そのお店がやって来る度に、家族みんなが、それぞれ、お目当ての掘り出し物を求めて、お店をのぞきに行っていました。
君の名は、チャイナ君!!
12月24日、世間はクリスマスイブ。でも私は、当日は、早朝から、フルタイムで仕事。
16時に勤務を終えて、家に帰ると、娘から、「今日、あの店に行ったら、チャイナ君が出品されていたよ。」と教えられました。
「えっ!? チャイナ君が、あの店にいるの!?」
そのお店は、12月24日が出店最終日で、18時閉店予定でした。
時計を見ると、17時過ぎ。う~ん、と唸ったあと、私は、
「チャイナ君を、お迎えに行ってくるわ!!」
と家族に言い残し、自転車を飛ばして、その店に向かいました。
自転車を駅前の駐輪場に放りこんで、小走りでその店へ。
すると、チャイナ君は、まだ、店頭に飾られていました。
「よかったぁ~、まだ待っててくれたんだね~~~」
すぐさまその子を手に取り、タグや状態を確認。間違いなく、本物のチャイナ君!!
その隣には、製造番号無しの、タグなしダッフィーもいて、思わず、2体とも抱きしめて、レジへ向かいました。
ちなみに、チャイナ君は、3,500円、もう一体は、2,500円でした。(ダッフィーSサイズの定価は、3,900円)
画像の左側が、チャイナ君です。
チャイナ君は、とってもレアなダッフィー
チャイナ君とは、新毛の中国製ダッフィーのことで、2008年3~5月頃の短期間に、東京ディズニーシーの、アント・ペグズで、販売されていたものです。
ダッフィーは、2008年1月を境に、毛質が変更され、それ以前を旧毛、それ以降を、新毛と呼んで区別しています。
また、ダッフィーが発売された2004年11月~2006年頃は、ベトナム製と中国製が混在していましたが、2007年以降は、Sサイズは、ベトナム製に統一されています。
コレクターの間で、「中国製ダッフィー」と呼ばれているのは、2005年頃に販売されていた、ビーズ入り君を指します。その子は旧毛で、手足に、パウダー状のビーズが入っており、触るとすぐに区別が付きます。
ここで言う「チャイナ君」は、それとは全く別物の、レアなダッフィー。
その理由は、
●ビーズ入りの中国製ダッフィーは、2005~2006年製造なので、旧毛しか存在しない。
●ダッフィーSサイズの製造国は、2007年頃からベトナム製に統一されている
●ダッフィーの毛並みは、2007年11月頃を境に、旧毛から新毛へ切り替えられた
つまり、
新毛の中国製ダッフィーは、本来、存在しない品
なのです。
なぜ、そういったイレギュラー品が、一時的にせよ、シーで販売されていたかは、今となっては謎です。
ただ、アント・ペグズでこの子を買った時、キャストさんが、
「この子は、倉庫の奥から出てきた、ちょっと古い子で、もう在庫はありません。」
とおっしゃっていたので、何か裏事情があるのは、確かなようです。
何だかんだで、クリスマス・イブに、レアなダッフィーが、もう一人、うちの子になってくれました。
サンタさん、素敵なクリスマスプレゼント、ありがとう!!
画像の左が、中国製のビーズ入り君、右が、1体目の、チャイナ君。
どちらも同じSサイズなのに、この体格差!
チャイナ君は、他のダッフィーと比べても、綿がパンパンのマッチョ体型なので、着せ替えのお洋服もぱっつんぱっつんです。(笑)
ついでに、チャイナ君のタグのUP画像。
ビーズ入り君のタグは、ぴらぴらした、白いリボン状です。
私がUPする画像のダッフィーは、全て東京ディズニーシーで購入したことが証明できる、「本物」です。
中国製ダッフィーに飛びつくのは、危険!!
中国製ダッフィーの偽物が、あちこちに横行しています。
全国的なダッフィー人気に便乗して、転売サイトやオークションサイトで、偽物ダッフィーがたくさん出品されています。
中でも、中国製=レアという現状を逆手に取り、偽物のダッフイーに、中国製のタグをつけて、値を吊り上げているケースが、多々見られます。
2004~2006年頃のダッフィーは、まだ無名だったので、グッズもそれほど売れておらず、製造数そのものが少ないです。中国製がレアなことをご存知のファンは、なかなか手放しませんから、市場に中国製ダッフィーが出てくる絶対数自体が少ないのが現状なのです。
偽物の中国製ダッフイーを作っている組織の中には、2009年11月以降製造のダッフィーについている、製造番号入りのタグの意味を知らず、そのままコピーして縫いつけているケースも多いとか。
時系列的に、
製造番号付の中国製ダッフィーは、存在しません。
オークションサイトなどで中国製を購入する場合は、まず最初に、タグをチェックしましょう。
これが、製造タグです。2009年11月以降、シーで販売されるダッフィーグッズ全てに、この製造番号タグが付くようになりました。
タグの番号の読み方は、以下の通り。
ただし、これは、ファンの間で、こういう意味ではないか、という推測が前提なので、あくまでも、「非公式的な情報」です。
R850→ベトナム製、中国製は、J690。ぬいぐるみバッジや、ストラップは、中国製
5636→ダッフィー商品の、企画番号
-2→チェックデジット
-09→製造年の下2桁。この場合は、2009年製造
344→工場ごとの管理番号。この番号から、どこの工場製造かが特定できる
<チェックデジットについては、こちら>