ディズニーシー 2025年「効率のよい回り方」は存在するのか?

皆さん、こんにちは。

今年も早や10月。ハロウィーンイベントたけなわですね。まずは「ハッピーハロウィーン」!

さて、2025年の東京ディズニーシーですが、2024年6月に新エリア「ファンタジースプリングス」が開業して以降、ずっとパークが混雑した状態が続いています。

敷地面積が約1.3倍になり、新エリアのアトラクションが増えたことで、入園者数の上限も引き上げられていることが、混雑の最大の原因です。また、新エリアの「アナとエルサの フローズンジャーニー」(以下、アナ雪と略す)が大人気! シーには他にもソアリン、トイストーリーマニア!、タワー・オブ・テラーなどの大人気アトラクションがたくさんあり、ゲストは、どれから利用すればたくさん乗れるのかという「シーの回り方」に頭を悩ませています。

自称「パークの回りスト」ことラギは、FP(ファストパス)があった時期のパークは自由自在にアトラクションを乗りまくっていましたが、コロナ禍福以降のDPA(ディズニープレミアアクセス)、プライオリティパス運用の今は、パークの回り方でちょっと悩むことが増えました。

 

そこで今回は、「2025年の、東京ディズニーシーの 効率のよい回り方」について、徹底的に攻めた記事を書いてみました。

シーのアトラクションをいろいろ楽しんでみたい人に役立つ情報を、ぎゅっと詰め込んでいます。

 

 

ディズニーシー ソアリン

 

シーで大人気のアトラクション「ソアリン・ファンタスティックフライト」

平日でもスタンバイ100分を下ることは、まずありません。2000円払って時短するか、根性で100分並ぶか、悩むところですね。

 

 

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シーの人気アトラクションはDPAだらけ!

 

最初に、シーのアトラクションを攻略するには、「アトラクションの人気度、特徴」を知ることが肝心です。

ランド、シーとも、すべてのアトラクションは並べば乗れるようになっています。一方で、人気アトラクションにゲストが集中すると、60分待ちとか、150分待ちとか、長時間並ぶことになってしまいます。

そこでディズニーは、ゲストのために、「待ち時間」を短縮する方法を用意してくれています。それがDPA(ディズニープレミアアクセス)、プライオルティパスという2種類のパスです。

こちらは、それぞれのパスの特徴をまとめた一覧表です。ちょっと数が多いですが、これは効率よく回るための「基本の基本」なので、しっかり覚えましょう。

 

<東京ディズニーシー>

  DPA(ディズニープレミアアクセス) プライオリティパス
パスの内容、性質

少ない待ち時間でアトラクションを利用出来る

有料/1枚1500円と2000円の2種類

販売枚数に上限がある

少ない待ち時間でアトラクションを利用出来る

無料

発行枚数に上限がある

対象アトラクション

ソアリン/2000円

トイストーリーマニア!/2000円

タワー・オブ・テラー/1500円

センター・オブ・ジ・アース/1500円

アナとエルサのフローズンファンタジー/2000円

ラプンツェルのランタンフェスティバル/2000円

ピーターパンのネバーランドアドベンチャー/2000円

インディ・ジョーンズ

レイジングスピリッツ

タートル・トーク

ニモ&シーライダー

マジックランプシアター

海底2万マイル

注意点

DPAを1枚購入すると、1時間経過しないと次が買えない

購入時に時間を選択出来る。どの時間帯のDPAが人気なのかは、当日の客層の影響を受ける

DPAの人気度の差が大きく、開園後すぐに売切れる物もある

キャンセル不可

プライオリティパスを1枚発券すると、一定時間経過しないと2枚目が取れない

自分で利用時間が選択出来ない

超人気アトラクションは対象外

土日以外はパスを発券しないアトラクションが多い

キャンセル可

 

 

この表からも分かるように、シーのDPA対象アトラクションは7つもあるんですよ。ちなみにランドは3つです。そこからも、シーの人気アトラクションを、DPAなし(無課金)でたくさん短時間で利用するのは難しいということが分かりますね。

 

 

 

シー最大の難関「アナ雪のDPA」!

 

前の項目では、DPAはシーの超人気アトラクションが対象と説明しましたよね。

DPAは1枚購入すると1時間経過しないと2枚目が購入出来ません。そしてDPAも人気度によって売切れる時間に大きな開きがあります。

そのため、1枚目に購入するDPAをどれにするかで、2枚目、3枚目のDPA購入に大きな影響が出てしまうのです。

現在、シーのDPAで一番人気は、新エリアの「アナ雪」です。先の表にもあるように、DPAは1日の販売枚数に上限があります。アナ雪のDPAは人気がありすぎて、シーのハッピーエントリーのゲストが開園前に9割ほどを買ってしまっている状態。一般入園のゲストは残り1割を先着順で奪い合うので、開園30分もしないうちに完売終了する状況がずっと続いています。

そのため、一般入園のゲストの間では、アナ雪のDPAを買う確率を上げるため、早朝午前5時、6時からゲート前に並ぶという「早起き合戦」が続いています。早起きが苦手な人や、小さいお子さん連れのご家族には辛い状況ですね。

 

「そこまでしなくても、アナ雪も並べば乗れるんでしょ?」

 

それは確かにそうなんですけど。アナ雪は人気がありすぎて、平日でも100分待ち、土日祝は150~200分待ちが出るアトラクションなので、並んで利用するにはそれなりの覚悟が必要になってきます。

 

 

ファンタジースプリングスマップ

 

こちらは、シーの新エリア「ファンタジースプリングス」のマップです。

マップの左下の「ラプンツェルの森」の左側に見える道が、シーの既存エリアから新エリアにつながる「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」です。ここはシーの奥地「ロストリバーデルタ」と「アラビアンコースト」の境目に当たる位置で、シーのエントランスからは大人の足でも15分はかかります。

一般入園のゲストは、入場ゲートの最前列からシーへ入園しても、新エリアのアトラクションは、ハッピーエントリーのゲストが大勢並んだ後ろにしか並べません。

それに加え、ディズニーでは「人気アトラクションは、朝イチに並べ!」と言う「迷信」が今でも信じられていて、開園直後~1時間後くらいにアナ雪のスタンバイ時間の当日MAXを記録することが多いです。

一般入園で「朝イチにアナ雪に並ぶ」回り方は、ある意味、最悪のスタートと言えるでしょう。

 

と言うことで、今のシーのアトラクションの攻略の難しさが分かっていただけたと思います。問題は大きく2つ。

 

  • 人気アトラクションはDPAばかり。課金無しで時短は出来ない
  • アナ雪の攻略方法が難しい

 

果たして、この難問を解決する方法はあるのでしょうか? 

例えば、ディズニーホテル泊のバケーションパッケージ「アトラクション目一杯」プランなどを使えば、シーのアトラクション三昧の希望は叶います。でも、多分、平日利用でも1人13万円以上するでしょうね。

それじゃぁ、何の解決にもならないって! 

 

それと、シーは2025年9月1日から、入場ゲート建て替え工事のため、開園時間が30分も早まっています。

 

ディズニーシー 2025年9月から開園時間が早くなった理由 ゲスト側のメリットは1㎜もない!?

 

https://sskumatei.com/5785.html

 

こういった事情から、開園時間が早まっても、ゲストがパーク内で待機する時間が長くなっただけなので、例えハッピーエントリー利用でも、アトラクションに次々乗れる訳ではないのです。

 

 

 

ディズニーシー2025 傾向と対策

 

と言うことで、今のシーには、「効率のよい回り方」の決定版は存在しない感じですね。DPAも、何枚もまとめて買えるシステムではないし。

つくづく、コロナ禍前の、FP(ファストパス)を運用していた頃のディズニーはよかったなぁ・・・

と言いつつ、実はFP時代の回り方で、今でも通用する方法はいくつかあるんですよ。なぜなら、ディズニーにおける人の意識や行動って、コロナ禍の前と後でもそれほど変わっていないからなんです。

前の項目で上げた、「人気アトラクションは、朝イチで並べ!」と言う迷信を今でも信じているゲストが多いから、開園直後のアナ雪やソアリンが大混雑するというのがそのいい例です。

そこで、この項目では、今でも通用する「シーの効率のよい回り方」のパターンをご紹介したいと思います。それらとDPAを組み合わせれば、2025年のシーをそれなりに効率よく楽しめると思います。

条件として、ここで紹介するパターンを利用する場合は、「午前7時までに、ゲート前に並ぶ」が条件になります。1分でも早く入園することが、パターンの成功率を上げるポイントになりますよ。

 

絶叫系をDPA無しで利用するパターン

 

入園したらセンター・オブ・ジ・アースに並ぶ。これをDPA無しで短時間で利用するチャンスは、朝イチだけ。並んでいる間に、インディのプライオリティパスを発券

センターを下車したら、インディにスタンバイ乗車。

レイジングにスタンバイ乗車

インディ、プライオリティパスで乗車。この順番だと、短時間でインディに2回乗れる。

他の空いているアトラクションを利用

タワー・オブ・テラーは、12時~17時頃にスタンバイ時間が短くなるので、その時間帯に並ぶ。

 

これは、私が共通年パスで10年以上、パークに通い続けた経験から得た「鉄板の回り方」です。コロナ禍以降のシーでも、何度も実践して成功しています。

 

 

タワー・オブ・テラーは、客層によって混雑具合が激変する!?

 

シーの絶叫系のNo.1とも言える「タワー・オブ・テラー」(以下、タワーと略す)。

アトラクションの構成は、廃屋ツアー+フリーフォールで、視覚、体感の両方からゲストを恐怖に陥れるアトラクションです。

実は「絶叫系大好き!」と言う人の中でも、「フリーフォールは、全然だめ、NG!」と言う人が意外に多いです。また、フリーフォールよりも、タワーの不気味な雰囲気がだめで乗れない、と言う人も意外と多いんです。

タワーは、ある意味、乗る人を選ぶアトラクションなんですよ。

実際、シーの絶叫系で一番混雑するのは、タワーではなく「センター・オブ・ジ・アース」(略してセンター)、その次がインディ・ジョーンズです。「レイジング・オブ・スピリッツ」は、唯一の360度回転コースターですが、乗車時間2分ほどと規模が小さいんですよね。

それと、センターは高校生、大学生、レイジングは小、中学生に人気が高いです。

 

それと、タワーの混雑具合は、当日のゲストの客層に影響を受けます。例えば、土日、夏休み、冬休み、1~3月の卒業旅行シーズンは、絶叫系大好きの学生さんの入園が多くなり、タワーが混雑します。

中でも1~3月は、期間限定でタワーの落下パターンが変わる「スペシャルバージョン」が開催されるため、タワーのスタンバイ時間がセンター並の3桁(100分超え)になる日が多いです。

一方、タワーのDPAは1枚1500円と割安なのですが、若い方はタワーには乗りたいけど、課金はしたくないと言う方が多いのか、混雑日でも夕方までDPAが売れ残っていることが多いです。

そこで、先に提案した「絶叫系の鉄板の回り方」を実践→タワーはDPAでサクッと利用、これで楽にシーの絶叫系全制覇が成功します。スタンバイ100~150分の時のDPAは、3000円の価値があると思います。

 

 

タワー・オブ・テラー

 

威風堂々、圧倒的存在感を放つ「ホテル・ハイタワー」の外観。連日、何千人というゲストが恐怖のどん底にたたき落とされている・・・

 

 

朝イチソアリン、朝イチトイマニは、下手な回り方

 

今のシーは、皆さん、アナ雪のDPAを取得することが最大の目的になっています。これのDPAが取れる、取れないで、シーの1日のスケジュールが大きく変わってしむからですね。

これは一般入園、シーのハッピーエントリー利用者どちらも同じです。

ミラコスタ宿泊者のハッピーエントリーは、まず、アナ雪のDPA取得、その次は、ソアリンか、トイストーリーマニア!にスタンバイ乗車、このどちらかに二分されます。そのため、一般入園のゲストは、ゲート前最前列から入園出来たとしても、ソアリン、トイストーリーマニア!はすでに60~90分待ちという状態になっています。

朝イチは、人気のセンターやインディでさえまだ空いているのに、いきなりスタンバイ90分の列に並ぶのは、時間がものすごくもったいない!

同じ100分並ぶとして、朝イチで100分、午前中にあれこれ乗って、お昼も食べてから100分並ぶのでは、後者の方が気持ち的にうんと楽です。

 

 

トイストーリーマニア!

 

「トイストーリーマニア!」が開業したのは、2012年7月9日です。これは、開業間もない頃の「トイストーリーマニア!」のスタンバイ時間の推移を折れ線グラフにしたものです。

シーのアトラクションで、スタンバイMAX500分の記録は、未だに破られていません。(ちなみに最高はミッキーのグリーティングで630分)

開園から1時間後あたりで、当日のスタンバイ時間MAXが出る傾向は、2012年から13年後の2025年になっても変わっていません。

 

 

マーメイドラグーンは、朝イチがおすすめ!

 

 

入園したら、希望のアトラクションのDPA、プライオリティパスを取得し、マーメイドラグーンに直行する

ブローフィッシュバルーン、ワールプールを2,3回ループ

フランダーのコースター、スカットルのコースターを利用

10時頃になったら、パスを取得したアトラクションに移動。近くにある「ジャスミンのフライングカーペット」、「シンドバッド」を利用するのもお勧め。

 

マーメイドラグーンはお子様向けのアトラクションが集まったエリアですが、大人が乗っても意外と楽しいです。12時~15時頃はお子さん連れの家族連れでごった返す場所なので、「大きなお友達」(笑)は、朝イチでサクッとスマートに利用しましょう。

 

 

シアター系のアトラクションは、開園と同時に動かない。

 

ディズニーのアトラクションには、大きく分けて、乗り物に乗って楽しむ「ライド系」と、劇場スタイルの「シアター系」の2種類があります。

シーのシアター系のアトラクションは、以下の5つ。ソアリンもシアター系なんですよね。

記載してある時間は、プレショー、アトラクションを含めて、入場から退場までの「1乗車」にかかる時間です。

  • タートルトーク/定員238名、1シアター/約30分
  • シーライダー/定員122名、2シアターシアター/約15分
  • マジックランプ・シアター/定員322名、1シアター/約23分
  • ソアリン/定員87名、2シアター/約20分

 

シアター系のアトラクションは、どこも定員(収容人数)が多く、当日の初回の運営は、定員に達するまで開始されません。例えば、タートルトークの初回は、開園時間の20分後とか、シーライダーは10~15分後。マジックランプ・シアターは土日でも運営開始は午前10時からです。(大人気のソアリンは、この限りではない)

と言うことで、シアター系は混むから、朝のうちに乗っておこう、と言うことが出来ないんですよね。こういったアトラションの特性を知っていれば、パーク内を無駄に動き回らなくても済みます。

それとシアタータイプのアトラクションは、どれも1乗車にかかる時間が長めです。その後で乗るアトラクションのパス類の利用開始時間がかぶりすぎないように注意しましょう。

 

 

いかがでしたか?

では、この記事が皆さんのお出掛けの参考になれば、幸いです。

 

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