ディズニー「ファンキャップ」が品切れしたままなのはなぜ?

皆さん、こんにちは!

2026年3月、東京ディズニーリゾートは本格的な卒業旅行シーズンを迎えています。この時期のパークは、制服を着た学生さん達がたくさん来園されます。

そういった学生さん達のお楽しみは、アトラクションの他に、パークで販売しているファンキャップや手袋付きマフラーを着用して「グループでの映え写真」を撮ること。

スマホのディズニーアプリの「オンラインショッピングサイト」では、パークで販売しているグッズのほぼ100%の在庫が確認出来ます。この時期にお友達と卒業ディズニーを計画している学生さん達の間では、事前に欲しいパークグッズの在庫を確認するのが当たり前になっています。でも、3月のパークのショップには、そういったアイテムは、もうほとんど残っていないんですよね。なので、この時期になると、

 

「なんでディズニーのお店には、私たちがめちゃ欲しいファンキャップがないの? いつになったら入荷するのか、誰か教えて!?」

 

こういったファンキャップ関連の質問が、Yahoo!知恵袋のテーマパーク・カテゴリーにたくさん寄せられます。

と言うことで今回は、なぜ、ディズニーでは、ファンキャップが一番売切れる時期に品切れしたままなのかを、詳しく解説したいと思います。

 

 

広告

ファンキャップには2つのタイプがある

 

最初に、ディズニーランド、ディズニーシーで販売されている「ファンキャップ」とは、ディズニーキャラクターをデザインしたぬいぐるみっぽい素材で作られたかぶり物の総称です。

「帽子」は大きく2種類に分類され、ぐるっと「つば(日よけ部分))がある帽子は「ハット」、つばがない帽子は「キャップ」と呼ばれています。野球帽のように「日よけ」が一部しかない帽子も「キャップ」に分類されます。

「ファン」は英語で「Fun/楽しむ」と言う意味で、「ファンキャップ」は、パークで楽しい気分を盛り上げてくれるかぶり物、と言った意味になります。

 

 

こちらが、2026年1~3月に開催された、ランドの「ミニーのファンダーランド」のグッズです。このファンキャップは、もこもこ素材で出来た頭巾タイプですね。

 

実は、パークで販売されているファンキャップは、大きく2つの種類に分かれているんですよ。そこで、その見分け方を簡単にまとめてみました。

 

通年で販売しているタイプ

毛足が短いファー生地やフェルトなど、薄手の生地を使用している

耳を覆う部分やあごひもがない

品切れしても、定期的に補充される

販売期間が限定されているタイプ

毛足が長いファー生地や、もこもこ素材を使用している

ハロウィーンやクリスマスなど、季節限定イベントをテーマにしたデザイン

耳を覆う頭巾タイプや、全体に綿がたくさん入っていて、防寒具の役割もあるデザイン

品切れしたら、翌シーズンまで入荷はなし

 

 

 

ディズニー ファンキャップ

 

これは昨年10月に販売されたファンキャップ達です。どれも毛足の長い素材を使い、耳まで覆う頭巾タイプ。このデザインのファンキャップは「防寒具」のカテゴリの商品で、10月に販売開始→翌年3月までに売り切って販売終了、というサイクルで販売しています。発売直後の10月頃は、こんなにたくさんの種類のファンキャップがパーク中で販売されていたんですよね。

でも、12月頃にはほとんど売切れて、以降、商品の補充はされていません。

ここ数年、SNSなどに投稿する「映え写真」を撮影するために、カチューシャより目立つファンキャップを求める方が多くなっています。そのため、新しいファンキャップが販売されると、多くのゲストが買い求めて、すぐに品切れする傾向が続いています。

 

 

ヒョウ柄のファンキャップ

<ディズニー公式より>

 

例えば、こちらの「令和のヒョウ柄のファンキャップ」。このファンキャップは「防寒具」に分類されます。

2025年10月16日、数年ぶりにリバイバル販売されたのですが、この日はランド、シー、ボンボヤージュ、ディズニーアプリのオンラインショッピングサイト、ディズニーストア.JPにファンキャップを買い求めるゲストが殺到して大混雑を巻き起こしました。

それだけ、このファンキャップをかぶって映え写真を撮りたい方が多いということですね。

 

 

 

ファンキャップは、100%海外で製造されている

 

ファンキャップに限らず、ディズニーパークで販売されているぬいぐるみ、ぬいぐるみバッジ、ぬいぐるみチャームなど、キャラクターがデザインされた商品は100%、海外の工場で生産されています。加工賃が安い海外の工場で大量生産するから、そこそこのお値段でグッズが販売出来る訳ですね。

それでも、加工賃や材料費、輸送費などの高騰で、数年前と比べると、販売価格は30~40%くらい値上がりしています。

 

例えば、2026年1~3月に開催された「ミニーのファンダーランド」では、様々なグッズが販売されたのですが、大人気過ぎて、数日で在庫切れした商品がたくさん出ました。

その中で、ぬいぐるみ、ぬいぐるみバッジなど数点の商品は「予約販売」に切り替わって、パーク入園者に限り、オンラインショッピングサイトから予約して商品を買うことが出来ました。

ただし、「予約受付は2026年2月15日まで。商品のお渡しは2026年8月以降」という条件付きです。

 

「え~~~!? イベントは3月2日で終わるのに、商品は8月にならないと手に入らないのぉ~!?」

 

って、誰でも驚きますよね。でも多くのゲストは、それでもミニーのイベントグッズが欲しい!と言うことで、予約注文をされています。

この一件から、ディズニーグッズは、ある程度数をまとめて発注→製造から商品の到着まで、約半年かかる、と言うことがわかります。

私が回答しているYahoo!知恵袋のテーマパーク・カテでも、1~3月は「アプリで見たら、○○のファンキャップが品切れしています。次はいつ入荷するか、分かる人いますか?」と言う質問が頻繁に登場します。そして、そういった質問に付く回答はどれも同じ。

 

「それは、オリエンタルランドの担当者しか分からない。」

 

パークで販売しているグッズの多くは、1~2年前からデザインを起こし、販売する時期や製造する数量を決めて、海外の工場に発注します。

完成した商品は船便でまとめて日本に輸送、オリエンタルランドが商品の検品や値付け作業をして、ようやくグッズがパークのショップに並びます。

ランド40周年やシー25周年など、5年に1回の周年イベントでは、3年も前から特別チームを組んで、イベント全体の企画からグッズのデザイン、製造までを計画的に進めるそうです。これと並行して、平年の期間限定イベントの企画も進めるので、海外の工場ではいくつものイベントごとに製造ラインを組んでグッズを製造することになります。

なので、予想以上に商品が売れたからといって、簡単には追加発注に応じられないのです。

 

前の項目で「令和のヒョウ柄のファンキャップ」についてお話しましたよね。このグッズ、発売初日に爆発的に売れ、数日で完売終了してしまいました。

その後、11月頃にランド、シーのパーク内のみで商品が再び販売されていたそうです。でも、この情報はSNSで瞬く間に広まり、2025年12月には再び完売、それ以降、ずっと品切れ状態が続いています。

おそらく、オリエタルランド側は、2025年10月~2026年3月まで販売する予定でヒョウ柄のファンキャップを製造していたと思われます。それが発売初日にゲストがショップに殺到して収拾が付かなくなり、11月以降に販売する予定の商品まで放出してしまった。

仕方なく、翌年分の在庫だけは確保して、一旦、販売を停止。ほとぼりが冷めた頃に、こっそりパークのショップで販売再開。事の真相はこんなところだと思われます。

 

 

こんなファンキャップ、知ってる?

 

この項目では、今までパークで販売されたファンキャップで、面白そうな品をご紹介したいと思います。

 

ディズニーファンキャップ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ハンドパペットのダッフィーが乗っているのは、バナナ、キウイ、ブルーベリーで出来たファンキャップです。これは2015年7月の夏イベント「ミニーのトロピカルスプラッシュ」に登場したミッキーや男性ダンサーがかぶっていたフルーツ帽子をモデルにしています。

夏の日差しがガンガン照りつけるパークでこれをかぶって歩くと、頭が汗だくになりますが、周囲の注目度は抜群でした。

当時のオリエンタルランドは、こんな攻めたデザインにも「制作OK!」のGOサインを出していたんですね。

 

 

ナイトメア ビフォアクリスマス
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ハロウィーンと言えば、ジャック・スケリントン!

2016年のハロウィーンでは、ジャックのファンキャップが2パターン販売されました。左側はこの年の新作。右側の赤いサンタ帽のファンキャップは、数年前に販売された商品をリバイバルした物です。パークでこれを見かけた時は、ちょっと驚きましたね。前の商品は持っていたけど、思わずこれ、買っちゃいました。

 

 

ディズニーファンキャップ

 

ランドのワールドバザールで、身につけグッズを乗せたワゴンの行商(笑)をしているキャストさん。さっそく、「白雪姫」のこびとさんがグッズを見に来ていますね。

ミッキーの耳が付いた魔法使いの三角帽子に、ドナルドやバス・ライトイヤー、リトルグリーンメンのファンキャップ、ヒョウ柄のファンキャップも3色とも揃っているじゃないですか! こんなにたくさんの種類のファンキャップ、いつ、再入荷したの~?

って、これ、実は2011年10月に撮影した写真なんですよ。何と15年前!? ワールドバザールの様子は今も全然変わっていませんね。

当時はインスタグラムやTikTokはまだなかったし、キャラのファンキャップをかぶるのはちょっと恥ずかしいなぁ~、という学生さんも多かったです。

 

いかがでしたか? 

では、この記事が皆さんのお出掛けの参考になれば、幸いです。

広告