皆さん、こんにちは。
東京ディズニーシーで大人気のアトラクション「タワー・オブ・テラー」(以下、タワーと略す）
シーでは、ソアリン、トイストーリーマニア！に次いで、ＦＰが早くなくなるアトラクションです。
そのタワーのＦＰが、数日前から、終日発券なしになっているのは、ご存知でしょうか？
今日は、２０１９年１１月３０日（土)。シーは、午前９時３０分に入場制限が発動するほど、大混雑しているのですが、それでも、タワーは、ＦＰを発券していません。
先ほど、この異常事態を解明する、真相に迫る情報を入手したので、緊急に記事を作成しました。
タワーファン必読ですよ！！
タワーのエレベーターは、３基！！！
これは、タワーの最上部部分の画像です。
アーチ型の窓が４つ見えますよね。
この窓の左端が、エレベーターＡ、２つ目が、エレベーターＢ、割れた格子模様の窓は、フェイク、右端が、エレベーターＣです。
窓の間隔を比較すると、それぞれに対応するエレベーターが、等間隔で設置されているのがお分かりかと思います。
タワーは、１つの建物に、同じアトラクションが３個一緒に設置されている構造なのです。アトラクションのベースであるエレベーターは、コンピュータ制御されている精密機械なので、安全な運用には、定期的なメンテナンスが欠かせません。
タワーは、その構造から、営業を行いながら、エレベーター１基を休止してメンテナンスを行うことが出来ます。
なので、タワーは、２００６年９月４日のグランドオープン以降、施設を全面的に閉める「メンテナンス休止」をしたのは、２０１８年５月７日～２９日の、たった１回しかありません。
看板アトラクションのＦＰは、基本、打ち切りなし！
ランド、シーとも、ＦＰ対応アトラクションで、特に人気の高いものは、どんなにパークが空いていても、極力、ＦＰの発券を継続しています。
例えば、開園前の安全点検などで、運行に不安がある場合は、一時的に営業を見合わせたり、ＦＰ発券を止めることはありますが、朝イチから、ＦＰ発券なしというのは、異常事態です。
これは、２０１９年５月の平日の、１５時頃に撮影した、タワーのＦＰ発券所の表示板。
タワーのＦＰが、１５時まで残っている＝空いている日、です。スタンバイ７０分は、タワーでは、ちょっと混んでいる程度の待ち時間ですね。
今日、１１月３０日（土）の、開園直後の状況。
朝イチからこの表示なのは、今日１日、タワーのＦＰを出さないのは、開園前からの決定事項ということです。
実は、１１月２５日（月）から、タワーのＦＰが発券されない状況が、ずっと続いていて、ネットでも、ファンがざわざわしていたんですよね。
タワーのエレベーターが、１台しか動いていない！？
これが、ここしばらく、タワーのＦＰが発券されていない理由です。
なんと、現在、エレベーターが１台しか動いていないため、ゲストを案内するオペレーションにかかる時間が読めなくて、ＦＰが発券できないんです。え～～～！？
タワーの各エレベーターは、定期的に１基ずつ休止させて、メンテナンスを行っています。もともと、１台が運休している期間に、運悪く、１基が不具合を起こして運用不可に。
そのため、現在は、残された１基だけで、何とか営業している状態ということ。
タワーは、１乗車２２人乗り。１基のエレベーターに、１階と２階に乗り場を設けて、交互に乗車させることで、効率化を図っていますが、それでも、１乗車１５分かかるので、１時間当たりでさばけるゲスト数が少ないアトラクションなのです。
そのため、同じものを３基作って、ゲストの回転数を上げているわけです。
１１月３０日(土）の、１０時過ぎのタワーの状況。
レベル１３バージョンでもない、普通の土曜に、このスタンバイ時間は、かなり異常。
レベル１３（れべるさーてぃーん）については、こちらの記事を参考してください。
「東京ディズニーシー タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”に異議あり！！」
https://sskumatei.com/448.html
今は、入園して、スマホで、ソアリンのＦＰを発券→トイストーリーマニア！か、タワーにスタンバイ、という流れがトレンドなので、タワーの情報をチェックしていないゲストは、定番のパターンの通りに動いて、予想外の激混みスタンバイに巻き込まれた形です。
それと、ＦＰの発券がないと、ＦＰルートも、当然閉鎖されるわけですが、バケーションパッケージについているＦＰ、｢未来のチャレンジャー証明書」をお持ちのゲストに限り、ＦＰルートが利用できます。
タワーの入り口にいるキャストさんに申告すれば、ＦＰルートに通してもらえますよ。
どうなる？ レベル１３！？
今回、停止しているエレベーターは、Ａ、Ｂ、Ｃのどれかは、まだ判明していません。
でも、先の項目でも挙げた、「レベル１３」は、ここ数年の、キャンパスデー期間の売りでもあるので、おそらく、２０２０年１～３月にも開催されるでしょう。（現時点では、未発表）
そんな、いつも以上にタワーが混雑する時期に、エレベーターが１基故障したままでは、まともにゲストをさばくことが出来ません。
それに、レベル１３実施には、エレベーターの落下パターンのプログラムの変更作業が必要。２０２０年も、２０１９年と同じ、”アンリミテッド”バージョンを開催するとしたら、落下パターンがひとつ減ることになります。それでは、限定版自体の面白みに欠けるますよね。この、エレベーターの不具合は、いつまで続くのでしょうか？
１１月３０日まで、センター・オブ・ジ・アースが、プロメテウス火山の改修工事のため、長期休止しています。
ただでさえ、ＦＰ対応アトラクションが１つ少ないのに、タワーのＦＰが発券中止、スタンバイでしか乗車できないでは、私がブログで提唱している、「効率のよい回り方」も、上手く機能しません。これは困った・・・
タワーは、２００６年９月に、シー開業５周年を記念して建設されたアトラクションです。そしてシーは、再来年、２０２１年に、開業２０周年を迎えます。
タワーは、シーでは、かなり稼働率が高いアトラクションです。
グランドオープンから、はや１３年、過酷な使用状況から、早くも、老朽化の波が押し寄せているのかも知れません。
この不安が、杞憂で終わればよいのですが・・・
＜２０１９年１２月２日(月）追記＞
先ほど、ＴＤＲのＨＰを確認したところ、今日は、タワーのＦＰが発券されていました。
８時５４分の更新時点で、ＦＰの乗車時間は、９時３０分～１０時３０分、スタンバイは８０分です。
ちなみに天候は、「雨、時々止む、降水確率８０％、気温１７℃ー６℃」です。
ただ、今後も、こういったトラブルが起こる可能性は、皆無ではないでしょう。
参考資料として、
●ソアリンは、９時２０分更新で、ＦＰ２０時５０分～２１時５０分、スタンバイ１２０分。
●トイストーリーマニアは、９時３０分更新で、ＦＰ１６時５０分～１７時５０分、スタンバイ１７０分。
今日のシーは、かなり空いている状態ですね。
ちょこっと、おまけ
記事を書くたびに、手持ちの膨大な画像資料をチェックするのですが、そこで、ちょっと面白い画像を見つけました。
普段は、なかなか撮影できないものばかりですよ。
ホテル・ハイタワーの、１階のロビーです。
ゲストが、誰１人もいませんよね。今は、ハッピー１５の先頭から入園して、１番乗りでタワーに入場しても、撮影できるかどうか。
これは、２０１１年１月に、ディズニーホテル、オフィシャルホテル宿泊者限定のイベント「アーリーエントリー」を利用した際に撮影したものです。
シリキ・ウトゥンドゥの偶像が見つかったエレベータ近影。
エレベータードアの壊れ方から、その落下の衝撃の大きさが推し測れる。
タワーに隣接した庭にある、ヒンドゥー教の神の彫像。多分、シヴァ神だったと思います。
タワーの庭は、こういった女性だけの神の像を配置した、「インドの森」と、もうひとつ、｢瞑想の森」の２つで構成されています。
以前は、ガイドツアーで、この庭の見学が出来たのですが、今は、スタンバイ１５０分以上といった混雑日で、スタンバイルートが庭まで伸びたときでないと、見ることは出来ません。
瞑想の森にある、噴水。
このデザイン、どこかで見たような？ と思った人はいませんか？
タワーには、「メモラビリア｣というショップが併設されているのですが、そこにある、ガチャガチャ販売機のデザインは、この噴水がモデルなんですよ。
こちらが、ガチャガチャ販売機。噴水のデザインをデフォルメして、かわいい感じに仕上がっていますね。トップにいるのは、ヒンドゥー教の、象の姿の神様、ガネーシャ神です。
タワーの建物を始め、お庭、ショップの什器にいたるまで、こだわりにこだわった作り込みが、ディズニーイマジニアの、腕の見せ所ですね。