みなさん、こんにちは!
東京ディズニーシーの人気アトラクション「タートルトーク」が、2020年2月6日から、FP対応になりました!!
タートルトークは、ピクサー映画「ファインディング ニモ」に登場していたキャラ、アオウミガメのクラッシュが、ゲストといろんなお話をするという、3Dシアタータイプのアトラクションです。
クラッシュは、年齢が150歳。長年、海で生きてきた、豊富な知恵と知識、ユーモアとウィットに富んだ話術で、ゲストを楽しませてくれます。
実は、タートルトークには、以前からFPルートがあり、FP乗車の運用をしていた時期があったのは、ご存じですか?
「えっ!? タートルトークって、オープンした時から利用しているけど、そんな話、聞いたことないよ。FP発券機だって、どこにもないじゃん!」
「おいおいおい~
お前たち、俺のことが好きって言いながら、そんなことも知らなかったのかい? 」
という、クラッシュからのご意見をいただいたわけではないですが(笑)
ちょうどいい機会なので、タートルトークのオープン前から現在までの、知られざるエピソードを、いろいろとご紹介していきたいと思い、この記事を作成しました。
雰囲気を盛り上げるため、ところどころ、クラッシュの口調で進めていきますね。
では、
「よ~、お前たち、サイコーだせ!!」
「うおーーーー!!!」
グランドオープンは、2009年10月1日
タートルトークは、2004年11月、アメリカ・カリフォルニアのエプコットに、初登場しました。以降、2005年7月、カリフォルニアに2つ目、2008年8月、香港に3つ目がオープン。
シーのタートルトークは、世界で4つ目になります。建設費は、20億円。
オープンから、すでに11年経っているんですね。
ちなみに、建設費の参考として、タワー、230億円(2004年着工)トイストーリーマニア!120億円(2009年着工)、ソアリン180億円(2017年着工)です。
タートルトークは、ぶっちゃけ、SSコロンビア号の一部を間借りしたアトラクションなので、建設費用は、かなり低めです。
タートルトークが設置されている場所は、もとは、キャスト用の休憩所だったとか。
「え~、だったら、キャストさんは、どこで休むんだい?
コンブやワカメがたくさん生えている場所を、俺にも教えてくれよぉ~」
あはは~、クラッシュ~、キャストさんは人間だから、休む時は、いすやソファに座るんだよ。
さて、タートルトークの導入が発表された当時は、まだ、シーが、「大人のディズニー」を目指して、いろいろと試行錯誤していた時期でした。
なので、小さいお子様向けのアトラクションの印象が強かった、タートルトークの導入には、「シーの雰囲気に合わないのでは?」といった意見も多かったです。
その後、2011年7月に、ダッフィーの常設グリーティング施設「グリーティングトレイル」がオープン。2012年7月には、「トイストーリーマニア!」がオープン。
オリエンタルランドは、シーにお子様向けの施設を増設して、家族で楽しめるパークへと、徐々にシフトチェンジしていきました。
私は、これら一連の施設の建設を、アトラクションの内容から、「アメリカンウォーターフロントお子様化計画」と呼んでいました。
これが、幻の、タートルトークのFPだ!
シーライダーのFPを発券したら、FPの下に、もう1枚チケットがついている?
そう、これが噂の「サプライズ・ファストパス」です。
しかも、何と!?
タートルトークのFP!?
サプライズ・ファストパスのUP。
当時のタートルトークは、まだFP非対応のアトラクションでした。
2016年3月で終了した、プレミアムガイドツアーでも、FP非対応アトラクションは、通常のスタンバイルートに並ばないと利用できなかったので、当然、ガイドツアーでタートルトークを希望しても、スタンバイ利用しか出来ませんでした。
タートルトークのFPルートが使えたのは、プレミアムガイドツアーと同時に終了した、もうひとつのガイドツアー、
「東京ディズニーシー/ようこそ! 冒険とイマジネションの海へ」のみ。(当方、何度か、利用経験あり)
ちなみに、このツアーの内容は、パーク内の名所巡り、アトラクション2つ(タートルトークと、シンドバッドで固定)、キャラグリ、というものでした。
このキャラグリというのが、当時、ドックサイドステージで上演していた、「テーブル・イズ・ウェイティング」に登場する、船長服姿のミッキーとのキャラグリなんです!!
なので、このキャラグリ目当てで、ツアーを利用する人が、とても多かったですね。
「今日は、僕に会いに来てくれてありがとう、あはっ!」
いや~、このミッキーに会えるなら、ガイドツアー、何回でも参加しちゃいますよね。
ということで、このサプライズFPには、びっくりしました。
今まで、ランド、シー両方で、サプライズFPが出てきたことは何度かありましたが、いずれも、ランドは、シューティングギャラリー、シーは、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」のFPだったので。
シンドバッドも、FP非対応なので、これのFP、レアといえばレアですが、シンドバッドって、よほどの混雑日以外は、スタンバイ5分の空いているアトラクションなので、ありがたみがないのも確かでした。(おいおい・・・)
そういう意味では、タートルのFPは、プレミアム感が、半端ないです。
それに、「ニモ&フレンズ シーライダー」と「タートル・トーク」を、こんな形で関連づけるなんて、心憎い演出ですね。
サプライズFPは、ランド、シー、どちらでも、FP対応アトラクションのFP発券機から、ランダムで出てきます。
こちらは、スターツアーズのFPを発券した時の、サプライズFPです。
ちなみに、シューティングキャラリーの料金は、1回100円。
TDRでは、2019年7月23日から、スマホでFPが運用を開始しました。
このシステム変更により現地のFP発券機械でFPを発券した場合は、「FPリマインダー」という、白いレシート状の紙しか出てこなくなりました。
そのため、「サプライズFP」の制度は、現在は廃止されたと思われます。
これが、FPリマインダーの現物です。
スマホでFPのシステムでは、発券したFP自体は、パスポートに印字されているQRコードで管理されています。
アトラクションのFPルートは、そのQRコードを読み取り機にかざして通過する形に変更されました。
ちなみに、「リマインダー」とは、「備忘録」という意味です。あくまでも、乗車時間を示すメモって感じなので、こんな味気ない仕様になったのかなぁ。
タートルトークのFPルートは、どこにある?
ここが、タートルトークの入り口です。
画像を探していたら、2015年春のイースターイベント期間に、各アトラクションごとに作られた、スペシャルなイースターボンネットイベントの画像が出てきたので、それをそのまま使いますね。(時間があれば、この、イースターボンネットの特集記事を書きたいなぁ。)
ゲストは、入り口のゲートをくぐって、SSコロンビア号の船内に入り、Qライン(スタンバイ列)に並びます。
次に、ゲストは、プレショールームへ案内されます。そこでは、キャストさんが、スライドを使って、海底展望室や、アオウミガメのクラッシュについての説明を行います。
その後、プレショールームの左側にある扉が開き、ワイドサイズのスクリーンがある、海底展望室へと、ゲストを誘導します。海底展望室は、小さな映画館といった仕様で、右手のスクリーンの前に、ベンチシートが並んでいます。定員は、238人。
タートルトークのFPルートは、逆ルートの、SSコロンビア号の出口から船内へ入ります。
次に、プレショールームへ直接入れるキャスト用出入り口から、プレショールームへ入り、説明を聞いてから、海底展望室へ、という流れになります。
他のアトラクションのように、別にFPルートがあるのではなく、Qラインをショートカットして、プレショールームまで進む形になっています。
タートルトークのFPは、ライド型のアトラクションのFPと違い、「次回の上演にご案内」という性質です。なので、たとえスタンバイ60分でも、5~15分で、海底展望室まで進むことができます。
ちなみに、マジックランプシアター、マーメイドラグーンシアターのFPも、タートルトークと同じ運営方式です。
次に、FPの発券方法について。
タートルトークは、FP対応になっても、FP発券機は、周辺には設置されていません。
ディズニーアプリの方には、FP対応アトラクションに、タートルトークが登録済なので、スマホををお持ちの方は、アプリでタートルトークを選択して、FPを発券することができます。
スマホをお持ちでない方は、入り口のキャストさんに、お声掛けください。キャストさんが利用人数を確認して、手書きのFPを発券してくれます。わ~、超アナログな対応。(笑)
2020年2月9日(日)、10時40分頃の、タートルトークの、スタンバイ、FP発券状況。
この日は、2月8日(土)~2月11日(火、祝)の、飛び石4連休の中日でした。世間は、新型肺炎のニュースでもちきりでしたが、TDRは、いつもの土日より、やや混みといった感で、多くのゲストでにぎわっていました。
この日は、8時開園。スタンバイ60分は、結構待ちますね。
タートルトークは、シアタータイプのアトラクションなので、20分ごとに、200人のゲストが団体でごそっと動く、という流れになります。スタンバイ60分は、シアターの入れ替え3回分ということ。
撮影は、11時5分。FPの利用時間が、11時15分~12時15分なので、発券したら、10分後には、もう使えるFPです。
先にも書いたように、シアター系のFPは、「次回の上演に優先案内」なので、発券からFPの利用時間までの間隔が短いです。
シアター系のFPを発券したら、あちこちうろうろする時間の余裕はないので、注意が必要ですよ。
さて、以上で、タートルトークのFPについて、一通りご理解いただけたと思います。
タートルトークは、小さなお子さんから大人が、みんな一緒に楽しめる、数少ないアトラクションです。
何気に待ち時間も長いので、混雑日は、利用しにくかったですよね。
でも、FPがあれば、少ない待ち時間で、クラッシュに会いに行くことができます。クラッシュと、もっともっとお話しして、海の仲間のことを教えてもらいましょう!
「じゃ、クラッシュ、また会いに来るね。」
「今日は楽しかったぜ。また、みんなで、会いに来てくれよな。
お前たち、サイコーだぜぃ!!」
「うぉぉーーー!!!」