ディズニーまん防延長!入園者5000人で「スタンバイパス」はどうなる?フル発券・コアタイムとは?

皆さん、こんにちは。

コロナ禍でもゴールデンウィークは、各地の観光スポットはそこそこ混雑していましたね。ディズニーも千葉県にまん防が適用されて入園者数が制限されていますが、制限前に販売されたチケットは有効なので、ゴールデンウィーク中は連日混雑していました。

今のディズニーでは「ファストパス(FP)」はずっと運用停止で、代わりに「スタンバイパス」という別の制度を導入しています。このスタンバイパス制度、イマイチ使い方が分からないという方が結構多いですね。日によって運用の仕方が変わるのが、余計にゲストを混乱させているみたい。

そこで今回は、スタンバイパスの基本のおさらいからまん防期間の運用までをまとめた記事を作成しました。スタンバイパスの基本、知っていると知らないでは、パークでの快適度が大きく変わってきますよ。

 

 

広告

スタンバイパスは「ゲストファースト」の制度ではない

 

最初に、パークがコロナ禍の休園から再開したのは、2020年7月1日です。もうすぐ1年になるんですね。

パーク再開当初は、1日の入園者数を推定2万人程度に抑えていました。休園前のディズニーはランド、シーとも平日でも1日4、5万人入園していた大人気テーマパークです。ということで1日2万人は、いつもの半分、かなり空いている状態のはずなのですが、パーク再開後は「ファストパス制度(略してFP)]を運用していないため、人気アトラクションにゲストが集中してスタンバイ列が密になるケースが多発しました。

シーのソアリン、トイストーリーマニア!ではそういったスタンバイ列の混雑が特にひどく、ピーク時にはスタンバイ100分を超えることもありました。

こういった状況に危機感を持ったパーク側が、ゲストの密を回避するために考え出したのが「スタンバイパス制度」です。

スタンバイパスの導入は、2020年9月23日からシーで導入されました。ランドへの導入は2020年12月22日から。実施時期に3か月も開きがあるのは、シーのソアリン、トイストーリーマニア!の混雑がいかにひどかったかという証明です。

スタンバイパス制度は、スタンバイ時間を短くする効果はありません。ゲストがアトラクションに並ぶ時間を制限して「密」を発生させないことが目的です。列に並べる時間の幅は基本30分。でも、この時間内のゲストの集まり方にはムラが出るので、列がスイスイ進む時もあれば、30~60分待ちになる時もあります。

そういったスタンバイパスの成り立ちを知らないゲストからは、「スタンバイパスを使っているのに、何で1時間も並ばなきゃならないの!?」といった不満がたびたび出ているようですね。

 

 

ちなみに、パーク再開後は、なぜFP制度を停止しているのでしょうか?

FP制度はアトラクションに「スタンバイ列」と「FP列」の2つの列を作ってゲストを整理する方式で、FPを持ったゲストがやってくるたび、スタンバイ列の進みが停止します。そのためスタンバイ列で密が発生して感染する恐れがあるので、運用を停止しているのです。

コロナ禍で再開したパークはショー、パレードが全滅状態なので、どうしてもアトラクションにゲストが集まってしまいます。

 

コロナ前のソアリンのスタンバイ列の様子。恐ろしいくらい、ゲストが密集していますね。

 

 

スタンバイパス対応アトラクションと運用について

 

では、ランド、シー各パークのスタンバイパス対応アトラクションとその運用について説明しましょう。基本、休園前のFP対応アトラクション=スタンバイ対応アトラクションという感じです。運用時間やパークの営業時間は、スタンバイパス制度が開始したシー2020年9月23日、ランド2020年12月22日の時点のものです。当時の入園者は1パーク推定2万人。

 

<ランド6個/9時開園~21時閉園>

アトラクション名 開園時間に並べる〇並べない✖ スタンバイパスのみ対応時間(コアタイム) スタンバイ復活時間
ビッグサンダーマウンテン 10時30分~18時 18時
スプラッシュマウンテン 10時30分~18時 18時
プーさんのハニーハント 10時30分~18時 18時
スペースマウンテン

10時30分~18時

18時
バズのアストロブラスター 12時~18時 18時
モンスターズインク 12時~18時 18時

 

<シー8個/9時開園~21時閉園>

アトラクション名 開園時間から並べる〇並べない✖ スタンバイパスのみの時間(コアタイム) スタンバイ復活時間
ソアリン 終日
タートルトーク 〇/10時開始 14時~17時 17時
タワーオブテラー 12時~18時 18時
トイストーリーマニア! 10時30分~18時 18時
インディジョーンズ 10時30分~18時 18時
レイジングスピリッツ 12時~18時 18時
マジックランプシアター 〇/10時開始 14時~17時 17時
センターオブジアース 10時30分~18時 18時

 

ランド、シーとも、10時30分~18時の間のアトラクションは、スタンバイパスなしでは利用できなくくなっています。私はこの時間帯を「コアタイム」と呼んでいます。

 

こちらは、入園当日にディズニーアプリで確認出来るスタンバイパスの運用状況です。サンプルは2回目の緊急事態宣言が解除された3月21日以降の3月下旬で、入園者が1万人、営業時間は9時開園~20時閉園の日のものです。入園者が1万人レベルだと、ランドの3大マウンテンやシーの人気どころ、絶叫系はスタンバイパスありですが、それ以外はスタンバイパスなしになっています。運用時間も微妙に変わっていますね。

 

 

これらの表から、ディズニー側では、当日の入園者数に合わせてスタンバイパスの運用を臨機応変に調整していることが分かります。

 

フル発券、一部発券とは?

 

スタンバイパスの運用一覧から、スタンバイパスの発券には当日の入園者数が影響していることが分かりました。では、入園者何人でどういう発券状況になるのかを表にしてみましょう。

 

入園者数 ランド シー 該当する営業期間
1万5千人~2万人 フル発券 フル発券

パーク再開から緊急事態宣言が出るまでの期間。2020年8月~2021年1月8日。

2020年年4月1日~4月19日

1万~1万5千人 一部発券 一部発券

パーク再開直後、スタンバイパス導入後の平日など、日付指定が当日まで売れ残っていた日。

緊急事態宣言が解除された3月22日~3月31日

5,000人~1万人 一部発券 一部発券

緊急事態宣言実施中の1月12日~3月21日

まん防が延長された5月22日~31日

 

フル発券とは、全てのスタンバイパスが発券されることを指します。

一部発券は、特に人気のアトラクションのスタンバイパスのみ発券を指します。1部発券でもパターンが2つあり、入園者数によって運用が違っています。

入園者数 ランド シー
1万~1万5千人 ビッグサンダー、ハニハン、スプラッシュ、ハニハン ソアリン、トイストーリーマニア!、タワー、インディ、センター
5千人 スプラッシュ、ハニハン ソアリン、トイストーリーマニア!

 

アトラクションを効率よく利用するには、スタンバイパスの仕組みを知ることと、それと合わせて、当日の入園者数を知ることが基本です。

先日、千葉県のまん防延長が決定し、ディズニーでは、5月31日まで入園者5,000人が延長されることになりました。まん防が実施されたのは4月20日からで、その時点で5月21日までのチケットが販売済、入園者数は上限2万人でした。

そこから、5月21日までは入園者1万人レベル、5月22日~31日までは入園者5千人レベルになると予想されます。

スタンバイパスの発券対象が少ないと、アトラクションは基本スタンバイ利用になるので、効率的な回り方自体、意味がなくなります。5月22日~31日に出かける人は、2回目の緊急事態宣言中のパークのようなガラガラ状態が体験できると思われます。

アトラクション乗り放題のパークを体験したい!というゲストがいる一方で、実際にそういったパークに行った人からは「アトラクションに待たずに乗れるのはいいけど、すぐに飽きる」「人が少なすぎてパークが寂しい」「空いていないお店が多くてでつまらない」という声もあるんですよね。

 

GW以降のパークは、まん防の影響で入園者が減少気味です。東京都、大阪府等主要都市にはもっと厳しい緊急事態宣言が出ていて他県への移動自粛が呼びかけられています。

ディズニーパークでは感染予防対策がしっかり取られているので、パーク内は市中より安全と言われていますが、その行き来の交通機関などはやはり危険。ディズニーへお出かけする時は、自己防衛をしっかりして感染しないように注意しましょう。

では、この記事が皆さんのお出かけのお役に立てば幸いです。

広告