ディズニー泣いたら入園できた⁉ネット炎上の真相に迫る!当日券は本当に存在したのか?

皆さん、こんにちは。

3月も半ばになりましたが、1月8日に発動した緊急事態宣言はいまだに継続中で、ディズニーでは時短、入園者数を制限した営業をつづけています。

1日たった5,000人しか入れないと言われているディズニーで、最近信じられないような出来事が起きて、ネット上で物議が巻き起こっています。

それは、ある女性がディズニーのチケットを取り損ねたまま来園し、ゲート前で入園できないことが判明して号泣したら、キャストさんの計らいで入園できたというエピソード。

小さい子供ではなく、大人の女性がゲート前で号泣というシチュエーション自体、普通はあり得ませんよね。私はこの話をYahoo知恵袋の質問で知ったのですが、腑に落ちない点が多すぎるので、自分で情報を集めて真相を解明することにしました。

ディズニー年パス歴10年以上のキャリアで、この出来事についてとことん深掘りしていきますよ!

 

 

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ディズニーのチケットは「予約」ではなく「購入」

 

最初に「ディズニーで泣いたら入園できた」という女性は、R・Mさん。24歳のモデルで女優も目指している、いわゆるタレントさんです。ネットでは実名が公表されていますが、ここではイニシャルだけにとどめておきます。

号泣事件が起こったのは、3月1日。この日はR・Mさんの誕生日で、事前にチケットを予約して来園。しかし予約がうまくできていなく、入園できない事態が発生。それが悲しくてゲート前で号泣されたようです。

パークが再開した2020年7月1日以降は「オンライン限定の日付指定」を買わないと入園することが出来ません。日付指定は「eチケ」という券種で、公式の予約・購入サイト、ディズニーアプリで購入します。支払いはクレジットカードのみ対応です。

eチケは購入した時点でスマホにチケットが表示され、クレジット会社にもすぐにデータが飛んで即決済されます。eチケは予約ではなく、オンライン上でお金を払って買うものなのです。

 

「ディズニー日付指定」はクレジットカードなしでは買えない!カードを持っていない人はどうすればいいの?

https://sskumatei.com/2742.html

 

ここで第一の疑問。

それを「予約がうまくできていなくて…」と言い訳した時点で、この人、日付指定の買い方を知らないのでは?と思ったのです。もしかしたら、クレジットカードを持っていなくて、友人知人にチケットの代理購入を依頼していたのかも? 

でも、3月1日のパークは緊急事態宣言の真っただ中で、販売されるチケットの枚数が極端に少ないため、ものすごい争奪戦になっています。代理購入を引き受けた人が今のディズニーのチケット事情に詳しい人でも、簡単には買えない状況です。

そこで第2の疑問。

公式でチケットを買ったのではなく、メルカリやフリマの転売チケットを買ったのではないか? ディズニーのチケットは不正譲渡、転売禁止です。人前に出るタレントさんがそういうものを買うのは、イメージが悪いですよね。また、転売チケットはほとんどが詐欺だと言われていて、非常に危険な代物なんです。

で、当日、転売で入手したチケットで入園しようとしたら、ゲートのフラッパーがバターン!そこでようやく詐欺に気づいたけど、ディズニーのチケットは転売禁止なのは知っているから、キャストさんには本当のことは言えない。だから「予約がうまくできなくて…」と言ってごまかした。案外、これが真相かも知れません。

 

これがランドの新ゲートの改札機です。白い四角の部分に紙チケやスマホをかざして、QRコードを読み取る方式。チケットに不備があると、水色のフラッパーが閉じてゲストの通過を制止、キャストさんがチケットを目視で確認しに来ます。

 

第3の疑問として、たまたま「紙チケ」を持っていて、それで入園しようとしていた? ディズニーにあまり来ない人だと、これもあり得ることです。実際、パーク再開直後は、手持ちの紙チケで入園できると勘違いしたゲストが門前払いを食らうケースが多発していたそうです。多分、今でも時々起こっていると思われます。

現在、紙チケは「抽選による入園」に応募して当選すれば使用することが出来ます。

 

ディズニー「手持ちの紙チケ」で入園可能に⁉「抽選による入園」について詳しく解説!

https://sskumatei.com/3013.html

 

このように、チケットの件だけを取り上げても、R・Mさんの発言は疑問だらけということが分かりますね。

 

 

キャストが言った「チケットをもう一度買う」とは?

 

パークに入園出来ないと分かったR・Mさん、舞浜駅に戻ろうとしたところ、キャストが声をかけて「もう一度チケットを購入していただければ入園できますよ。」とアドバイスをしてくれたとか。そこでR・Mさんは現地でチケットを買い直して、無事ランドに入園することができたそうです。

一見、美談のようですが、ネットではキャストのこの言動がえこ贔屓だ!と炎上の原因になっているのです。

最初に、今のディズニーは「オンライン限定の日付指定」がないと入園出来ません。チケットを持っていない人は容赦なくゲート前で門前払いです。なのに、このキャストさんはなぜ、R・Mさんには声をかけたのでしょうか? タレントさんと言っても、それほど顔が知られた人ではないのに。(これについては次の項目で述べます。)

それに「チケットを買い直す」? 日付指定は前日までに買うものじゃないの? パークのチケットブースはずっと閉まったままなのに、どこでチケットを売っているの?

実は「オンライン限定の日付指定」は、当日でも買うことが出来るんですよ。キャストさんは、それを買えば入園できると教えてくれたのです。

 

ディズニー再開チケット「当日券」の存在が発覚!どうすれば買えるの?

https://sskumatei.com/2562.html

 

 

ただし、当日券は必ず販売されているとは限りません。特に緊急事態宣言で入園者数を制限している今は、ずっとチケットが完売状態のまま。たまたま3月1日に当日券が余っていたなんて信じられない!

オリエンタルランド側も、これについては「社として把握している。」として、キャストがアドバイスをしたことは認めています。ただ、R・Mさんに販売した券種については明かせないとしています。「わからない」ではなく「明かせない」。これは、一般のゲストには販売できない券種を売ってあげたと自白したようなものですよね。

ディズニーのチケット事情に詳しい方々の中には、チケットの販売状況を逐一チェックしている方もいて、3月1日は当日券は販売されていなかったという証言もあります。例えば、ディズニーホテル宿泊者枠やオフィシャルホテルの「入園確約プラン枠」の余りをキャストの裁量で流用したのではないでしょうか。

R・Mさんが号泣したシーンは、TikTok(ティックトック)という動画投稿サイトにご本人が投稿したものですが、どう見ても誰かに撮影してもらったアングルです。入園後のシーンは明らかに誰かに撮影してもらっていますから、当日は最低でも2人で来園していたということになります。

ということは、同行者もチケットの予約を失敗してた? それとも同行者は正規のチケットを買っていて、彼女だけが「予約に失敗」していたのか? これも非常に不自然な話ですよね。

もし、同行者もチケットの予約に失敗していたとしたら、ディズニー側は最低でも2人に「当日券」を販売したことになります。これっていわゆる「忖度」ですよね。キャストさんにとってR・Mさん達は、それ位特別な存在だったのでしょうか?

 

皆さん、チケット販売日には何時間もスマホにかじりついてチケットを入手しているのに、この女性のようにゲート前で泣いたら特別なチケットを売ってくれたという事実は、ディズニーの大きなイメージダウンになってしまいました。

 

 

なぜ、キャストは彼女に声をかけたのか?

 

この出来事の一番大きな疑問が、この点です。

チケットを持っていないゲストはゲート前で追い返されるのに、なぜ彼女だけ、キャストさんに特別扱いされたのでしょうか? モデルさんと言っても、それほど有名ではないようだし。

R・Mさんが所属する事務所のホームページなどで、彼女の経歴をチェックしてみました。今は主に女性雑誌などのファッションモデルの仕事をしているようで、ウェディングドレスのショーなどにも出演しているようです。

ん? ウェディングドレス?

東京ディズニーリゾートにあるディズニーホテルでは、定期的にウェディング関連のイベントが開催されているのは御存じですか? イベントでは、結婚式に使用するチャペルや披露宴会場の見学の他に、式で着用できるウェディングドレスやお色直し用のカラードレスのファッションショーも開催されます。(スケジュールは公式に随時UP)

もしかしたら、R・Mさんもこのディズニーのウェディングイベントにショーのモデルとして出演したことがあるのではないでしょうか?

そういった関係で、たまたま対応したキャストさんが彼女の顔と名前を知っていて、「あっ、R・Mさんが困っている。何とか助けてあげなくては。」と声をかけて特別なチケットを販売してあげた。

この辺はあくまでも推測にすぎませんが、もしこれが事実なら、話がストンと落ち着くような気がします。

 

過去にも、大物女性歌手のバックダンサーだった男性が、入場制限中のシーにオープンパスポートで入園させろとゴネてトラブルを起こした時、「超裏技的入園方法」があることが暴露されました。

VIP限定の「優待入場券」(株主優待券/株主用パスポートとは別物)の存在も、割と知られた話ですね。

ディズニーでは「ゲストは平等に扱う」をモットーにしていますが、実際はそうではないケースも存在するのです。

 

では、この記事が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

 

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