皆さん、こんにちは!
今年も9月になりましたね。ディズニーでは今年もコロナ禍でハロウィンイベントはありませんが、ランドは「美女と野獣エリア」が人気、シーは開園20周年でそれなりに盛り上がっています。
でも、ディズニーは、いまだにコロナ禍の影響を受けて自由にチケットが買える状況ではありません。入園者数が制限されているため、「オンライン限定の日付指定」を頑張って買うか、手持ちの名刺サイズの紙チケット(略して紙チケ)で抽選に応募するかといった感じです。
この紙チケ、一般的な紙チケの利用期限は2022年3月31日まで。株主優待券だとさらに短く、2022年1月31日までです。パークが再開した2020年7月の頃は、2022年なんてもっとずっと先だと思っていたのに、気が付けば、紙チケの利用期限はあと半年ほどしかないんです!?
そこで今回は、手持ちの紙チケを利用期限までに使い切る方法を、いろんな角度から検証してみることにしました。うかうかしていたら、その紙チケ、使えないままで終わってしまうかも知れませんよ。
なぜ、家に未使用の紙チケがあるの?
ディズニーのチケットと言うと、皆さんはどんなチケットを思い浮かべますか? 多分、ほとんどの人が「名刺サイズでキャラのイラスト付きの紙のチケット」(略して紙チケ)と答えると思います。
パークが休園する前に販売していた紙チケ。2020年2月現在で、絵柄は6種類です。
休園前のディズニーのチケットで、ディズニーストアなどで購入できる紙チケは、「日付指定」といつでも入園できる「オープンパスポート」の2種類がありました。利用期限はどちらも購入日から1年間です。
ディズニーに近い東京都や周辺の県では、お誕生日のプレゼントやちょっとしたお礼、結婚式の披露宴のビンゴ大会やお祭りのくじ引きの景品などに、ディズニーのオープンパスポートを使うケースがとても多いです。なので、家の引き出しには常にパスポートがあるご家庭も。それだけ、ディズニーが身近なんですね。地方在住のディズニーファンにはうらやましい話です。
そのディズニーがコロナ禍で2020年2月29日から臨時休園。2020年7月に再開するも「オンライン限定の日付指定」でしか入園できない状況になってしまいました。以降、紙チケはそのままでは使えない状態がずっと続いています。
他には、
- 家族がディズニーのスポンサー企業で働いている
- ディズニーを経営するオリエンタルランドの株を持っていて、定期的に株主優待券が送られてくる
- ディズニーのチケットが欲しくて懸賞によく応募する
- フリマや転売サイトで格安のチケットを見つけたら購入しておき、それから予定を立てて出かける
といった感じで、未使用の紙チケが家にある人は、意外と多いのです。でも、1年に1,2回くらいしかディズニーに行かない人も結構多くて、紙チケの存在を忘れているんですね。
そういう人達は、TVやネットのニュースでディズニーを取り上げた時に、「あっ、そういえば、うちにもディズニーチケットがあったような…」と未使用のチケットを発掘するんですね。
紙チケは抽選に当たらないと使用できない!
先にも書いたように、パークが再開した2020年7月以降、紙チケはずっと使用停止状態が続いています。でも利用期限は、一律2022年3月31日まで自動的に延長されています。
紙チケは、パークが通常営業に戻れば使用できますが、コロナ禍が予想以上に長引き、一向に使用できる状態にならない。そういったゲストの苦情が多かったのか、ディズニー側は2020年11月に、「抽選による入園」という紙チケの救済措置を発表しました。
https://sskumatei.com/3013.htm
ちなみに、「抽選による入園」の当選者が初めて入園したのは、2020年12月からです。
年が明けて2021年になってもコロナ禍は収まらず、東京都をはじめ関東方面は、1月8日に2回目の緊急事態宣言が出て以降、現在までずっと緊急事態宣言か「まん延防止等重点措置(略してまん防)」が出た状態が続いています。そのため、大規模イベントやテーマパークの入場者数もずっと制限が続いた状態です。ディズニーも1日の入園者数を1万人前後に抑えて営業を続けています。
入園者数1万人の内訳は、オンライン限定の日付指定(eチケ)7割、ディズニーホテル、オフィシャルホテル宿泊者2割、残り1割が「抽選による入園」、コンビニ販売、JTBの店頭販売と推測されます。入園者数自体が制限されているので、「抽選による入園」で当たる枚数も少ない➡当たりにくいということですね。
そういったくじ運のないゲストに対して、オリエンタルランド側は、「3回以内の応募で必ず当たる」条件を提示しました。
https://sskumatei.com/3718.html
これを見ると、すぐに当たるような気がしますよね。でも、この制度の恩恵を受けるためには「1次抽選(2か月先の入園」に応募」、「平日を含む5日以上を選択」という2つの条件を満たさなければなりません。
1回目、2回目の応募で当たる人もいますが、それは自分のくじ運で当てているんですよ。運が悪い人は3回目にディズニー側の忖度で当たるというのがこの制度の実体です。
例えば、この条件を満たすために9月の1次に応募した場合、運がいい人は11月の入園に当たりますが、3回目まで応募することになると、入園は2022年1月です。なんと4か月後!? 多分、来年の1月になってもコロナ禍は収まっていないでしょう。1月のディズニーはイベントはないしとっても寒い。それだけで行く気が失せてしまいそうですね。
家族で出かけたいけど、紙チケの枚数が足りない…
私が回答しているYahoo知恵袋のテーマカテで最近増えているのが、
- 家族4人でディズニーに出かけたい。家に紙チケが2枚あるんだけど、上の子供が4歳になってチケットが必要になった。子供の分のチケットが足りないんだけど、どうすればいいですか?
こういった内容の質問です。
実は、こういうケース、チケットの手配がとっても難しくて、テーマパークカテのカテゴリーマスターさん達でさえ「対応策はない」と匙を投げる案件なんです。その理由は、
- まず紙チケで抽選に応募して、当選しなければならない
- 紙チケが当選した日の「オンライン限定の日付指定」を購入しなければならない
という2つのハードルをクリアしないといけないから。
「抽選による入園」は、毎月1~7日に応募、15日に当選結果がネットで確認できます。新規の「オンライン限定の日付指定」は、利用日の1か月先の分を1週間まとめて毎週水曜の14時から販売しています。
これを前提にすると、毎月16日以降の日を指定すれば、足りないチケットをオンラインで買うことが出来るのですが、パークはずっと入場者数を制限しているので、チケットの購入は毎週激戦が続いています。希望の日のチケットを買うために、発売日に有休を取ってチケット購入に全集中する方も多いですね。そこまで頑張って買えたらいいけど、買えなかったら、当選した紙チケも無駄になってしまいます。
個人の都合で当選日に入園しなくても紙チケは無効になりませんが、次に抽選に参加できるのが2か月後になるという「ペナルティ」が課せられます。10月の当選をドタキャンしたら、次に抽選に参加できるのは、11月の1次(2022年1月入園)か、2次(2021年12月入園)です。紙チケの有効期限は2022年3月31日ですから、11月の1次に落ちたら、抽選に参加できるチャンスが減る上に、もう「3回の応募以内に必ず当たる」条件は使えません。これは厳しい!
家族でディズニーに行きたい、でも紙チケの枚数が足りないという場合は、紙チケの利用はあきらめ、新規でディズニー旅行のプランを立てた方が簡単です。
いかがでしたか。では、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
「オ~バ~ケ~👻」
ランドのハロウィンパレード「スプーキーBOO」のミニーちゃん。
大人気のパレードで、何もなければ2019年に3年目を迎えて終了のはずでした。ハロウィンイベントは2020年はコロナ禍で中止、2021年も中止ですが、グッズだけは販売されています。パレードがないのにスプーキーBOOのグッズだけ売っているっていうのも、なんか虚しいなあ…