皆さん、こんにちは!
2021年も早や6月。ディズニーパークがコロナ禍での休園から再開したのが2020年7月ですから、もうすぐ再開1年になるんですね。でもコロナ禍は収まらず感染者が増え続けています。
そのため、ディズニーパークはいまだに入園者数を制限した営業が続いています。入園は「オンライン限定の日付指定」を持っているゲストだけで、販売枚数も限られています。
その一方で、パークが休園する前に購入した「紙チケ」を持っているゲストは、「抽選による入園」という別枠で入園することが出来ます。でも、この抽選がなかなか当たらなくて悩んでいるゲストが多いみたい。
そういうゲストに対してディズニー側は「3回の応募以内で必ず当たる条件」を提案しました。
今回は、その提案について深堀りしていきたいと思います。手元に何枚も紙チケを持っていて悩んでいる人に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。
抽選に必ず当たる条件とは?
ディズニー側が提案した条件は、たった2つです。
条件1 | 1次抽選(2か月先の入園)に申し込む |
条件2 | 平日を含む5日以上の希望日時を申し込む |
「な~んだ、たったそれだけ? だったら簡単、すぐに当たるよね。」
いや~、実はそうでもないんですよ。
「抽選による入園」には、2か月先の入園を申し込む「1次抽選」、1か月先の入園を申し込む「2次抽選」の2ルートがあります。当選枠は1次、2次別々に準備されていて、どちらが当たりやすいという差はありません。
学校や会社に行っている人は、土日は休めるけど、平日休んでディズニーに行くのはちょっと難しいですよね。2か月先の平日の休みの予定って、意外と立てられない人が多いんじゃないでしょうか。
でも条件を満たすためには、平日の希望を最低1日入れなくてはなりません。もし1回目の抽選で当選したら、その日には入園しなければなりません。入園しないという選択肢もありますが、そうすると次に抽選に参加できるのは2か月後というペナルティを受けます。
実は「3回の応募以内に当たる条件」は、3回連続でなくても期間内の申し込みならカウントされるそうです。(公式に明記) 例えば、今月、条件を満たして応募したけど落選。翌月は2次に応募したけど落選。翌々月に条件を満たして応募、こういった申し込み方も可能で、これで「条件を満たした応募」は2回成立したことになります。
ここで引っかかるのが「期間内の申し込み」という点です。紙チケの利用期限は一律2022年3月31日までなので、2022年1月の1次、2月の2次が最終申込期限です。
株主優待券の利用期限はさらに2か月早く2022年1月31日。3回の申し込み以内に当たる条件を満たすには、今から応募しておかないと目標の3回にたどり着かないうちに制度が終わってしまう恐れがあるのです。
必ず当たる保証は応募3回目だけ!?
「抽選による入園」の受付日は毎月1日~7日、当落結果は同月15日に確認できます。
例えば、7月にこの制度を利用して抽選に応募するスケジュールを一覧表にしてみました。
抽選の回数 | 応募期間 | 入園期間 | 当落結果 |
1回目 | 7月1日~7日 | 9月1日~30日 |
当選したらそのまま入園 落選したら翌月の1次に申し込む |
2回目 | 8月1日~7日 | 10月1日~31日 |
当選したらそのまま入園 落選したら翌月の1次に申し込む |
3回目 | 9月1日~7日 | 11月1日~30日 | 希望日のどれか1日が必ず当たる |
この表を見て、あれ?と思いませんか? 条件を満たして応募したとしても、1回目、2回目の当選は、自分の運で当てているんですよ。そこにはディズニー側のえこ贔屓は一切ありません。
そして条件を満たした応募を2回続けて外れた人に対して、3回目はディズニー側が忖度(そんたく)を利かせて当選を約束する。それが「3回以内に必ず当たる」という優遇措置の実体なのです。
その3回目も、土日はたくさんのゲストが応募してくるので、平日が当たる可能性の方が高いと思われます。
チケットの券種で、当たりやすさに差は出る?
「抽選による入園」に応募できるのは、パークが休園する前に販売していた紙チケが対象ですが、一口に紙チケと言っても、通常の1ディパスポート、ギフトパスポート、キャンパスデーパスポート、ちょっと特殊なスポンサーチケット、スポンサー従業員用パスポートなど、様々な券種が存在して販売枚数も多いです。無料で株主に配布される「株主優待券」も応募可能なチケットとして対象に入っています。
https://sskumatei.com/3013.html
株主優待券は、株主が応募すれば100%当選すると言われています。でも、株主以外の応募、いわゆる転売チケットだったら、当選確率は他の券種のチケットと同じか、それより低いかも知れません。
いろんな種類のチケットをミックスして応募することも可能ですが、もしかしたら、株主優待券が含まれる場合は、当選確率が変わるかも知れません。
この辺は、公式が情報を一切公表していないので判断が難しいです。ただ、ディズニー側から「条件を満たした申し込みをすれば当ててあげる」といった「上から目線」の発言が出る時点で、現実は紙チケ当たらね~( ;∀;)と嘆くゲストが多いということですよね。
以前、Yahooc知恵袋の質問で、「グループ数人で、手持ちの紙チケを使ってディズニーに行きたいが、枚数が足りない。金券ショップで株主優待券を買って枚数をそろえて抽選するのはありですか? 当たりますか?」
というものがありました。
この質問をディズニーを経営するオリエンタルランド側が見たら、なんと思うでしょうね。もし応募者の名前が分かるなら、絶対、当選させないと思う。だって、ディズニー側はチケットの転売自体を禁止しているし、自分たちで抽選を自在に操作することが出来るんですから。
紙チケが利用期限切れになっても、ディズニー側は困らない
最初に、「抽選による入園制度」は、パーク再開後に使えなくなった紙チケを持つゲストへの救済措置であることを述べました。未使用の紙チケを持っているゲストにしたら、1枚8,200円のチケットがパァになるのは惜しいから、なんとしてでも使いたいと思いますよね。
でも、ディズニー側にしたら、ディズニーのチケットは、お出かけが確定してから買って欲しいのが本音。いつか行くだろうといった軽い気持ちで買われたチケットの面倒なんて見たくないのが本音です。
実は、2019年6月3日までのディズニーのチケットは、日付変更手続きを行うたびに利用期限を1年間延ばすことが出来ました。しかし2019年6月4日にその制度が大きく改正され、以降、変更できるのは日付指定と入園パークだけになってしまったのです。この辺は、年に2,3回ディズニーに行くようなライトユーザーほど勘違いしている認識だと思われます。
パークが再開した202年7月以降は、平日から休日への日付変更は差額が生じますが、本来はこれさえNGな変更なのです。
今後、パークが通常営業に戻る日が来たら、休園前のようにチケットの日付変更や券種変更に大きな制約がかかるようになるでしょう。
今、未使用の紙チケを持っている皆さん、「3回の応募以内に必ず当たる」制度を正しく理解して、手持ちのチケットを早く使い切ることをおすすめします。
では、この記事が皆さんのお出かけの参考になれば幸いです。