ディズニーランド「美女と野獣」「ベイマックス」がスタンバイパス対応になる!?

皆さん、こんにちは!

ディズニーパークがある千葉県は、2021年9月30日で緊急事態宣言を解除しましたが、大規模イベントの入場者制限は経過措置として1か月続くので、10月のディズニーも時短、入園者数を制限下営業になっています。

さて、そんな中、10月7日にディズニー側から大きなニュースが発表されました。それは、

10月19日から「美女と野獣 魔法のものがたり」「ベイマックスのハッピーライド」が、エントリー受付からスタンバイパスへ移行する!?

というものです。

この2つのアトラクションが開業した2020年9月28日以降、「エントリー受付」という抽選制度でしか利用できなかった人気アトラクションがスタンバイパス対応になるんです! これはうれしい!

でもスタンバイパスには「発券終了」というデメリットもあります。

この2つのアトラクションがスタンバイパスに移行することで、ランドの回り方にも異変が起こることは必至!

そこで今回は、2021年10月19日からのランドの回り方を徹底分析しました。これからランドに出かける人は、この記事を必ず読んでくださいね。さぁ、

「明日は どっちだ!?」

 

 

広告

エントリー受付とスタンバイパスの違い

 

ランドの新エリアのアトラクション「美女と野獣 魔法のものがたり」(以下、美女とや野獣)「ベイマックスのハッピーライド」(以下、ベイマックス)がオープンしたのは、2020年9月28日。

この2つのアトラクションは開業当初から「エントリー受付」という抽選制度を導入し、1日の利用者数を制限しつつ営業しています。当時のランドは9時開園~21時閉園で、1日2万人ほど入園させている状況でした。

エントリー受付とは、ゲストが利用したい時間を選択してエントリー。その時点で即抽選が行われ、当落がすぐにわかります。ちなみにエントリー受付は、ディズニーの「ショー抽選制度」のシステムを流用しています。

 

美女と野獣

10人乗りのティーカップ型ライドで、お城の中を巡りながら映画の名シーンを鑑賞する「美女と野獣」。1ライド約8分、プレショー、移動時間などを含めると20分くらいかかるアトラクションです。

 

 

エントリー受付は、まずそのアトラクションの1時間当たりの利用人数を決め、それに営業時間をかけたものが「1日の利用者人数=当選者数」となります。

例えば「美女と野獣」の利用者数が1時間で500人なら、10時開園~19時閉園の9時間営業で利用できるのは4,500人。当日の入園者数が1万人なら、2人に1人くらいしか利用できません。でも、時間ごとの当選人数が決まっているので、何時に入園してエントリーしても、当選するチャンスは均等にあります。

 

一方、スタンバイパスの発券は先着順。1日の利用者数が同じ4,500人でも、こちらは開園時間からどんどん発券されていくので、日によっては開園30分で発券終了することもあるでしょう。そうなると遅い入園ではそのアトラクションはもう利用できません。

 

こうやって比較すると、エントリー受付の方がゲストにとっては公平な感じがしますが、実際は、美女と野獣、ベイマックス両方当たる人、片方だけ当たる人、両方外れる人と、ゲストのくじ運によって明暗が分かれてしまっています。同じチケット代を払って朝イチから入園しているのに、美女と野獣、ベイマックスどちらも外れた人にしたら、テンションだだ下がり、不公平だ~!!ってなりますよね。その気持ち、よ~くわかります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ベイマックスが気ままに運転するライドに引っ張られる感じが楽しい「ベイマックスのハッピーライド」。乗車時間は約2分です。美女と野獣より早く発券終了する日が多かったですね。

 

 

 

「エントリー受付」制度の功罪

 

おそらく、ディズニー側には、エントリー受付に当たらないゲストからの苦情が毎日山ほど寄せられていたのではと思います。

でも、コロナ禍で感染防止対策を取りつつ、ゲストに安全にアトラクションを利用してもらうには、時間ごとに利用人数を制限できる「エントリー受付」の運用が最善策だったのでしょう。

 

ディズニーランド新エリア「エントリー受付」なしでは楽しめない?

 

https://sskumatei.com/2803.html

 

 

確かに、新エリアが開業した2020年9月28日当初は、美女と野獣は大人気で、お城周辺も見学のゲストが殺到して、そこここで記念撮影をするゲストの密が発生していました。これはベイマックスも同様です。

年が明けて2021年。全国的にコロナ感染者が急増して、政府は1月8日に2回目の緊急事態宣言(以下、宣言)を発動しました。以降、変異株の登場などで感染者は増える一方、医療現場もパンク寸前になり、9月30日までの長期間、日本中が自粛モードに突入することになってしまったのです。

 

宣言発動は、ディズニーにも大きな影響を及ぼしました。パークは1月12日から10時開園~19時閉園、入園者数を5,000人に抑える超自粛営業モードになり、パーク内はガラガラ、アトラクションはそこそこ動いているものの、ショップやレストランの半分は休業という、非常に寂しい状況になってしまいました。(実際は、大人の事情で1万人前後入っている日が多かった)

それでも、美女と野獣、ベイマックスの「エントリー受付」制度はずっと運用され続けていました。これは、この2つのアトラクションを安全に運営するためには、1日5,000人くらいが限界という証明です。でも、ゲストの流れがスムーズな日は、受け入れに余裕が出来て、夕方以降に「スタンバイ開放」と言い名目でパスなしのゲストが並んで利用出来る時間が設けられたこともありました。

 

3回目の宣言が発動された4月20日以降位から、美女と野獣はスタンバイ開放があるのに、ベイマックスは終日スタンバイパスのみという現象が目に付くようになりました。

アトラクション的には、圧倒的に美女と野獣の方が主役級なのに、何で? 1日の利用人数の差もあるでしょうけど、美女と野獣は、意外とゲストを選ぶアトラクションなのでは?というのが、自称「パークの回りスト」ラギの見解です。

 

 

スタンバイパス、どっちを先に取るべき!?

 

そんなこんなで1年以上継続してきた「美女と野獣」、「ベイマックス」の「エントリー受付制度」は、10月18日をもって終了します。

10月19日からはどちらも「スタンバイパス制度」に移行しますが、この日に入園するゲストは、まずどちらのスタンバイパスを発券すればいいのか大いに迷うでしょうね。

私の提案は、最初にベイマックスのスタンバイパスを発券➡2枚目に美女と野獣、この順番です。多分、1枚目に美女と野獣のスタンバイパスを取る人が多いだろうし、こちらは時間当たりの受け入れ人数が大きいので、夕方以降のスタンバイ開放が期待できます。最悪、ガイドツアーを利用という手もある。(ベイマックスが乗れるガイドツアーは、現在ない)

この辺は、10月19日以降にデータを取ってから加筆したいと思います。

 

<2021年10月20日 追記>

スタンバイパス移行の初日10月19日の情報を入手! 気になる点をまとめてみました。

  • 初日のスタンバイパス発券終了は、どちらも15時前後。ベイマックスの方が早かった模様。発券終了は、予想よりかなりゆっくりだった。
  • 利用時間は、発券してから1時間後位。
  • スタンバイパス利用でも30分は並ぶ。美女と野獣はゲストの流れが悪くて、40分くらいかかる時間帯もあった。後の予定に被らないよう、時間の余裕が必要。
  • 初日は閉園までスタンバイパスのみのご案内。スタンバイ開放は無し

こんな感じです。しばらくは、この2つはスタンバイパスなしでは利用できないようですね。

 

<2021年10月30日 追記>

10月25日~29日は「ハロウィーンモーニング」が開催されたことで、10時開園の時点で、「美女と野獣」のスタンバイパスはすでに17時以降利用の時間帯になっていました。ベイマックスのスタンバイパスは、同時点で11時30分から利用のものになっていました。

10月30日(土)は通常開園でしたが、開園20分ほどで「美女と野獣」のスタンバイパスの利用時間は17時以降になっていました。

以上から、「美女と野獣」は、シーのソアリンと同じような状況になりつつあります。夕方以降のスタンバイ開放も行われていないので、これを利用したい場合は、入園してすぐにスタンバイパスを発券した方がよいでしょう。

 

9月30日で宣言が解除されたものの、10月中のパークの営業時間、入園者数は自粛モードのまま。他のスタンバイパス対応アトラクションは終日スタンバイパスなしで運営しています。

ディズニー側はなぜ、月の途中からこの2つのアトラクションをスタンバイパス制度に移行させたのでしょうか?

考えられるのは、11月からのディズニーの営業時間延長、入園者数の増加です。現在のランドは1日1万~13,000人入れている状況ですが、11月はこれを2万人まで引き上げるのではと予測。エントリー受付のままではゲストの不満が爆発しそうな感じなので、スタンバイパス制度に移行したのではないでしょうか?

入園者数を増やすにあたり、スタンバイパス制度の実績がない美女と野獣、ベイマックスの時間当たりの発券枚数のデータが欲しい。ということで、10月19日~31日の利用者数を調査して11月の本格的な運用に生かしたいと考えているのではと思います。

 

それにスタンバイパス制度では、パスが取れるか取れないかはゲスト側の行動に起因します。今、チケットは開園時間から入れる1ディしか販売していないので、仮に「〇時に入園したら、スタンバイパスがすでに発券終了していた。どうしてくれる!?」とゲストが怒っても、「だったら、もっと早く入園してください。」と責任回避することが出来ます。

ただ、例外として、パートナーホテル泊「入園確約プラン」を利用するゲストは、10時30分から入園の時間指定チケットなんですよね。10月19日以降にこのプランでランドに入園するゲストは、アトラクションの利用に制約が出てしまいそうです。

 

いかがでしたか?

美女と野獣、ベイマックスがスタンバイパス制度に移行しても、しばらくは入園者数が少なくて他は発券停止状態です。これはシーのスタンバイパスがソアリンとトイストーリーマニア!の2つだけと同じ現象ですね。ソアリンが美女と野獣、トイストーリーマニア!がベイマックスと考えると、ベイマックスは朝と夕方以降にスタンバイパス不要の時間帯が出来るかも知れません。

まぁ、それは、明日にならないとわからないことですが。

 

では、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

広告