皆さん、こんにちは!
今年もゴールデンウィーク(GW)がやってきましたね。
あのコロナ禍が発生したのは2020年2月。今年2024年は、4年ぶりにすべての外出制限が解除されたGWになります。
毎年、GWの東京ディズニーランド、ディズニーシーがはゲストが殺到して激混みになるのですが、なぜか2024年のGWのディズニーは連日ガラガラなんです。 本当? どうして?
それには2024年だけに起こった「3つの要素」が絡んでいるんですよ。
ということで、この謎の現象の記録を残す意味で、急遽、記事を作成してUPしました。
2024年のGWは曜日並びが悪い
GW(ゴールデンウィーク)とは、4月29日「昭和の日」から5月5日「こどもの日」まで、祝祭日が連続していることから生まれた言葉です。
そこで、4月下旬から5月上旬にかけてのカレンダーを作ってみました。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 |
29 昭和の日 |
30 |
1 |
2 |
3 憲法記念日 |
4 みどりの日 |
5 こどもの日 |
6 振替休日 |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
例年だとGWは4月29日~5月5日までの7日間ほどですが、2024年は4月27日が土曜なので、土日がお休みの会社で働いている方は27~29日が3連休になります。そして平日の4月30日~5月2日に有休を取れば、最大で10連休の大型連休になるのです。
そう考えると、今年は曜日並びがいいのでは?となりますよね。しかし、学校に通うお子さんがいるご家庭ではそうはなりません。4月30日~5月2日の3日間は「平日」で学校の授業があるからです。
4月29日が日曜の年は、4月30日の月曜が振替休日になるので、5月1、2日の2日間学校を休ませて旅行に行こうというご家庭もあるでしょう。でも今年のように平日が3日続いていたら、3日とも学校を休ませるのはちょっと気が引けますよね。
ということで、2024年のGWは、前半3日休み、平日3日、後半4日休みという前後に2分割された形になり、実質のGWは5月3日~6日の4日間だけという感じです。
例えば、ディズニーで1日めいっぱい遊ぶと、大人でもかなり疲れますよね。できればディズニーに行った翌日は家でゆっくり休みたい。そう考えると、今年のGW前半にディズニーに行くとしたら1泊2日になってしまいます。でもそれじゃぁ、ディズニーを満喫できない。ディズニーに行くのはGW後半にしようとなるわけです。
そこが今年のGW前半のディズニーがガラガラの理由の一つ目です。それを証明するように5月3日のディズニーは、ランド、シーとも人気どころが100分待ちと、土曜並みの混雑になっています。
例年、5月3~5日の3連休は、ディズニーが1年で最も混む期間の一つです。コロナ禍が過ぎても、そういった傾向は変わっていないということですね。
2024年のGWはコロナ禍の制限がない
世界中を恐怖に陥れたコロナ禍が発生したのは、2020年1月頃で、その影響でディズニーパークは2020年2月29日~6月30日まで4カ月も休園することになってしまいました。
コロナ菌は人の移動で感染が拡大したので、世界中が人の移動を大きく制限し、「旅行」というレジャー産業が大打撃を受けました。
その後、徐々にコロナ禍は終息し、2023年5月8日にコロナ禍による移動制限が完全に撤廃されました。国内の移動制限は2022年10月から解除されましたが、海外渡航に関する規制はまだ続いていました。そう、去年のGW期間は、実はまだコロナ禍による移動制限がかけられていたのです。
2024年のGWは、4年ぶりにコロナ禍による移動の規制が全くなくなりました。これにより今まで海外旅行を我慢していた方々が、国内旅行より海外旅行を選択したことが、GWのディズニーが空いている2つ目の要因です。
ディズニーがコロナ禍から再開したのは2020年7月1日から。それ以降、ディズニーは一度も休園せず、現在に至っています。緊急事態宣言やまん防が出ていた2021年でもディズニーは営業していましたからね。旅行好きでも特にディズニー大好きでない方は、もうディズニーには行き飽きているのかも知れません。
2024年はファンタジースプリングスが開業する!
個人的には、これがGWのディズニーガラガラの最大の要因ではと思っています。
今までディズニーには2、3回しか行ったことがない方でも、今年、ディズニーシーに新しいエリアがオープンするという情報はどこかで見聞きしているのではと思います。
TVではディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」開業のCMをガンガン流しているし、ディズニーのスポンサー企業はこぞって新エリアご招待キャンペーンを開催していますからね。
新エリアの開業は2024年6月6日(木)、ちなみにこの日は「大安」です。
「ファンタジーが目を覚ます」のキャッチコピーが印象的な新エリア「ファンタジースプリングス」のCMの1シーン。
ジュニア世代の男の子と女の子が編隊飛行(笑)しながらファンタジースプリングスのエリアを巡るという内容。
ファンタジースプリングスの敷地面積は14万㎡、工期3年、建設費3200億円。これだけ大規模の開発事業は、2001年に開業した「東京ディズニーシー」以来となります。
ディズニーファンを名乗る方々にしたら、「ファンタジースプリングス」が開業したら、1日でも早く出かけたですよね。
取りあえず、ファンタジースプリングス全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://sskumatei.com/5140.html
ファンタジースプリングスはディズニーシーに新設されるエリアで、4つのアトラクションと、1つのホテルが開業します。一応、「シーの第8テーマポート」という位置づけになっていますが、その実態は「独立したミニテーマパーク」という感じで、シーのチケットだけでは入場できないんですよ。その点が、ディズニーランドの「美女と野獣エリア」とは大きく異なる点です。
新エリアに確実に入儒するためには、新エリア内の「ファンタジースプリングスホテル」に宿泊するか、新エリアの入場確約プランの「バケーションパッケージ(略してバケパ)」を購入の2つの方法があります。
が~、さすが新エリア。ホテルもバケパも料金がめちゃ高いんです。ファンタジースプリングスホテルは、シーに隣接するホテル・ミラコスタよりもさらに1ランク上のラグジュアリークラスがある高級ホテルで、ちょっとしたお部屋でも1室10~20万円がざら。
バケパはアンバサダーホテル、ミラコスタ、ランドホテル泊のプランもありますが、それでも1人10~30万円とゴージャスなお値段のプランばかり。
でも、ディズニーファンの方々は、そういうことには出費を惜しまないんですよね。ここがディズニーガラガラの3つ目の要因。つまり、
「ファンタジースプリングスが開業してから、ディズニーに行こう!」
ということですね。
それでなくてもGWのディズニーは混雑するし、チケット代も高い。ディズニーのリピーター歴が長い人は、もともとGWにはディズニーに出かけない人が多いのですが、今年はファンタジースプリングス開業の影響で、さらにその傾向が強く出たのだと思われます。
2024年のGW前半のディズニーがガラガラだったのは、これらの3つの要素が重なった「偶然の産物」です。なので、2025年やそれ以降のディズニーにも、GW前半が空く傾向が出るかどうかは、全く分かりません。
いかがでしたか。
では、この記事が、皆さんのお出かけの参考になれば、幸いです。