皆さん、こんにちは。
東京ディズニーシーの人気キャラ、ダッフィー。
シーでは、いろんなサイズのダッフィーのぬいぐるみを販売していますね。売れ線は、着せ替えが楽しめる、抱っこサイズのSサイズですが、身長70cmのMサイズ、身長130cmのLサイズといった大きな子も人気があります。
実は、それよりもっともっと大きい、身長180cmの「でかダッフィー」が作られていたことはご存じですか?
今回は、ほとんど知られていない、幻のでかダッフィーの特集記事を作成しました。合わせて、ダッフィー10周年記念イベントのジャンボダッフィーも取り上げます!
これが、でかダッフィーだっ、ダー!!!
ドドーン! こちらが、そのでかダッフィーです!
身長は約180cm、体重は推定50㎏。大人の男性がやっと担げるくらいの大きさです。
この子が座っているのは、でかダッツフィーの所有者Y氏手作りの背負子(しょいこ)で、黒いベルト2本で、背負子にデカダッフィーを固定しています。首元のマフラーは、2013年のダッフィーのクリスマスグッズです。これは大人用の商品ですが、でかダッフィーがつけると、人間より首回りが太いので、なんだか窮屈そう。
でかダッフィーの足元にいるのは、Mサイズのシェリーメイ(70cm)です。Mサイズでさえ、これだけ小さく見えることから、でかダッフィーがいかに大きいかがわかりますよね。
シェリーメイが着ているのは、2014年1~3月に開催された「スィートダッフィー」のSサイズ用シェリーメイのコスのデザインをそのままMサイズ用に作ったもの。生地の模様を布用のマーカーで手書きをするなど、現物に少しでも近づくよう頑張りました。
ちなみに、Mサイズ用のコスチュームだけというのは、ダッフィー、シェリーメイどちらも、販売された例はありません。
こちらが、2014年のスウィートダッフィーのコスチュームです。デニムのブルーに赤いギンガムの組み合わせが可愛いですね。
でかダッフィーは、いつ作られたの?
まず、ダッフィーの前身は、アメリカ本国のディズニーパークで販売されていた「ディズニーベア」です。
シーでは、2004年11月が初登場。本国からディズニーベアを輸入してそのまま販売していました。
その後、オリエンラルランドの商品開発部が、このディズニーベアをシーオリジナルのキャラクターにするために「ダッフィー」という名前を付け、シーオリジナルのバックグラウンドストーリーを作って、2005年11月に再デビューさせました。
当時は、「ダッフィー」の知名度を上げるために、様々な企画が催されていたようです。ダッフィーグッズも、基本のSサイズのぬいぐるみの他に、着せ替え用のコスチューム、コスチュームを着せた状態の「コス付きSサイズ」、メモ帳やペンケースなどのステーショナリーグッズ、ティーセット(食器)などいろんなラインの品が販売されていました。
そしてパーク外でのイベントなどに使用する目的で作られたのが、この「でかダッフィー」なのです。製造は、おそらく2005年頃と思われます。
でも、あまりに大きすぎて、どこにも展示する機会がないまま、ずっとお蔵入りしていたそうです。暗い倉庫の隅でずっと出番を待っていたんだと思うと、なんてかわいそうな子なんでしょう・・・
話は変わって、パークでは、イベントごとに様々な装飾品を作って、パークの雰囲気を盛り上げています。
例えば、こういったディスプレイ。イベント限定のコスチュームを着たキャラクター像などですね。
こういった装飾品は、イベント期間が終了するとすぐに撤去され、オリエンタルランドが所有する倉庫で保管されます。ハロウィーンやクリスマスの装飾は、来年再来年と使いまわしできますが、毎年コスチュームが変わるキャラクター像や、周年イベントのコスチュームを着た像は、もうパークでは展示できないので倉庫にたまる一方です。
そこで開催されたのが、そういったパークで使用した装飾品だけを出品し、ファンが落札するオークションイベント「東京ディズニーリゾート・ディズニアナ・ファンフェスティバル」です!
ディズニアナとは、ディズニーと、資料や知識を表す「Ana」を組み合わせた造語で、ディズニーファンの間から生まれた用語だそうです。
本国アメリカで開催されたディズニーアナ第1回目は1992年。内容的には世界中のディズニーファンが集まるフェスティバルのようなもので、イベントの分科会の一つに「パークの展示品のオークション」があります。
日本のディズニアナは、この「オークション」をメインに構成されています。日本で開催されたディズニアナの第1回目は2008年、2回目は2010年、3回目は2013年で、以降は開催されていません。
その第3回ディズニアナの出品の目玉になったのが、倉庫の隅で眠っていたでかダッフィーでした。ディズニーアナでは、事前に出品物の内容を公開します。でかダッフィーは、ダッフィーファンだけでなく、オークション参加希望者の注目を大いに集めました。
そしてでかダッフィーを落札したのは、千葉県浦安市にお住いのY氏。落札価格は100万円で、当時は、ネットなどでかなり話題になりました。
Y氏は、仕事関連で大きな倉庫をお持ちだそうで、そこにでかダッフィー専用のスペースを作り、普段はそこにでかダッフィーを「格納」しているそうです。懐かしの合体ロボットアニメみたい(笑)
そして、普段使いの軽自動車にでかダッフィーを詰め込んで(笑)TDRに遊びに来ることもたびたびとか。
でも、落札したでかダッフィーを受け取る際に、オリエンタルランド側から「ゲストの混乱を招くので、パーク内には持ち込まないでください。」と注意されたそうです。そのため、でかダッフィーを持ち歩けるのは、ランドはゲート前までとシーのホテル・ミラコスタのロビーまでだとか。
実は私、Y氏とは2回、直接お話をしたことがあります。サウスゲート側のピクニックエリアで、でかダッフィーを下ろして休憩されている時、ぽつりと「この子を連れて、パークに入園してみたいなぁ・・・」とつぶやいた言葉が、今でも脳裏に残っています。
ディズニーリゾートラインにでかダッフィーが乗ってる⁉
ディズニーリゾートラインは、パークの外周を走るモノレールです。パーク内ではないから乗車OKなんですよ。
画像の車両は、ダッフィー生誕10周年を記念して作られた「ダッフィーライナー」。イベント開催期間だけ運行していた貴重な車両です。リゾートライナーは、1日2~3編成走っているんですが、ダッフィーライナーは1編成しかないので、乗れたらラッキー!なんです。
左隣に見える男性は、所有者のY氏。車両の内装との比較から、デカダッフィーがいかに大きいかがよく分かりますね。
ダッフィー生誕10周年ジャンボダッフィー
2015年は、ダッフィー生誕10周年の年でした。
そこでシーでは、2015年7月3日~2016年3月18日の期間限定で「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Furiend Forever」イベントを開催。イベント期間中は、ダッフィーの故郷ケープコッドが、ダッフィー10周年のデコレーションで飾られ、ダッフィーの10周年グッズもたくさん販売されました。
ディズニーリゾートラインの始発駅ゲートウェイステーションの構内には、高さ3m級のジャンボダッフィーが登場し、イベント期間限定のフォトスポットとして人気を集めました。
これが、ジャンボダッフィーです!
着ているセーラー服は、10周年イベント限定デザインのセーラー服。右側にいるSサイズのダッフィー、シェリーメイと比較すると、ジャンボダッフィーの巨大さがわかると思います。
ジャンボダッフィーの前に、アナ雪のアナのコスを着たMサイズのシェリーメイを置いてみました。
この位置にでかダッフィーを座らせたとしても、頭はセーラーのスカーフ辺りになりそうですね。
この子も、イベント終了後は撤去され、どこかの倉庫で眠っているはずです。もし第4回ディズニアナが開催されるとしたら、このジャンボダッフィーがオークションに登場するかも?
いかがでしたか?
でかダッフィーのお父さんY氏は、月1ペース位でデカダッフィーといっよにTDRへ来られているそうです。タイミングが合えば、あなたもでかダッフィーとMeetすることができるかも知れませんね。