ディズニー利用期限が切れそうなチケットはどうすればいいの? よくわかる解説!

皆さん、こんにちは。

東京ディズニーランド、ディズニーシーが長期休園から再開して、約2か月が経過しました。

パーク側の徹底した感染予防対策とキャストさん達の努力のおかげで、今のところ、心配されていたパーク内でのクラスター感染も発生せず、パークは粛々と営業を続けています。

 

パーク再開後は、パーク内での密を避けるため、入園できるのは、オンライン限定の日付指定チケットを購入したゲストだけに限定しています。

ところが、ディズニーの公式の注意事項を読んでいないゲストが、手持ちのチケットで入園できると勘違いして来園し、ゲート前で門前払いを食らうケースがたびたび発生しているそうです。

また、最近のYahoo知恵袋のテーマパークカテでは、「休園前に買ったチケットの利用期限が迫っています。どうすればこれで入園できますか? それとも、もう使えないですか?」といった切実な質問が増えてきています。

これについては、ディズニーの公式ホームページに詳しく記載されているんですが、「書いてあることが難しくて、読んでもわからない・・・」と、匙を投げてしまう人が多いんですよね。

 

ディズニーのパークチケットは、ジャンルで言えば「金券」で、商品券や新幹線の回数券などの仲間です。現在、TDRのチケットは、2020年4月1日の値上げ以降、大人の1ディで1枚8,200円もします。

それだけの価値のあるチケットの利用期限が迫っているのですから、誰だって「どうすればいいの~?」と心配になりますよね。

そこで、ディズニー休園前にすでに購入したチケットに関するお悩み解決策をまとめた記事を作成しました。公式サイトの文章がわかりにくい人にも、やさしく丁寧に説明していきます。

 

 

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ディズニーのチケット 実は1ディにもたくさんの券種がある⁉

 

最初に、今、皆さんが、ディズニーの利用期限が迫っていて困っているというのは、主に「1ディのオープンチケット」(以下1ディと略す)という券種です。

1ディは、ランド、シーどちらか1パークに入園して1日遊べるという券種で、いわばパスポートの基本形。仕様は名刺サイズの紙製で、表にキャラクターのイラスト、裏面に券種の区分とQRコードが印刷されています。オンラインから購入した場合は、スマホ表示とプリントアウト(A4サイズ)になります。

 

次に、ディズニーのチケットには「日付指定」と日付指定がない「オープンチケット」の2種類があります。利用期限は、どちらも購入日から1年間。

日付指定は、指定した日に入園するという入園予約券です。指定日に入園できなくても、ディズニーストアやチケットブースで変更手数料200円を払えば、3か月先までの希望日に指定が変更できます。オープンチケットへの変更も可。

日付指定は、指定日に必ず入園できる「入園保障」がありますが、オープンチケットは、パークが混雑して入場制限をしている場合は、入園することが出来ません。そこが、日付指定とオープンチケットの大きな違いです。

 

新型コロナウィルス蔓延の影響でパークが臨時休園したのが、2020年2月29日。その後、休園中のパークチケットについての扱いは、何回か情報が更新されて現在に至ります。

休園当初は、休園はそれほど長くないと予想されていて、休園期間中に利用期限がくるチケットは、6月30日を目途に「専用WEBサイト」で払い戻しか、郵送で「再来園パスポート」に交換という方式でした。

その後、コロナウィルスはさらに猛威を振るい、日本全国で県をまたぐ移動の自粛、主要都市に緊急事態宣言が出されるなど、日本中が大変な状況に陥りました。

 

ディズニー側も休園が長期にわたることを考慮し、6月23日に「販売済のチケットの利用期限を、一律2022年3月31日まで自動延長する」決断を下しました。

これで、1ディを持っているゲストは、何もしなくても利用期限が一気に1年半伸びたことになります。同時に、7月1日からパークが再開することも発表されました。ただし、入園には「オンライン限定の日付指定チケット」の購入が必要で、販売済のチケットや年パスでは入園することはできません。

 

「チケットの利用期限をそんな先まで伸ばされても、行くか行かないかはわからない。今回は、一旦チケットを払い戻したいな。」

という方は、WEB専用サイトにアクセスして、チケットの払い戻し手続きをしてください。1回のアクセスで最高5枚まで手続きが出来ます。

 

この1ディなんですが、実は、販売先によってWEB専用サイトで払い戻しができる券種とできない券種があるんです。

こちらが、1ディの券種の一覧。皆さんがお持ちの1ディは、必ずどれかに該当します。チケットの裏面の記載が「1ディパスポート」のチケットのみ、WEB専用サイトでの手続きが可能です。

 

券種(チケットの裏面に記載) 販売先 払い戻し 入園方法
1ディパスポート

パークのチケットブース

ディズニーチケットセンター(イクスピアリ1階)

ディズニーストア

オンライン(eチケ)

可。WEB専用サイトから手続きする

 

交換不要、そのまま入園できる

スポンサーパスポート

スポンサー従業員用パスポート

スポンサー企業 不可 チケットブースで内容を確認の上、再来園パスポートに交換して入園
株主優待券 オリエンタルランドより郵送 不可 交換不要、そのまま入園できる
キャストトレーニングパスポート オリエンタルランドより、キャストに無料配布 不可 入園不可

 

Yahoo知恵袋の質問で、

「結婚式のビンゴ大会でディズニーのペアチケットが当たった。」

「商店街の懸賞で、ディズニーのペアチケットが当たった。」

という話がよく出ていきます。今回の休園騒ぎでも、ペアチケットの扱いはどうなるの?と質問してくる方が時々いますね。

最初に、ディズニーの券種で「ペアチケット」という券種は存在しません。それは単に「1ディのオープンパスポートが2枚ある」というだけです。

例えば、主催者側がそのチケットを調達する時に、ディズニーストアで正規料金を払って買った場合は、特に問題はありません。

ただ、チケット代を節約しようと、金券ショップでチケットを購入したとか、知り合いにディズニーのスポンサー企業で働いている人がいるから割引価格で買ってもらったという場合は、要注意! そのペアチケットの実態は、株主優待券、スポンサー従業員用パスポートといった「危険なペアチケット」かもしれないのです。

 

ちなみに、ディズニー側は、チケットをプレゼントする時は、オンラインからギフトパスポートを購入することを推奨しています。

 

 

お前はもう、延長されている

 

と、「北斗の拳」のケンシロウではないですが(笑)

 

前の項目の一覧表で、

●1ディパスポート

●スポンサーパスポート

●スポンサー従業員用パスポート

に当てはまる1ディを持っている人は、すでに利用期限が自動的に2022年3月31日まで延長されています。

なので、ディズニーのサイトにアクセスだの、どこかに問い合わせるだのという手間は、一切不要です。

 

ただし、現在の「オンライン限定日付指定」といったチケットの販売方法を実施している間は、お手持ちの1ディで入園することはできません。ここを早とちりした人が、ゲート前で門前払いを食らっているわけですね。

コロナウィルスが蔓延している間は、このチケットの販売方法が継続される予定で、今日8月22日現在、10月2日までのチケットが、この形式で販売されています。

この販売方法が、あと1か月続くのか、1年続くのかは、誰にも分りません。

 

オンライン限定日付指定の販売画面。

やはり朝から遊べる1ディは人気が集中してすぐに完売しますが、11時から、14時からのチケットは、売れ残っていることが多いです。

 

オンライン限定日付指定の購入方法については、こちらの記事をご覧ください。

 

「ディズニーランド、ディズニーシー7月1日から再開へ! 入園方法を詳しく解説! USJ方式とは全然違うよ‼」

https://sskumatei.com/2487.html

 

なぜ、スポンサーパスポートは、現金での払い戻しが不可なのか?

 

これについては、そのチケットが販売された時の状況に起因します。

大きな理由は、この2つ。

●チケットを販売する時の割引額が、スポンサー企業によって異なる

●不正譲渡、転売が多い券種

 

だから、チケットブースで現物を確認した上で「再入園パスポート」に交換という、1クッション置いた対応に変更したのです。

例えば、家族がスポンサー企業勤務で、会社の福利厚生課を通して購入したチケットなら、出どころが確かなので、そのまま温存。ディズニーが通常営業に戻ったら、そのチケットをチケットブースで再入園パスポートに交換して、堂々と入園してください。

そうでないルートで入手したスポンサーパスポート、スポンサー従業員用パスポートは、パークが通常営業に戻っても、もしかしたら使用できないかも知れません。

 

 

こちらが、スポンサーパスポートです。スポンサーパスポートは、スポンサー企業が懸賞でディズニーチケットをプレゼントする時に使用する券種です。

スポンサー企業の社員が福利厚生で購入する券種は「スポンサー従業員用パスポート」という表記になります。

 

今回、この記事を書こうと思い立った時には、この記事だけで、ディズニーのチケットのことが全部わかる内容にしようと考えていました。

でも、1ディの券種の内容の複雑さから、たった1本の記事では、一般の方にすべての情報を伝えきれないと思うようになりました。

 

そこで今回は、チケットシリーズの第1弾として、販売済のチケットの利用期限が延長されていること、現金で払い戻しができる券種があることを中心にした内容にしました。

この記事から、お手持ちのチケットが利用できることを確認出来れば、不安な気持ちは払拭できると思います。

 

 

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