ディズニーチケット日付指定の入園時間区分が変わった!よくわかる解説

皆さん、こんにちは!

ディズニーが7月1日に再開してから、はや2か月半が経過しました。

入園は、オンラインで販売する日付指定に限定、ショーは全て中止のまま、パレードはランドの小規模なものだけ開催と、いろいろと制約が多いですが、それでもディズニーでは、感染予防対策を完全にして日々ゲストをお迎えしています。

ランドでは、オープンが無期延期になっていた新エリアが、9月28日にようやくオープン。それに合わせて、エントリー制度やスタンバイパスといった、3密を避ける新システムも導入されました。

 

そして、10月31日から、パークチケットの時間区分が変更されます。今回は、このチケットについて、わかりやすく解説していきたいと思います。時間区分って何? チケット代は変わるの? いろんな「わからない」を親切ていねいに解決していきます。

 

ディズニーシーのシンボル「アクアスフィア」。

パーク再開後、以前と同じように、ゆったりとした時を刻んでいます。

 

 

広告

10月30日までのチケットの時間区分

 

パークが7月1日に再開を決定した時に、休園前と一番大きく変わったのは、

 

●チケットの販売は、オンライン限定の日付指定のみ。

●入園時間が異なるチケットが3種類販売される。

 

この2点です。

パークが再開した7月1日以降のチケットの料金表は、以下の通り。

 

時間区分 大人 中人 小人
1ディ/開園時間から入園 8,200円 6,900円 4,900円
11時から入園 7,300円 6,100円 4,300円
14時から入園 6,300円 5,400円 3,800円

 

入園時間が異なる3種類のチケットを販売するのは、入園時にゲストが集中して密にならないようにするための配慮です。

パーク再開後は、ゲート前の地面に枠を設けて、ゲストがくっついて並ばないような工夫もされています。また、ランド、シーとも入園者数に上限を設けて、パーク内が混雑しないようにしています。14時から入園だと、滞在時間は、休園前にあった「アフター6」とほぼ同じになりますね。

 

 

10月31日からのチケットの時間区分

 

そして、10月31日(土)からは、チケットの時間区分が、以下のように変更されます。

 

時間区分 大人 中人 小人
1ディ/開園時間から入園 8,200円 6,900円 4,900円
10時30分から入園 7,700円 6,500円 4,600円
12時から入園 7,300円 6,100円 4,300円

 

パークが再開した7月1日~8月31日の間は、8時開園~20時閉園でした。9月1日からは、パークは9時開園~21時閉園に変更されています。

今回の時間区分変更で、11時入園が30分繰り上がり、10時30分入園になったことで、1ディ入園のアドバンテージが1時間30分に短縮されました。7月、8月の1ディは、8時入園、次は11時入園だったので、3時間ものアドバンテージがあり、これが人気アトラクション利用にものすごく有利に働いていました。

今回、第2陣が10時30分入園になったことで、1ディ入園の優位性がかなり薄れました。しかも第3陣が12時入園と2時間も早まりました。8月7日からは、年パス所有者が抽選で入園できるようになりましたが、年パス組の入園時間は14時からでした。

それが10月31日から、年パス組には「12時から入園」の枠が適用されます。つまり、12時になると、第3陣と年パス組がどっと入園するようになるのです。おそらく、パーク内のゲスト数が一気に3,4割増しになると思われるので、12時以降は、1ディ、10時30分入園組はのんびりパークを回れなくなりそうですね。

1ディと12時から入園の時間の差は3時間ありますが、チケット代は900円しか違いません。だったら、皆さん、1ディを買いたいですよね。これからはオンラインのチケット争奪戦がさらに過激になるでしょう。

 

 

時間区分が変更される理由

 

パーク側は、チケットの時間区分の変更の理由を明らかにはしていませんが、いくつかの要因が絡んでいることが想像できます。

その要因の一つは、ゲート前でゲストが密にならないよう、パーク側のコントロールが出来ていること。これは、ゲストがパーク側のお願いをきちんと守ってくれているということです。

オリエンタルランド会長の加賀美俊夫氏も、読売新聞のインタビューで、「3密を避ける対策について、ゲストが非常に協力的なことに驚いている。」とコメントしています。

 

ディズニー加賀美会長「アフターコロナのパーク運営」を語る チケットに価格変動制導入?

https://sskumatei.com/2649.html

 

 

次に考えられる要因は、ゲストからの苦情。3密を避ける対策には協力的なゲストも、チケットがオンライン限定販売になったことには、かなり不満に思っているようです。

販売されるチケットは日付指定だけで、しかも支払いはクレジットカードしか選択できません。ディズニーストアやコンビニでのチケット販売は、ずっと停止したままなので、パークに行きたいのに、クレジットカードを持っていない学生さんは、特に困っている感じ。Yahoo知恵袋でも、「クレジットカードを持っていない学生は、どうやってチケットを買うの? 教えて~」といった質問を毎日見かけます。

これについては、ディズニー側が、「クレジットカードを持っている家族に代理で購入してもらうこと」を推奨しています。

私のブログでも、こちらの記事で詳しく解説していますよ。

 

「ディズニー日付指定」はクレジットカードなしでは買えない!カードを持っていない人はどうすればいいの?

https://sskumatei.com/2742.html

 

それと、ゲスト側にしたら、やはり開園から入園できる1ディを買いたいですよね。休園前のディズニーは、「パークの1日は、朝の段取りで決まる」と言われていたくらいです。早めにゲート前に並んで入園することで、効率よくFPが発券できるし、まだ空いているアトラクションをうまく利用して、アトラクションにたくさん乗ることが出来たのです。

パーク再開後は、FPやシングルライダーの運用は中止していますが、それでもゲストが何に乗りたいかの希望はそれほど変わりません。なので、休園前に混雑していた人気アトラクションは、再開後も同じように混雑しています。

 

そして、入園時間を繰り上げた最大の理由は、「エントリー受付」、「スタンバイパス」制度の導入でしょう。

エントリー受付は、いわゆる「ショー鑑賞席抽選制度」と同じで、時間ごとに受け入れ人数が決められています。もし、11時から入園、14時入園のままだったら、選択できる時間の枠が少なくなって、遅く入園するほど抽選できる時間枠が少なくなってしまいます。

 

 

新エリアの目玉アトラクション「美女と野獣 魔法のものがたり」。エントリー受付に当選しないと、利用はできません。

 

「スタンバイパス」制度は、FP制度と同じで、指定された時間にアトラクションに並ぶための券です。今回、「スタンバイパス」が導入されたのは、シーのソアリンとトイストーリーマニア!の2つだけ。どちらも休園前は、100分、200分待ち当たり前の超人気アトラクションで、再開後の入園者数が限定されている状態でも、60~100分待ちがたびたび発生していました。

スタンバイパスはエントリー受付と違い、先着順で発券なので、入園時間が遅いと、すでに発券終了していることもあります。特にソアリンのスタンバイパスは、ほぼ毎日12~13時で発券終了しているので、14時から入園では、ソアリンを利用することが出来ません。

そのために、時間区分を10時30分から、12時からと繰り上げたのでしょう。スタンバイパスについては、こちらの記事で、詳しく解説しています。

 

ディズニーシー「スタンバイパス」導入!パークの回り方が大きく変わる⁉

https://sskumatei.com/2800.html

 

 

スタンバイパスが導入されたのは9月23日から。最近はようやくスタンバイパスが何なのかが認知されるようになり、シーの入園者の8割以上が、「入園したら、スマホでソアリンのスタンバイパスを発券」という行動を取っています。そのため、ソアリンのスタンバイパスの利用時間の進むペースが、日を追って早くなってきています。

先日、仕事が休みだった10月18日(日)に、朝からシーのスタンバイ時間をチェックしていたのですが、この日は、12時を待たずにソアリンのスタンバイパスが発券終了していました。これにはちょっと驚きましたね。この日、11時から入園のチケットを持っていても、入園時間が12時頃になってしまったゲストは、ソアリンに乗ることが出来なかったのです。お気の毒・・・

 

ということで、今回、チケットの時間区分が変更された理由が、大体理解できたと思います。

ただし、入園時間が繰り上がったことが、パークの通常営業につながるかというと、それはちょっと話が違うかな。今のチケットの販売方法は、おそらく、2020年度内(2021年3月31日)まで継続すると推測します。

当分は、スマホやパソコンをにらみながら、日付指定チケット争奪戦に振りまわされることになりそうです。

 

 

 

広告