「ディズニー株主優待券」転売の価格破壊が始まった⁉安くても買ってはいけない!

 

皆さん、こんにちは。

6月ももう後半、だんだん暑くなってきましたね。でもディズニーはいまだにコロナ禍で自粛営業が続いています。

毎年6月は、「〇〇株式会社」と名がつく企業にとっては、1年間で最も重要な月です。それは、会社の運営資金を出資している株主に会社の経営状態や今後の方針を報告する「株主総会」が開催されるから。東京ディズニーリゾートを経営する株式会社オリエンタルランドもその株式会社の一つです。

実は6月に入ってから、ディズニー絡みで大きな動きがすでに2回起こっています。今回は、それらにまつわる話から株主優待券の今後について、「パークの回りスト」ラギ独自の目線で深掘りしていきたいと思います。

 

 

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ツイッターに新しい株主優待券の画像が!?

 

2021年6月5日、あるツィートに新しい株主優待券の画像がUPされました。それは何と「シー20周年」デザインの株主優待券!? シルバーの燕尾服に身を包んだミッキーが手を差し伸べて、ファンをシーへ誘うようなデザインだったのです。

 

 

2021年はシー開園20周年の記念の年です。本来なら2021年4月15日~2022年3月中旬にシー20周イベントが大々的に開催される予定でした。

でも2020年7月にパークが再開したものの、長引くコロナ禍でパークの期間限定イベントはことごとく中止に。クリスマスが過ぎ、年が明けてイースターが終わっても、シー20周年イベントの情報はひとかけらも漏れ出てきませんでした。

やっぱりコロナ禍では周年イベントなんて開催できないのかな…そんなあきらめムードさえ漂っていた中に刺した一筋の光。それがシー20周年イベントデザインの株主優待券の画像だったのです。

 

ツイッターをざわつかせた株主優待券の画像がUPされてから2日。2021年6月7日午前10時30分。ディズニーは公式にこういった情報をUPしました。

東京ディズニーシー開園20周年イベント「タイム・トゥ・シャイン!」開催!(2021年9月4日~2022年9月3日まで)

 

どっひゃぁ~~⁉ ついにシー20周年イベントの開催が正式に発表されました~! この情報はメディアにも公開され、ネットニュースやツイッターは、シー20周年イベント開催情報で沸き返りました。

この6月7日という日は、ディズニーを運営する株式会社オリエンタルランドの株主総会の参加受付開始日で、株主への株主優待券の発送も6月7日からとなっていました。株主への情報公開日にメディアへの情報公開も解禁したということですね。

オリエンタルランドの株主総会は、6月29日(火)東京ベイ幕張ホールで開催されます。

 

実は東京都内は郵便が早く届く傾向があります。一部の都内在住の株主が、そういった事情で6月5日に株主優待券を受け取ったので、さっそくツイッター画像をUPしたというのが事の真相でした。

今回配布された株主優待券の利用期限は、2022年6月30日まで。新しいデザインの株主優待券が配布されたことで、ディズニーの株主優待券は、同時に5枚の絵柄が揃うという前代未聞の事態になってしまいました。

 

 

パークがコロナで休園した影響で使えなくなった株主優待券のデザイン。これにベイマックス、シー20周年を加えて全部で5種類になります。

この画像を保存したのは2020年6月頃で、その後、ドナルドのデザインの株主優待券の利用期限も2022年1月31日まで延長されています。コロナ禍の影響で、ドナルドのデザインは、利用期限が3回も延長されてるんですよ。

 

 

株主優待券は、転売チケットの主役

 

新しい株主優待券が配布されたことで、ネットのオークションサイトや金券ショップには、早くもシー20周年デザインの株主優待券がたくさん売りに出されています。

でも、ディズニーのチケットは、全ての券種が不正譲渡、転売禁止。当然、株主優待券もその対象です。ディズニー側もその事実は把握していて、数年前からチケットの転売に対しては厳しい対応を行っています。

 

ディズニー転売された株主優待券は超危険⁉公式が言わない意外な事実とは?

 

https://sskumatei.com/3162.html

 

今、金券ショップでは、休園前に販売していた1ディパスポートなどの「紙チケ」は買取りをしていません。理由は店側で未使用が確認できない、ディズニー側にQRコードの情報をつかまれていて、使用できないチケットの可能性が高いといった不安要素が大きいからです。なので、今、市場に出回っている転売チケットはほぼ100%株主優待券です。

でもコロナ禍の紙チケは「抽選による入園」に応募して当選しないと使用できないので、買取価格、販売価格ともかなり下がっています。買取価格は1枚3,000円~最新で4,000円くらい。一番古いドナルドの絵柄は、買取不可の店もあります。利用期限は他の絵柄と同じ2022年1月31日までなんですけどね。この辺は買い取る側のチケットに関する知識不足もあるのでしょう。

買取価格が安いので、販売価格も6,000円~7,000円前後と、かなりお安くなっています。ディズニーの1ディは1枚8,200円ですから一見お得なように感じますが、「抽選による入園」に応募して当たらないと使えないチケットを買ってどうするの?っていう気もします。

 

 

 

抽選による入園って、どれくらいの確率で当たるの?

 

パークが休園前に販売していた1ディパスポートや株主優待券などの「紙チケ」は、パークが再開した2020年7月以降は、ずっと使用停止状態が続いています。

そういった紙チケを持っているゲストに対する救済措置が「抽選による入園」制度です。

 

ディズニー「手持ちの紙チケ」で入園可能に⁉「抽選による入園」について詳しく解説!

 

https://sskumatei.com/3013.html

 

この制度が始まったのは2020年11月(入園開始は12月から)です。応募者数や当選確率などは、公式は一切公表していませんが、思うほど当たらない~という方が多いようですね。

そういった苦情が多く寄せられたからか、ディズニー側は「3回の応募以内に必ず当選する条件」を考案してゲスト側に提案してきました。

 

ディズニー「抽選による入園」3回の応募以内に必ず当たる条件とは?

 

https://sskumatei.com/3718.html

 

この「3回の応募で必ず当たる条件」を利用するとしても、今からの応募で当たるのは早くて9月以降なんですよ。5種類の株主優待券のデザインのうち4種類の利用期限は2022年1月31日までですから、利用期限はもう5か月ほどしかないのと同じ。運が悪いと、ずっと当選しないまま利用期限が来てしまうかも知れないのです。

6月7日に株主に送付された株主優待券には、「抽選による入園」について説明したペーパーも同封されていました。そのペーパーには、現在使用できる株主優待券のデザイン一覧も掲載されています。そしてその下に「これらのデザインの株主優待券の利用期限の延長はもうありません。」と書き添えられています。

今、市場に出回っている株主優待券で「シー20周年デザイン」以外のものは、2022年1月31日で一斉に使用期限が切ます。多分、今後は駆け込みで「抽選による入園」に応募する人が増えて、当選確率も下がってくるでしょう。株主優待けが5,000円で買えた、お得~💛と喜んだものの、利用期限までに抽選に当たらなくて使えなかった… これからはこんな悲劇が起こるかも知れません。

なので皆さん、フリマサイトや金券ショップで株主優待券が安く売られていても、決して買わないでくださいね。

 

では、この記事が皆さんのお出かけの参考になれば幸いです。

 

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