皆さん、こんにちは!
東京ディズニーランド、シーでは、様々な年齢のゲスト向けにいろんなグッズを販売していますね。
その中でも学生さんなどの若いゲストに大人気なのが「ファンキャップ」です。ファンキャップとは、もこもこ素材を使用してキャラクターなどをデザインした「かぶるタイプのぬいぐるみ」みたいな商品です。
パークでファンキャップを被れば、気分は一気にディズニー! 今や映え写真には欠かせないアイテムです。
ファンキャップにはたくさんの種類がありますが、その中でもJK(女子高生)に特に人気なのが「ヒョウ柄のファンキャップ」です。今年の卒業旅行シーズンの1~3月頃も、パークのあちこちでヒョウ柄のファンキャップを被ったJKのグループを見かけました。
ところで、このヒョウ柄のファンキャップ、実は今のパークでは販売していません。商品自体は数年前で販売を終了しており、JKさん達はメルカリなどで事前にファンキャップを購入しているんですよ。
なので、パーク歴が長いディズニーファンの方々は、「何で令和のディズニーパークに、ヒョウ柄のファンキャップを被ったJKがたくさんいるの?」と不思議に思っておられるようです。
そこで自称「パークの回りスト」ラギが、自身で撮影した画像資料を基に、「歴代のヒョウ柄ファンキャップ」をまとめた記事を作成しました。この記事を読めば、どのファンキャップが何年に販売されていた品かが一発で分かりますよ。
ディズニーのファンキャップって、どんな商品?
最初に、「ファンキャップ」自体は、2000年頃からパークで販売されている、歴史が長い人気商品です。
こちらは、2009年のハロウィーン期間に販売していたオバケちゃんのファンキャップ。他には、「ソーサラーミッキー(魔法使いの弟子)」の青い三角帽子や、ジャックスケリントンの頭の形のファンキャップが特に有名ですね。
ファンキャップは商品的には「防寒具」に分類されていて、通年で販売されるキャラクターのデザインの商品の他に、防寒具メインの商品も販売されています。
そういった商品は、大体10月に新商品を販売開➡翌年3月までに売り切って完売➡10月に新しいデザインを販売、というサイクルで商品がどんどん入れ替わってます。
今回取り上げる「ヒョウ柄のファンキャップ」もそういったサイクルで販売されていた商品でした。
そんな何年も前のファンキャップに、なぜJKが注目したかは、こちらの記事で詳しく解説しています。そのきっかけは、コロナ禍によるディズニーの「カチューシャがない!?騒動」です。
https://sskumatei.com/5048.html
2010~2011年のヒョウ柄ファンキャップ
ヒョウ柄のファンキャプがパークで販売されだしたのは、2010年10月頃からです。
画像は2010年10月に撮影したもの。ぷーさんやスティッチの頭巾タイプのファンキャップ、ミッキーの大きな耳が付いたデザインで、ノーマルなヒョウ柄のファンキャップ、同じ型でピンクや黒のファンキャップが販売されていました。
2010~2011年のファンキャップは、左耳にミッキーやミニーのぬいぐるみが付いているのが特徴です。
2011年1月撮影。この年のヒョウ柄のファンキャップにはグレーも存在しました。また、ミニーの耳付きファンキャップは、ピンク、白、黒の3色展開でした。
2011~2012年のヒョウ柄ファンキャップ
2012年2月頃のショップの棚の様子です。この年もヒョウ柄ファンキャップが販売されていますね。デザインは大きな耳が付いたミッキータイプで、ぬいぐるみはなし。色は濃いグレー、濃いカーキ色、濃いチェリーピンクの3色でした。この3色の中では濃いチェリーピンクが大人気で、この時点ではすでに売り切れていました。
この年は左側のノルディック柄の頭巾タイプのファンキャップが推しだったようで、どのお店もそちらの商品を大量に並べていました。
2012~2013年のヒョウ柄ファンキャップ
2012年11月頃のお店の棚の様子。この年のヒョウ柄は、ピンクと金茶色の2色展開。ミッキータイプのベースに大きなリボンが付いています。よく見るとヒョウ柄の中にミッキーやハートがデザインされていて、ディズニーらしくておしゃれな感じですね。
ミッキータイプのファンキャップは、他に白、黒、赤地に白水玉、黒地に白水玉も販売されていました。
ディズニーのオフィシャルスポンサーの講談社は、「ディズニーFAN」というパーク情報誌を刊行しています。また、パークのガイドブックやレストラン特集号、グッズ特集号を増刊として刊行しています。
画像は、2013年版の「ディズニーリゾートのグッズ特集号」の防寒グッズ特集のもの。マリーちゃん、ティガー、ミニーのなりきりグッズに加えて、ヒョウ柄グッズの特集も組まれています。
ファンキャップにマフラー、手袋が合体した「手袋付きマフラー」は学生さんに大人気で、卒業旅行シーズンにはグループで着用しているシーンをよく見かけました。このアイテムは、今でも色や素材を変えて販売されている冬のパークの人気商品です。
この年はヒョウ柄が特に推しだったようで、ファンキャップと同じ生地を使って様々なグッズが展開されています。10年も前の商品ですが、令和の今の時代でも通用するかわいいデザインばかりですね。
2013~2014年のヒョウ柄ファンキャップ
このシーズンも、ヒョウ柄のファンキャップが販売されました。同じ型で、ミニーを意識した、赤に白い水玉、黒に白い水玉のファンキャップも販売されていました。
加えて、ヒョウ柄のイヤーマッフルも初登場です、左側の丸いモフモフもイヤーマッフルですが、こちらはくるっとひねるとアームが折りたたまれてポケットに入るコンパクトサイズになる仕様です。
この年は、ヒョウ柄に加えて、ミニーマウス使用のピンク、黒、デイジーをイメージしたラベンダーカラーのファンキャップも販売されました。イヤーマッフルは、ヒョウ柄の他、白、黒、ピンクなどベーシックな色の商品も登場です。
画像の左下には、ヒョウ柄や赤に白の水玉のマントも販売されていました。
2014~2015年のヒョウ柄ファンキャップ
このシーズンもヒョウ柄のファンキャップが販売されていました。
色やデザインは3年前と全く同じです。商品の入れ替わりが激しいディズニーパークのグッズで、同じ品が3年連続で販売されるのはレアなことです。
昨年登場した、ピンクとラベンダーカラーのファンキャップも再登場です。ただ、これらの商品が、去年と同じデザインの再生産なのか、去年の持越し品なのかはわかりません。
このピンクと金茶色のヒョウ柄のファンキャップは、3年連続で販売されていたので商品数が多く、商品としてのレア度は低いと言えます。
画像の左側に見えるウサギ耳のファンキャップは、2014年初登場の商品です。
ディズニーでは2012年から4~6月に「イースターイベント」を開催するようになり、この頃からウサギをモチーフにした新商品がどんどん販売されるようになりました。
ウサギ耳のファンキャップは、イースターイベントを先取りしたアイテムといえます。
同じ年度の防寒具の品揃えです。
モフモフ素材のミッキーの形のイヤーマッフル、ヒョウ柄の手袋、ミトンなど。
ヒョウ柄のファンキャップと同柄ミトンのコーディネイトは、女子力爆上げのかわいらしさですね。
2015~2016のヒョウ柄ファンキャップ
このシーズンもヒョウ柄のファンキャップが販売されています。
アイテムとしては4年連続ですが、2015年度版はヒョウ柄がリニューアルされています。ぱっと見はベージュのヒョウ柄で、キャップのデザインもミッキータイプの基本形ですが、よく見るとヒョウ柄の中にハートやミッキーシェイプが混じっていて、しかもピンクや水色が差し色で配色されています。これは可愛い!
ヒョウ柄のファンキャップが販売されたのは、この年度が最後です。以降、パークではヒョウ柄のファンキャップは販売されていません。
その理由は定かではありませんが、もしかしたらこれが関係しているかも?
2014年にディズニー映画「アナと雪の女王」が公開されましたが、これが世界的に大ヒットし、日本でもアナ雪ブームが巻き起こりました。それを受けてオリエンタルランドは、閑散期の1~3月のランドでアナ雪をテーマにしたイベントを開催することにしたのです。イベントのタイトルは「アナとエルサの フローズンファンタージー」。
イベントの内容は、アナとエルサが登場するパレードとパーク内の装飾、グッズ、限定メニューなどの物販。このイベントも映画同様大ヒットし、4年も続くロングランイベントになりました。ランドではありとあらゆるイベントグッズが制作・販売され、いずれも飛ぶように売れる人気商品になりました。
このイベントグッズの制作に予算を大幅に投入したことで、イベントに関係しないファンキャップ類の製造数が減ったのではと思われます。
コロナ禍がきっかけで、再び脚光をあびた「ヒョウ柄のファンキャップ」。JKに限らず、ディズニーが好きな女子の好みって、10年前も今もそんなに変わらないのかも知れませんね。
では、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。