皆さん、こんにちは!
ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の開業まであと少しになりましたね。
新エリアの開業は6月6日日です。ディズニーでは新しいアトラクションやショー、パレードの本番開催日の前に、「スニーク」と呼ばれる予行演習を行います。
そして、2024年5月16日、シーのファンタジースプリングスのスニークが開催されました。
しかし、これがきっかけでSNSやX(旧ツイッター)で炎上騒ぎが起こっているんですよ。今までディズニーのスニークでこんな炎上騒ぎは前例がないと思います。そして炎上の原因には、ファンタジースプリングス特有の様々な事情が関係しているようなのです。
そこで今回は、急遽、新エリアのスニークについての記事をまとめてみました。
さて、あなたはファンタジースプリングスのスニーク開催、賛成派? 反対派?
「ファンタジーが目を覚ます」をキャッチフレーズに、まもなく開業するシーの第8テーマポート「ファンタジースプリングス」。
まさか、開業前にこんな炎上騒ぎが起こるとは…
ドキュメント2024年5月16日
最初に、ディズニーでは新しいアトラクションの開業やショー、パレードの開催前には「スニーク」が行われるのが常です。
スニークとは、本番の内容と同じものを行い、問題点や不備があれば改善し、より本番の完成度を上げるために行う重要な作業です。
スニーク開催は事前の告知はなく、ゲリラ的に行われることが多いです。ディズニー歴が長いファンの方々は、過去のスニークの開催実績から、「この時期にスニークがありそう」という嗅覚に優れた方が多くて、予想した日に狙って入園してスニークを体験されています。
そういった歴戦の勇士(笑)をしても、今回のファンタジースプリングスのスニークは予想外だったようですね。
5月16日(木)のスニーク開催の流れや内容をまとめると、こんな感じでした。
- 5月16日のシーは9時開園。8時55分頃「本日は、ファンタジースプリングスの準備が整いましたので、どなたでも入場できます。」とのアナウンスが流れ、開園待ちのゲストがどよめいた。
- ファンタジースプリングスの入り口の前には「どなたでも入場可」の看板が立てられ、ゲストは自由に入場できた。
- 新エリア内のアトラクションの利用には「スタンバイパス」が必要。ディズニーアプリの新エリアのアトラクションの項目のスタンバイパス、待ち時間表示が稼働
- アトラクションの待ち時間は5分~60分くらい。アナ雪は一時的に130分まで伸びた
- レストランはモバイルオーダーのみ対応
- グッズ類は展示のみで、販売は無し
- 閉園時間の21時まで新エリアに滞在出来た
グッズが買えない以外は、実質のエリアオープンです。5月16日にシーへ入園したゲストの方々は、とてもラッキーでしたね。
「今日、新エリアのスニークやってる!」という情報はディズニー常連さんの間にも瞬く間に拡散。近隣にお住いの方々は、急遽シーのチケットを購入して自転車で駆け付け、スニークを体験されたそうです。
ネットでは、年パスが無くなったコロナ禍以降、ガラガラだったシーの自転車駐輪場が、5月16日はぎっしり駐輪されている画像が投稿されていました。そういったことからも、この日のファンタジースプリングスのスニーク開催は予想外の出来事だったし、また、舞浜近辺には、即座に現地に駆け付けられるディズニー好きの方が多く住まわれていることが証明されました。
ちなみにこういった現象を諺では「いざ、鎌倉!」と表現します。令和のディズニーでは、「いざ、舞浜!」ですね。(笑)
なぜ、新エリアのスニーク開催が炎上するの?
それについては、まず、「ファンタジースプリングス」がどういう場所なのかを知ることが必要です。
簡単にまとめると、「ファンタジースプリングス」は、オリエンタルランドが3年の月日と3200億円の巨費を投じて建設した施設で、もはや「ミニテーマパーク」、「第3パーク」と呼べる規模と内容だという現実です。
なので、一応、シーの敷地内という括りになっていますが、開業後はシーのチケットだけでは入場不可。シーのチケットと新エリア内のアトラクションのDPA(ディズニープレミアアクセス、有料))かスタンバイパス(無料)の両方がないと入れてもらえないのです。
シーと新エリアの境界には「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」という入場ゲートが設けられます。(私はこれを関所と呼んでる)
これについては、私のブログのこの記事で詳しく解説しています。
https://sskumatei.com/5140.html
そんな「特別区」に、たまたまその日、シーに入園しただけのゲストがホイホイ入れるなんて…悔しい~~~!!! と激怒している方々がいらっしゃるんですよ。
それは、ファンタジースプリングスが一足早く楽しめる「プレビューバケーションパッケージ」(以下、プレビューバケパ)の購入者、ディズニーの公式ファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」の会員限定で販売された「ファンタジースプリングスマジック」(抽選に当選した会員のみ購入可)を買った方々です。
いずれも、ファンタジースプリングスを「一足早く楽しめる」のが売りのプランで、プレビューバケパはファンタジースプリングスホテル泊のプランだと1名20万円以上する高額な商品です。
ファンダフル会員限定「ファンタジースプリングスマジック」とは、ディズニーの公式ファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」会員向けのキャンペーンで、会員のみ抽選で「ファンタジースプリングスマジック」16000枚を販売するというもの。大人1枚25,900円で、利用日は5月28日~6月2日までの6日間(入園日は申込時に指定)。
ファンタジースプリングスマジックは、大人22,900円~25900円で、ファンタジースプリングスホテル宿泊者か、「ファンタジースプリングス入場確約プラン」のバケーションパッケージ購入者しか買えない券種です。
今回のキャンペーンは、ファンダフルディズニー限定で、チケットのみを販売してもらえます。ただし価格は最高値の25900円だけなんですよ。(中人、小人価格も同様)
ファンタジースプリングスマジックは、これだけで新エリア内のアトラクションが全て少ない待ち時間で利用出来る上、シーのアトラクションも利用出来て、しかも行き来が自由という夢のような券種です。
プレビューバケパ、ファンダフル会員枠でチケットを買った人は、「優先的に、空いてる新エリアに入れて、アトラクション乗り放題!」を夢見て、バケパ予約のためにディズニーのサイトに長時間張り付いたり、高倍率の抽選をを潜り抜けるなどの努力と高いお金を払って権利を得ました。
が~、5月16日にたまたまシーに入園したゲストは、そういった努力はなし、運だけでファンタジースプリングスを自由に歩き回れて、アトラクションを体験しているんです。
それが、プレビューバケパ、ファンダフル枠のチケット購入者の逆鱗に触れ、SNSが大炎上する引き金になりました。
私個人としても、事前に新エリアの入場についてあれこれ制限を設けておきながら、スニークはフリーパスなの?という点で、オリエンタルランドのやり方はかなりデリカシーに欠けるなと思いました。
これからもスニークはあるのかな?
その辺は何とも言えないですね。とにかく、5月16日にファンタジースプリングスのスニークが行われたこと自体が、ディズニーファン的には想定外だったので。
ファンタジースプリングスでは、5月12日(日)から、「スポンサー企業主催のプレビューご招待」が始まっています。
ディズニーでは「プレビューが行われる日はスニークをしない」という不文律があり、今回の5月16日もプレビュー開催がない「谷間の日」でした。
スポンサープレビューについては、私のブログのこの記事で詳しく解説しています。
https://sskumatei.com/5217.html
ということで、今後6月6日までにスニークがあるとしたら、5月20日(月)、23日(木)、27日(月)の3日間だけだと思われます。
5月16日、シーのゲート前では、スマホのディズニーアプリの待ち時間サイトで「あれ、どうしてファンタジースプリングスのアトラクションの待ち時間サイトが稼働しているの?」と気づいた方がいて、その後、開園前のアナウンスでスニークの開催を確信されたとか。先に書いた日付で、開園前にアプリのファンタジースプリングスのサイトが稼働していたら、その日はスニークありだということになりますね。
5月28日~6月2日は、今回のネット炎上の火元となったプレビューバケパ、ファンダフルチケット購入者の入園日なので、もし、この日にスニークが行われたら、怒り心頭のゲストが暴動をお起こすかも知れません。
それ位、今回、オリエンタルランドが行ったスニーク開催は、大きな問題をはらんだ行為だったのです。
こういったことはディズニーファンの中でも意見が割れています。同じようにプレビューバケパやファンダフルチケットを購入した人でも、スニークは許せない派とスニークは必要派がいるんですよね。
オリエンタルランドの行為が許せなくて、バケパをキャンセルしてしまった人もいるし、怒りのあまり、ファンダフルチケットを転売(転売は不正行為だけど)、同時に5月16日のシーの1ディ(この日は7900円)を購入してスニークを体験してきた人もいるとか。(近所にお住いの方でしょう)
一時期、TVでガンガン流れていたファンタジースプリングスのCM。無邪気なボーイズ&ガールが編隊飛行(笑)しながら、新エリアの上空を巡るという内容。
でも「大きなお友達」の間ではオリエンタルランドのやり方についてひと悶着起こっているようですね。
いかがでしたか。
ではこの記事が皆さんのお出かけの参考になれば幸いです。