皆さん、こんにちは!
東京ディズニーシーの大人気キャラ、ダッフィー!!
シーのアメリカンウォーターフロントの一角にある、片田舎の港町、ケープコッドに住む子熊くんです。
ダッフィーのデビューは2004年11月。最初は「ディズニーベア」としてのデビューでした。
その翌年、2005年11月に「ダッフィー」という名前が付けられて再デビュー。新たなバックグラウンドストーリーも作られました。
すぐには人気が出なかったものの、2008年頃からその存在が徐々にゲストに知られるようになり、2009年秋に人気が大爆発!! 以降シーでは、ミッキー、ミニーと並ぶほどの人気キャラに成長しました。
今やダッフィーグッズは、東京ディズニーシーのグッズ売り上げの3割をたたき出している強力なコンテンツです。新商品の発売初日には、グッズ販売店に長い行列ができ、入店制限が発生するのは、シーの一種の風物詩?となっています。(あまりありがたくないけど・・・)
ダッフィーグッズの売れ線のメインは、着せ替えが楽しめるSサイズ(身長43cm)ですが、これよりふた回りほど大きい、Mサイズ(身長70cm)も人気があります。実はこのMサイズは、以前は「Lサイズ」と呼ばれていました。
2011年2月10日に、ダッフィーとシェリーメイの大きなサイズのぬいぐるみが発売されたと同時に、ぬいぐるみのサイズ表記が一新されました。
そのため、リニューアル前の大きなダッフィーを持っているファンは、手持ちの大きなダッフィーを新商品と区別するため「旧Lサイズ」と呼ぶようになったのです。
ここ数年でダッフィーファンになった方々には、意外と知られていないダッフィーの「旧Lサイズ」。
今回は、筆者が所有する旧Lサイズの画像を中心に旧Lサイズに特化した記事を作成しました。
この記事は、実際に東京ディズニーシーで「旧Lサイズ」を購入し、旧Lサイズから新Mサイズへの切り替え時期も体験したたファンが語る、ダッフィーの歴史の1ページです。
ダッフィー ぬいぐるみのラインナップを知ろう
数あるダッフィーグッズの中で、一番の売れ線は、やはり「ぬいぐるみ」です。
現在は、
●Sサイズ/身長約40cm、着せ替えを楽しむ、抱っこサイズ
●Mサイズ/身長約70cm、かかえて抱っこできる大きさ
●Lサイズ/身長約130cm、かなり大きくて重い。持ち歩きには向かないサイズ
こちらの3パターンがラインナップされています。
この、ぬいぐるみのサイズの規格が明確化されたのは、2011年2月11日からです。
実は、抱っこサイズをMサイズ、大きい子をLサイズと呼んでいたのは、ダッフィーファンの間で自然に発生した呼び方で、公式な呼び方ではありませんでした。
この、サイズ規格の明確化には前段の話があります。
ダッフィーのLサイズは、ダッフィーがデビューした2005年から、ずっと販売しつづけているレギュラー商品です。ちょっと意外でしょ?
抱っこサイズは3,900円、Lサイズは、当時から1万円だったので、ファンにとってはちょっとお高めの憧れの品でした。
そのため、毎年11~12月頃は、自分へのご褒美や家族や恋人へのクリスマスプレゼントとして、思い切って購入する需要がありました。
ところが、2010年は、なぜか9月頃から大きい子の品薄状態が続き、10月には完売終了して、お店から大きい子がいなくなってしまったのです。
これに驚いたファンの間では、
「Lサイズがお店から消えてしまった!? もう、大きい子は販売しないの?」
という悲痛な声が飛び交いました。
その後、2010年12月に、シェリーメイの大きなぬいぐるみの販売と、ダッフィーのLサイズのリニューアルが同時に公表。
2011年2月10日に、リニューアルした大きい子が「ダッフィー Mサイズ 1万円」として、再びお店に並ぶようになったのです。
こちらが、私が所有する大きい子2体。
左が旧Lサイズ君、右が新Mサイズ君です。
どちらも、身長70cmですが、お顔をはじめ、毛質、頭や足の大きさなど、全体のバランスが全然違いますね。
旧Lサイズ君が着ているお洋服は、2009年、2010年にシーで開催されたハロウィンイベント限定ショー「ミステリアス マスカレード」(略して、ミスマス)で、ミッキーが着用していたコスチュームのレプリカです。
このイベントでは、イベント限定グッズとして、ミスマスのミッキー、ミニーのショーの衣装の、子供サイズのレプリカを販売していました。サイズは、110、130cmの2種類。当時は、このレプリカ衣装を着たお子さんが、大勢シーを闊歩していましたっけ。これの110cmが、旧Lサイズ君にピッタリなんですよ。
右側にいる新Mサイズくんは、2011年、シー開園10周年記念で販売されていた「コスチューム付きのMサイズ」君です。コス付きのMサイズ君の販売は、2020年現在まででもこの1回だけです。
ここ数年でダッフィーファンになられた方の中には、この切り替え時期を知らない方が多く、Yahoo知恵袋でも時々、
「オークションで、大きなダッフィーを入手したのですが、この子はMサイズですか? Lサイズですか?」
という質問が出てきますね。
旧Lサイズ君は、こんな子
では、旧Lサイズ君の画像を見ながら、新Mサイズ君との違いをチェックしてみましょう。
旧Lサイズ君の全身画像。
ちょっと眠そうなお顔ですね。購入は2009年の秋頃です。
旧Lサイズ君は頭がかなり大きいので、その重みでだんだん前かがみの姿勢になってきています。これは、旧Lサイズをお持ちの方の間では、共通のお悩みのようです。
旧Lサイズ君と、新Mサイズ君の、横顔の比較。
顔と耳の大きさのバランス、口元の形状がかなり違いますね。
毛質も、旧Lサイズ君は、やや長めで、毛束感がはっきりしています。新Mサイズ君は、ふわふわした素材で、毛も密集して生えています。
旧Lサイズ君の、タグのUP。
タグは、尻尾の上あたりに縫い付けられています。毛質の雰囲気もよくわかりますね。新Mサイズ君のタグは、Sサイズと同じく、左足の内側に縫い付けられています。
ダッフィーグッズに、製造番号をプリントしたタグが付きだしたのは、2009年11月からです。この旧Lサイズ君は、2009年9月頃に購入したので、時系列的にまだ製造タグはついていません。
旧Lサイズ君は、2010年夏頃まで製造が続いていたようなので、製造タグ付きの子も存在します。なので、タグの有無は、本物、偽物の判断材料にはなりません。
そもそも、ダッフィーの偽物騒動は、一番販売数が多い、Sサイズのぬいぐるみや、ぬいぐるみバッジで起こっている事件です。旧Lサイズ、新Mサイズは、Sサイズより販売数が少ないし、偽物を作る元手もかかるので、たとえ偽物を作っても割に合わないですね。
新Lサイズ君は、こんな子
ダッフィーのぬいぐるみの規格が一新されたことにより、かつて、LLサイズと呼ばれていた身長130cmの子は、「新Lサイズ 5万円」(現在は、消費税UPにより、53,000円)という名称になりました。
身長130cmのぬいぐるみは、小学1年生くらいの背格好になるので、さすがの筆者も、これはまだ未購入です。すでに、SサイズやMサイズに埋もれて生活している状態なので。(汗)
ダッフィーの故郷、ケープコッドにあるショップ「アーント・ペグズ」の入り口にディスプレイされているLサイズ君。とにかく存在感がハンパない!
お顔も、Mサイズ君とは雰囲気が違いますね。
2013年のハロウィン期間の、アーント・ペグズの店頭ディスプレイ。
当時は、お店の入り口にブースを設けて、Lサイズ君や季節のコスチュームをまとったSサイズ君たちを集めて、イベントを盛り上げるディスプレイを行っていました。
これは、2016年1~3月に開催された、「スィートダッフィー」イベントにちなんだディスプレイ。
Lサイズのダッフィー、シェリーメイに、イベント限定コスを制作して着せ、立たせてディスプレイするなど、見せ方がかなり凝ってきました。
しかし、この頃から、ダッフィーグッズの新作の発売初日の混雑がひどくなり、発売初日で売り切れが出たり、入店制限や整理券発行といった、ゲストへの時間的負担も大きくなってきました。
また、お店のディスプレイを撮影したいゲストや、買い物優先のゲストが、店内で交錯して大混雑。危険な状況が引き起こす事故を防ぐため、2017年からは、こういった大掛かりなディスプレイは行われなくなっています。
ゲストの安全のためとはいえ、なんだか寂しいですね。
いかがでしたか?
旧Lサイズ1つだけでも、これだけのドラマがあるんですね。ダッフィーの世界って、奥が深いわ~~
実は、ダッフィーには、現Lサイズよりも、もっと大きい子が存在するんですよ。近いうちに、そういった、「でかダッフィー」達を取り上げた記事も作成したいと思っています。
でかダッフィーの記事が完成しました。
https://sskumatei.com/2065.html
珍種発見! 幻の150cmダッフィー
私がディズニーに通いだすようになったのは、2007年9月21日からです。
2020年10月頃、Yahoo知恵袋の質問に「2008年頃にシーで売っていた、ものすごく大きなダッフィーのことを知りませんか?」という質問を見かけました。
2008年のシーには何度か出かけているけど、Lサイズより大きなダッフィーって、売っていたかな?と気になり、いろんなキーワードで検索をかけてみました。
すると、「身長150cmのダッフィー シュタイフとコラボ 10万円」という大きなダッフィーの画像がヒットしました。
販売時期は、2007年3月~12月頃で、年内には完売していたようです。
当時、150cmダッフィーを取り扱っていたのはマクダックスだけ。しかもショーウィンドウにディスプレイされているけど、店内には展示されておらず、買いたい人がキャストに申し出て、在庫を持ってきてもらうというシステムだったようです。だから気がつかなかったのかぁ。
ダッフィーとシュタイフ社がコラボした「シュタイフダッフィー」は、Sサイズ5万円、イヤーダッフィー(ぬいばサイズ)など数点ありますが、コラボしたデカダッフィーがあったことは、全く知りませんでした。
ダッフィーファンになって10年以上になりますが、まだまだ知らないダッフィーがいたんですね。