ディズニーチケット スポンサーパスポートは、なぜ払い戻しできないの?

皆さん、こんにちは。

コロナウィルス蔓延の影響で、長期休園していたディズニーが、7月1日にようやく再開しました。でも今のパークには、オンライン限定の日付指定チケットを購入しないと入園することが出来ません。

休園前に販売されたパークチケットは、現在、使用が保留された状態です。そして、ほとんどのチケットは、利用期限が一律、2022年3月31日まで自動的に延長されています。

2022年3月って、再来年ですよね。利用期限が一気に1年半も延長されるなんて、ディズニー太っ腹!

「あ、でも、このチケットが使えるのって、一体いつからなんだろう? だったら、一旦払い戻して現金化しようかな。」

ところが!

現金で払い戻しができるのは、裏面の表記が「1ディパスポート」のチケットだけなんです。

「え~~、私のチケットには『スポンサーパスポート』って書いてあるよ。これって、払い戻しできないってことなの? なんで~~~???」

 

と、お困りの方々のために、この記事を作成しました。実は、ディズニーのチケットにはたくさんの券種があり、券種によってディズニー側の対応が異なるのです。

今回は、チケットシリーズ第2弾「スポンサーパスポート」について、詳しく解説していきますね。

 

 

これがスポンサーパスポートの現物の画像です。この券種の真実を知らないと、使うことが出来なくなるかも?

 

 

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ディズニーの1ディチケット 実は券種がたくさんある⁉

 

ディズニーでは、1枚でどちらか1パークを1日楽しめる「1ディパスポート」(以下1ディと略す)がチケットの基本形です。

仕様は、名刺サイズの紙製で、表面はキャラクターのイラスト、裏面に、券種の区分、QRコード、チケットに関する説明、注意点がびっしり書き込まれています。

こちらが、1ディの一覧です。

 

券種(チケットの裏面に記載) 販売先 払い戻し 入園方法
1ディパスポート

パークのチケットブース

ディズニーチケットセンター(イクスピアリ1階)

ディズニーストア

オンライン(eチケ)

WEB専用サイトから手続きする

交換不要、そのまま入園できる

スポンサーパスポート

スポンサー従業員用パスポート

スポンサー企業 不可 チケットブースで内容を確認の上、再来園パスポートに交換して入園
株主優待券 オリエンタルランドより郵送 不可 交換不要、そのまま入園できる
キャストトレーニングパスポート オリエンタルランドよりキャストに無料配布 不可 入園不可

 

この表からもわかるように、スポンサーパスポートって、実は2種類あるんですよ。

●スポンサーパスポート

スポンサー企業が、無料でゲストに配布する券種。例えば、キャンペーンの景品、顧客への販売促進グッズとして。

●スポンサー従業員用パスポート

スポンサー企業が従業員とその家族に向けて販売する、割引価格のチケット。チケットの額面から500~1,000円引きで販売されることが多い。

 

スポンサー企業とは、正式には「オフィシャルスポンサー」といい、オリエンタルランドと協力してパークを支える企業群のことです。

スポンサー企業は、オリエンタルランドと契約を結び、「ロイヤリティ(商標権使用料)」を納めます。オリエンタルランド側はスポンサー企業に、商品やCMにディズニーキャラクターの使用を許可したり、スポンサーになってもらったアトラクションの中に「スポンサーラウンジ」を設ける、パークの貸し切りイベント開催の許可など、様々な特典を付与しています。

ディズニーは著作権に対して非常に厳しい企業で、社会的に信頼されている企業でないとキャラの使用を許可しません。コンビニやスーパーの商品で、パッケージにディズニーキャラを使用している商品を作っている企業は、スポンサー企業をはじめ、名の通った一流企業であることが多いです。

 

スポンサー従業員用パスポートは、スポンサー企業の従業員に対する福利厚生サービスの一面もあります。

スポンサー企業以外は、ディズニーのチケットを割引価格で販売することはできませんが、企業がオリエンタルランドが企画する福利厚生サービス「コーポレートプログラム」契約を結び、「コーポレートプログラム利用券(チケットの購入に使用できる金券)」を配布することで、結果、チケットを安く買うことが出来ます。

スポンサー従業員用パスポート、コーポレートプログラムどちらも、チケットがお安く買えるのは、その差額を企業が福利厚生費として負担しているからです。

 

 

スポンサーパスポート、スポンサー従業員パスポートの正体

 

ディズニーのチケットは、2020年4月1日に値上げが実施され、大人の1ディは、7,500円から8,200円になりました。

ディズニーには行きたいけど、チケット代って結構高い。少しでもお安く買えないかな? そう思うのが人情ですよね。

 

一方で、ディズニーのチケットを売りたい人も存在します。例えば、チケットを買ったけど、出かける予定がキャンセルになってしまったとか、懸賞でディズニーのチケットが当たったけど、出かける暇がないなど。そういう人たちが利用するのが、オークションサイトや金券ショップです。

実は、ディズニーのチケットがバーコードからQRコード(2次元コード)に変更されてから、入場ゲートも光学式の読み取り式に変更されました。スーパーのレジでバーコードを読み取るのと同じ方式ですね。

チケットを改札に通す形式から「かざす」形式に変わったことで、チケットに使用済みのパンチ穴が開かなくなり、見ただけでは使用、未使用が判別できなくなってしまったのです。

そのため、ほとんどの金券ショップはリスクを恐れて、ディズニーのチケットを買い取らなくなりましたが、オークションサイトでは、相変わらずディズニーチケットがたくさん出品されています。

 

オークションサイトで出品されているチケットで多い券種が、スポンサーパスポート、スポンサー従業員用パスポートです。

世間には懸賞でいろんなものを当ててそれを転売する「懸賞マニア」という方々がいます。その懸賞でGETできるのが「スポンサーパスポート」。懸賞マニアにとってディズニーのチケットは、高値で確実に売れるとても効率の良い商品なので、皆さん、本気でで狙ってきますね。

懸賞を企画した企業にしたら、プレゼントするチケットは、懸賞に当選した本人に使って欲しい。でも現実は、スポンサーパスポートの多くが転売されていて、懸賞とは関係のない第3者がパークを訪れているのです。

 

「スポンサー従業員用パスポート」は、スポンサー企業の従業員が買える券種ですが、スポンサー企業の社員が全員、ディズニー好きとは限らない。もちろん、家族用に買う方もいますが、転売目的でスポンサー社員パスポートを買う方は意外と多いのです。

例えば、家族でディズニーに行くという名目で、スポンサー社員パスポートを割引価格で購入。そしてチケットをオークションに出品する。

スポンサー従業員用パスポートは、額面から割引価格で購入できるので、額面で落札されてもいくらか儲けは出ます。枚数を販売すれば、いいお小遣い稼ぎになるわけですね。

 

ということで、今回のディズニーの臨時休園関連で、販売済のスポンサーパスポート、スポンサー従業員用パスポートを持っている人は、必ずしもスポンサー企業の社員ではない。その事実は、オリエンタルランド側も百も承知です。

だから、スポンサーパスポート、スポンサー従業員用パスポートは、現金での払い戻し不可、現地のチケットブースで内容を確認してから再入園パスポートに交換という形式にしたのです。

 

あなたが持っているこの券種が、正当なルートで入手したものなら、安心して通常営業が再開するまで温存してください。

そうではないルートからの入手、例えば、金券ショップ、メルカリ、つてを頼っての譲渡だったら、チケットブースで交換する際に、「お客様、このチケットはちょっと・・・」と言われるかもしれません。

 

 

こちらは、ランドの新ゲートの、有人のチケットブースです。

ディズニーは現在、チケットのオンライン化を強力に進めていて、すでに2019年春頃には、オンライン販売のeチケット、コンビニ販売が主流になっていました。

新ゲートのチケットブースも、自動販売機がメインで、有人のチケットブースはたった3窓口。まぁ、普通のゲストは、ここを使う機会はほとんどないと思います。

今後、パークが通常営業に戻った時、スポンサーパスポートを持ったゲストは、この有人窓口で再入園パスポートに交換することになりますが、多分、ものすごく混むと思います。その分、入園時間が遅れて、パークでの予定がぐちゃぐちゃになるかも?

 

 

スポンサーパスポートを見たら、泥棒と思え⁉

 

 

先の項目で、スポンサーパスポート、スポンサー従業員パスポートの実態について、詳しく解説しました。

この2つの券種が、現金での払い戻しに対応していないのは、おそらく以下の点が問題と思われます。

 

●チケットを販売する時の割引額が、スポンサー企業によって異なる

●不正譲渡、転売が多い券種

 

スポンサーパスポートは、本来、企業が顧客などに無料で配布する「ご招待券」です。

スポンサー従業員用パスポートは、スポンサー企業が従業員向けに500~1,000円引きで販売する「ご優待券」です。どちらもチケット代金や差額は、企業側が身銭を切って出しています。

その身銭が、不正譲渡や転売によって、企業と全く関係のない第三者の恩恵になっているわけですから、企業側にしたら、これは集団詐欺に遭っているようなものですよね。

そういった現状は、オリエンタルランド側は百も承知です。だから、スポンサーパスポート、スポンサー従業員パスポートは「頭から不正取得だと疑え!」とばかりに、一般の1ディとは完全に扱いを区別したのです。

 

先にも書いたように、正式のルートで取得したスポンサーパスポート=応募者本人、スポンサー企業の従業員とその家族が取得したスポンサー従業員パスポートは、いずれも出どころが確かなチケットですから、通常営業が再開したら、堂々と再入園パスポートに交換して入園してください。

 

そうでない入手経路のスポンサーパスポート、スポンサー従業員パスポートを持っているゲストは、多少、びくびくしながら、通常再開を待つことになります。または、チケットのことはすっぱりあきらめて使わない。

今回のコロナウィルス騒動でディズニーがこんなことになるなんて、誰も想像もしませんでした。でも、現実には、未曽有の事態が起こってしまった。世の中、いつ、何が起こるかわからないって、まさにこのことですね。

 

これで、皆さん、スポンサーパスポート、スポンサー従業員パスポートについて、一通りの知識は得たと思います。

これからは、お友達や知り合いがそういったパスポートに手を出そうとしていたら、全力で止めてくださいね。自分と同じ目に遭わないためにも。

 

 

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